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仮想通貨 _ 今のお金の発行の仕組みをそのままに、いくら新しい技術を導入しても根本的な問題は解決しない
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/196.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 6 月 20 日 18:26:50: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: エンデの遺言 利子ゼロの政府紙幣・地域通貨の時代が来た 投稿者 中川隆 日時 2020 年 5 月 22 日 06:09:43)

仮想通貨 _ 今のお金の発行の仕組みをそのままに、いくら新しい技術を導入しても根本的な問題は解決しない


大西つねきの週刊動画コラムvol.11_2018.1.29:仮想通貨とブロックチェーン



毎週月曜更新、大西つねきの週刊動画コラム。今週はコインチェックの問題を受けて、仮想通貨とブロックチェーンについて話しています。今のお金の発行の仕組みをそのままに、いくら新しい技術を導入しても根本的な問題は解決しません。
 

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コメント
1. 中川隆[-12314] koaQ7Jey 2020年6月20日 18:35:57 : jU1SQhxW6E : MFBMV044VTdHUHM=[3] 報告
「日本の未来を考える勉強会」ー貨幣と経済成長ー ビットコイン・仮想通貨の話
平成30年3月7日 講師:評論家 中野剛志



2. 中川隆[-12313] koaQ7Jey 2020年6月20日 18:39:52 : jU1SQhxW6E : MFBMV044VTdHUHM=[4] 報告

米国が裏で操るビットコイン価格、200万円から30万円まで売り崩したCIAの戦略とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/665.html

ビットコイン高騰は人民元からお金が逃げ出している
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/453.html

ビットコインの暴騰・暴落 _ 自国通貨が信用できない人間がバブルを作り、日本人が本気になって買ったらバブル崩壊
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/314.html

3. 中川隆[-12312] koaQ7Jey 2020年6月20日 18:54:31 : jU1SQhxW6E : MFBMV044VTdHUHM=[5] 報告
中野剛志 _ アメリカで大論争の「現代貨幣理論」とは何か
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/314.html

中野剛志 「没落について」 グローバル資本主義を超えてII
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/338.html

「昭和恐慌」招いた井上準之助の愚行
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/883.html

4. 中川隆[-12311] koaQ7Jey 2020年6月20日 19:07:12 : jU1SQhxW6E : MFBMV044VTdHUHM=[6] 報告
大西つねきの週刊動画コラムvol.12_2018.2.5:仮想通貨補足


5. 2020年6月23日 08:11:55 : SdKRyXdLoU : YWNCOS4wZ0FhbTY=[20] 報告
ジム・ロジャーズ氏: 仮想通貨の価値はゼロになる
2020年6月22日
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11211

ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを立ち上げた著名投資家ジム・ロジャーズ氏がビットコインを勧めない理由を説明している。結論だけ見ればありきたりだが、その理由が面白かったのでここで紹介したい。

ロジャーズ氏の論じる暗号通貨

紹介するのは週刊朝日によるロジャーズ氏のインタビューである。インタビューはありきたりな結論から始まる。

私は、ビットコインに代表される仮想通貨(暗号資産)は、いずれ衰退し、すべてがゼロになるだろうと考えている。

しかしロジャーズ氏がそう考える理由はありきたりではない。

ロジャーズ氏は何故暗号通貨を買うことを勧めないのだろうか? その理由は「暗号通貨は法定貨幣とは違って政府の保証がないから」などという馬鹿げたものではない。米ドルにも日本円にも「保証」などない。仮にその価値が暴落しても(あるいは政府がそれを故意に暴落させても)政府は何も保証してくれはしない。

株式市場に先駆けてリスクオフする為替市場 ドル円下落の理由
かつては紙幣は金や銀などと交換することができた。しかし現在流通しているドルや円は政府が何とも交換することのない不換紙幣である。「何もしない」ということが不換貨幣のそもそもの意味である。保証も何もあるはずがない。政府は逆に紙幣印刷でそれを暴落させることはするだろう。

法定通貨が政府の「信用」で成り立っていると主張する人々もいるがこれも完全な間違いである。信用とは基本的に将来何かしてくれるかどうかという意味である。したがって紙幣における信用とは「紙幣を持っていけば政府が何か(例えばゴールド)と交換してくれる」信用があるという意味であり、何とも交換してはくれない不換紙幣にはそもそも信用という概念さえ存在しない。

円やドルはファンダメンタルズで考えれば金本位制を廃止した時点で価値がゼロになっていなければおかしいのである。(あるいは紙としての価値は残るだろう。)現在の法定通貨は信用ではなく、単に完全なバブルによって成り立っている。

法定通貨はバブルか?

ドルが金と交換できなくなってからしばらくになる。以下の記事では金本位制が廃止された瞬間のウォール街の様子をレイ・ダリオ氏が振り返っていた。

レイ・ダリオ氏、「現金がゴミ」になったニクソンショックの経験を語る
それ以来法定通貨は単にバブルである。そう考えていたのが筆者の基本的なスタンスだが、ロジャーズ氏はもう一歩踏み込んで面白い説明をしている。

ロジャーズ氏は「法定通貨」というものの歴史を説明している。

これは、マネーの歴史をひもとけばわかることだ。わずか100年前までは、私たちは自分たちの好きなものをマネーとして使うことができた。コインでも、金でも、銀でも、貝殻でもよかった。

また、市井の銀行はそれぞれ自分の紙幣を発行していた。銀行とはもともとゴールドなどを預ける倉庫のようなものであり、紙幣を渡せば銀行からゴールドを取り出せるというのが紙幣の存在意義だったのである。

しかしその状況も一変する。この「紙幣発行」ビジネスがイギリスで法律によって1社独占の状態となったのである。

ところが、1930年代半ばの英国で、イングランド銀行が「これからは我々のマネー以外をマネーとして使ったら、それは反逆行為だ」と言いだした。反逆行為とは「死刑にする」という意味だ。だから、誰もイングランド銀行が発行するマネー以外を使うことをやめてしまった。

そうして日本では日本円を、アメリカでは米ドルを、イギリスでは英ポンドを使うようになった。「ゴールドを引き出せる」という本来の約束を政府はいつの間にか無かったことにしてしまったが、それでも人々は円やドルを使い続けている。それは法定通貨に政府の信用があるからではなく、国民が馬鹿だからである。厳しいようだが事実だろう。

法定通貨の裏付け

しかしロジャーズ氏によると法定通貨にも政府による裏付けがあるようである。そしてそれこそが、ロジャーズ氏が暗号通貨は生き残ることができないと考える理由である。ロジャーズ氏はこう語る。

もし仮想通貨が現在のようなギャンブルの対象ではなく、本物のマネーとして成功するようになったら、政府は仮想通貨を違法な存在にして排除するようになるだろう。

仮想通貨がいずれなくなると私が考えているのは、政府という権力が持つ「武力」という裏付けがないからだ。

あまりに明確でしかも正しい指摘である。そして暗号通貨にはその「裏付け」がないのである。

こうして人々は法定通貨を持ち続けることになるのかもしれない。自分の頭で考えない人々には朗報かもしれない。何も考えずに財布に紙切れを入れ続けることができる。

しかしレイ・ダリオ氏によれば、そうでもないようである。世界最大のヘッジファンドを率いるダリオ氏は20世紀以前に衰退した過去の基軸通貨の研究を始めている。

世界最大のヘッジファンド: 量的緩和で暴落した世界初の基軸通貨
世界最大のヘッジファンド: 大英帝国の基軸通貨ポンドはいかに暴落したか
次はドルや円やユーロの番だとダリオ氏は言いたいのだろう。わたしは一番先に落ちるのはユーロだと考えている。

新型コロナによる世界恐慌でユーロが下落する理由
量的緩和や現金給付が何かを救うことはない。コロナはそれを現実にしてしまうだろう。

世界最大のヘッジファンド: 政府が金融危機から守ってくれると思うな
米国の5月小売売上高は4月から回復 GDPはどうなるか

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11211

6. 中川隆[-12250] koaQ7Jey 2020年6月24日 04:12:40 : 6DMAcH498w : YVZGVE5NNDQyWXM=[1] 報告
アメリカに壊滅させられたスイスのプライベート・バンキング
2020年6月23日
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11249

前回の記事では暗号通貨が本当に普及すれば政府がそれを壊滅させるというジム・ロジャーズ氏の主張を取り上げた。

ジム・ロジャーズ氏: 仮想通貨の価値はゼロになる

しかしこれは主張ではなく史実である。金融業界の人間ならば誰でもそれを知っている。それは2008年にスイスの銀行業に既に起こったことだからである。今回の記事ではそれを取り上げたい。

スイスの銀行業

スイスの銀行の歴史は古い。大手であるUBSの設立は1862年、クレディ・スイスの設立は1856年である。スイスの銀行家の歴史自体は更に1700年代まで遡る。企業買収などを補助する投資銀行業を主とするアメリカの投資銀行などとは違い、スイスにおける銀行業のメインは顧客の資産を管理することだった。

中でも特に富裕層の資産を管理する部門はプライベート・バンキングと呼ばれ、スイスの銀行の中軸となっていった。顧客のために相場を張って利益を上げるヘッジファンドなどとは違い、プライベート・バンキングの目的は資産の防衛であり、利殖ではなかった。何から資産を守るのかと言えば、その相手は政府である。

程度の差はあれ、各国政府は自国民の資産をある程度好きなようにしている。ただ、多くの国民はそれに気づいていないだけである。金本位制の廃止とは中央銀行が国民から預かっているだけの金を国民に返却しない宣言であることはこれまでの記事で説明している通りである。

レイ・ダリオ氏、「現金がゴミ」になったニクソンショックの経験を語る
金本位制とは国民がゴールドを中央銀行に預けていた時代のことである。それは紙幣を中央銀行に持っていけば返却されるはずだったのだが、いつの間にかゴールドは返ってこないことになった。それで誰も文句を言っていないのである。

そして国民から奪われたまま返ってこない資産が何処に行ったのかと言えば、例えば東京の真ん中に巨大な便器を打ち立てるために使われたのである。


出典:産経新聞
この便器は1,569億円もしたのだが、これが本当に欲しかった日本国民がどれだけ居るのだろうか? 仮に居るとすれば手を挙げてほしいものである。筆者はこれが欲しかった日本人にこれまで会ったことがない。それでも便器は作られるのである。何故だろう。

政府からの資産防衛

「スイスの銀行」、あるいはプライベート・バンキングと言えば富裕層だけを相手に金持ちをもっと金持ちにすることに従事しているというイメージが先行しがちだが、実際には多くのプライベート・バンカーは上記のような政府への正当な不信感から顧客の資産を防衛使用とする意識が強く、一般のイメージと彼らの意識はかなり異なっている。それは負債の少ない国家を作り上げたスイス人の気質とも重なっている。

そして何より、別に彼らは富裕層以外を助けたくなかったわけでもない。実際には富裕層以外に顧客を広げることが出来ないのである。プライベート・バンキングのビジネスを大々的にすべての国民に提供すれば、確実に政府に潰されてしまう。便器が作れなくなるからである。そうしてプライベート・バンキングは少数の顧客でも商売が成り立つように極一部の人々の資産防衛に従事する産業となっていったのである。

スイスに対するアメリカの恫喝

政府とプライベート・バンキングの間にはこうしてある程度の均衡が出来上がっていた。2008年までは、脱税は犯罪でも資産を政府に公開しないことは事実上許容されており、銀行にもよるが5億円から10億円の資産があればスイスに行って自国の政府に情報が漏洩しない銀行口座を作ることができた。

状況が変わったのは2008年のリーマンショックによって先進国経済が深刻なダメージを負ってからである。経済がある程度回っている間は便器を作りたい人も便器を作られたくない人も双方納得できるような妥協が作られていたが、全体のパイが縮小すると人類は本格的に資産の奪い合いを始める。レイ・ダリオ氏が指摘している通りである。

世界最大のヘッジファンド: 共産主義の悪夢が資本主義にのしかかる
ことの発端はブラッドリー・バーケンフェルド氏というジュネーブのUBSのアメリカ人従業員が内部情報をアメリカに売ったことに始まる。バーケンフェルド氏は同僚の銀行員を告発すると同時に、その告発によって得られる税収の一部をアメリカから受け取る契約を交わし、しかも自分の罪状に関しては免除するように厚かましくも求めたが、アメリカは最後の要求は蹴ってバーケンフェルド氏を刑務所に放り込んだ。しかし密告者に税収の一部を渡すという契約は守った。同じような銀行員が今後も出てくるようにするためである。

同時にUBSはアメリカ政府にアメリカ国民の顧客情報を渡すように迫られていた。UBSは渋ったが、UBSの従業員を刑事告発して刑務所に放り込むというアメリカの脅しに対して服従するほかなかった。

UBSは7億8,000万ドルの罰金を支払った上にアメリカ人顧客の情報を開示させられることを余儀なくされた。アメリカは更にスイスに対して、スイスにあるすべてのアメリカ人の銀行口座をすべて毎年アメリカに報告するFATCAと呼ばれる制度に同意することを迫った。スイス議会はこれを2度否決した後にアメリカの要求を飲んだ。世界一の軍事力を持つアメリカに対して小国スイスに出来ることはなかった。ロジャーズ氏が政府は「武力」を持っていると言ったのはそういう意味である。

ジム・ロジャーズ氏: 仮想通貨の価値はゼロになる
こうして長い歴史を持つスイスの銀行業の秘匿性は、アメリカ人とアメリカ政府の手によって終わりを告げた。アメリカ政府はこれをアメリカ人のためにやったわけではない。FATCAのお陰でアメリカ国外の金融機関はアメリカ人に対して口座を提供することを拒否するようになった。アメリカの軍事力を恐れてのことである。このためにアメリカ人は国籍を捨てない限り実質的に海外に口座を持てない状態にある。これがアメリカ国民のための処置なのだろうか? 政府はただ国民の資産を囲いたいだけなのである。金づるをみすみす逃す理由があるだろうか。

結論

2008年以来、こうした状況は各国に広まっている。今ではOECDが主導しているAEOIという制度によって日本人でもスイスに口座を開くと自動的に日本政府に通知が届く。OECDは利権の源泉である税収を世界的に増大させるために各国の政治家や官僚が談合したものであり、彼らが反グローバリズムに反対するのも当然のことである。

イギリスのEU離脱でOECDと財務省が化けの皮を剥がされる
暗号通貨の保有者の大半が理解していないのは、自分が何と戦っているのかということである。身分証明証を持って取引所で暗号通貨を買うことほど意味の分からない行為はない。それは政府にとって現金より追跡しやすく、他のコモディティより価値がないのである。筆者は金本位制を廃止した後の法定通貨を何の価値もない紙切れと呼んだが、これらの人々は政府の管理する何の価値もない紙切れから、政府にとってより管理しやすい何の価値もないビット列に逃げようとしている。理屈に合わないのである。

大半の人々が暗号通貨の使い方を間違っている一方で、スイスの銀行業のやったことを全国民に広げようとしたのがサトシ・ナカモト氏ら創業期のハッカーらの目的である。そしてその技術革新は今も続いている。

本来のやり方で暗号通貨を使う本当のハッカーたちは、スイスの銀行業界が敗北した相手と本気で戦うことになる。今は規模が少ないために見逃されているが、普及すればするほど当局は本気になってくるだろう。その難しさを知っている人間はその状況を楽観することがない。ロジャーズ氏の言っていることはそういうことなのである。

このように、世界経済が沈み始めてから当局は必死に国民の資産を囲おうとしている。日本で日本政府が必死に普及させようとしているマイナンバーはそうした目論見の延長である。筆者は日本の課税は既に理不尽なレベルに達していると考えているが、日本国民がマイナンバーを受け入れれば政府は国民の口座を直接管理できるようになり、政府が勝手に膨らませた債務を国民に無理やり肩代わりさせることが可能になるだろう。日本国民はこれから更に理不尽な課税を受けることになる。

世界最大のヘッジファンド: 政府が金融危機から守ってくれると思うな
スイスの銀行業界がそうなったように、それは徐々に来ることになる。日本国民が納得しないような課税であっても、政府がボタン1つで銀行口座から自動でお金を引き落とせるような時代が来ようとしているのである。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/11249

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