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新型コロナウイルス、脳への影響が明らかに=英研究
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投稿者 中川隆 日時 2022 年 3 月 13 日 03:28:28: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: コロナ軽症でも残る後遺症 投稿者 中川隆 日時 2021 年 6 月 17 日 09:53:33)

新型コロナウイルス、脳への影響が明らかに=英研究
2022/3/11
https://nordot.app/874951222060892160

新型コロナウイルスに感染すると脳に変化が起こる可能性があることが、イギリスなどの研究で明らかになった。

研究チームは、感染前後のMRI(磁気共鳴断層撮影)の画像にかなりの違いを発見した。

軽症の場合でも、脳全体の大きさがわずかに縮小し、嗅覚と記憶に関連する部分の灰白質が減少していたという。

研究者らは、この変化が永続的なものかどうかは分からないものの、脳は回復する可能性があると強調している。


今回の研究は、学術誌「Nature」に掲載されたもの。

研究を主導した英オックスフォード大学ウェルカム統合神経画像センターのグウェネル・ドゥオー教授は、「私たちは主に軽度の症状について研究していたので、患者と非感染者を比較した時に、脳にいくらかの差異が実際に生じていたことや、脳の変化の度合いを見ることができたのは、かなり意外だった」と述べた。

イギリスのUKバイオバンク計画では、15年間にわたり50万人の健康状態を追跡調査してきた。パンデミック前のスキャン画像の記録も残っている。そのため、新型ウイルスが健康にどのような長期的影響を与えるのか、研究できる貴重な機会を得ている。

研究チームでは、バイオバンクの対象者について、以下の調査を行った。

新型ウイルスに感染した401人について、感染から平均4カ月半後にMRI検査を受けてもらった
COVID-19に感染していない384人についても、同様にMRI検査を施した
その結果、以下のことが明らかになったという。

COVID-19に感染したことのある対象者の脳全体の大きさは、0.2〜2%収縮していた
脳のうち、嗅覚をつかさどる領域や、記憶に関する領域の灰白質が減少していた
最近になって新型ウイルスの症状から回復した人は、複雑な知能タスクをこなすのに少し苦労していた
しかし、この変化はもとに戻せるものなのかどうか、また、本当に心身の健康や快適な生活に影響する変化なのかどうかは、まだ分かっていない。

ドゥオー教授は、「まず、脳は本当に可塑(かそ)的、つまり、自己治癒力を持つということを念頭に置く必要がある。時がたてば、感染による有害な効果が緩和する可能性は十分にある」と指摘する。

灰白質の減少は特に、脳の嗅覚領域で顕著だった。しかし、ウイルスがこの領域を直接攻撃するのか、それとも新型ウイルス感染者が嗅覚を失ったことで嗅覚領域が使用されなくなった後、細胞が死滅するのかは不明だ。


また、新型ウイルスのすべての変異株が、このような損傷を引き起こすのかどうかも分かっていない。

このスキャン調査は、本来の新型ウイルスとアルファ株が流行し、嗅覚と味覚の喪失が主な症状だった時に実施された。

しかし、最近になってオミクロン株に感染した人からは、味覚・嗅覚喪失の報告は劇的に減っている。

UKバイオバンクの主任研究者を務めるナオミ・アレン教授は、「今回の研究によって、新型ウイルス感染が認知機能や、「ブレイン・フォグ」と呼ばれる症状、脳の他の領域に及ぼす影響について、あらゆる質問が浮かび上がり、その結果、他の研究者が追跡調査できるようになった。特に、これらの影響を軽減する最善の方法の研究に集中できる」と語った。

ユニヴァーシティ・コレッジ・ロンドン神経学研究所のデイヴィッド・ウェリング教授も、COVID-19以外の健康関連の習慣が、今回の研究で脳に見られた変化に寄与している可能性があると指摘する。

「認知機能の変化も小さなもので、日常的な機能との関連性は不明だ。また、この変化は必ずしも全ての感染者に見られるものではなく、より最近の変異株とは関係ない可能性もある」

嗅覚を取り戻す訓練を、ある感染者の体験


ポーラ・トタロさんは、2020年3月に新型ウイルスに感染した際、嗅覚を失った。

「においが分からなくなった時は、泡か真空の中で生きているようでした。本当に世界から隔絶されているようでした」と、トタロさんはBBCニュースに語った。

トタロさんはその後、味覚や嗅覚を失った人の支援を行っている慈善団体に連絡を取り、嗅覚の訓練を始めた。

「訓練で何をするのかというと、1日に2回、定期的に、ほとんど信仰のように、ものの匂いをかぎ、鼻に十分吸い込んでから、何をかいだのかを考えるというものでした」

「そうやって、外の世界にあるものと自分の脳や考えにあるものをつないで、訓練していくんです」

トタロさんは現在、嗅覚のほとんどを取り戻した。しかし今でも、匂いのかぎ分けには苦労するという。

「嗅覚が戻ってきたのはうれしいですが、全快していないのは不安です。そういう複雑な気持ちです」

https://nordot.app/874951222060892160  

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コメント
1. 中川隆[-12501] koaQ7Jey 2023年6月14日 07:46:42 : YjzNWkdknk : UHdHMzdZTVlLbXM=[4] 報告
<■70行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
46歳男性「脳の霧」で働けず…「まさか自分が」コロナ後遺症7割が仕事に影響中
2023年6月13日 12時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/255283?utm_source=newsshowcase&utm_medium=gnews&utm_campaign=CDAqEAgAKgcICjDYq6oLMNi2wgMwydDMAQ&utm_content=rundown

<連載>後遺症は今も コロナ後を考えるA
 「しんどい」。スマートフォンやパソコンの文字が読めない。ぐらぐら動いているように感じ、意味が頭に入らない。思わず目を背けた。さいたま市の会社員、孝さん(46)=仮名=は、認知機能が低下する「ブレインフォグ(脳の霧)」に半年間苦しんだ。新型コロナウイルスの後遺症の一つとして知られる症状だ。
◆会話、メールが理解できなくなり
「働けないことがつらく、焦りばかりが募った」と話す孝さん=さいたま市で
「働けないことがつらく、焦りばかりが募った」と話す孝さん=さいたま市で

 医療系の会社で営業職のエリア責任者を務め、車で取引先を駆け回っていた2022年2月、感染。現場に復帰したのは、決算や来期の事業計画を提出する年度末の繁忙期だった。
 ところが「仕事での会話、書類やメールの文字が理解できない。計算した数字が合わない」。電話を取っても話の意味が理解できず、何度も聞き返した。事業計画書は「全力投球で作ったはずが、最低レベル。使い物にならなかった」。
 学生時代はサッカー部で、体力には自信があった。「まさか後遺症になるなんて。自分が一番驚いた」。脳の異常で、このまま認知症になってしまうんじゃないか―。そんな恐怖に襲われた。後遺症と診断され、医師から「運転はやめ、軽い勤務に変えてもらって」と告げられた。妻と就学前の幼い娘2人との生活は自分の肩にかかっている。目の前が真っ暗になった。
◆外見でわからず「元気そう」
 結局、約4カ月間休職。「いつ戻れるのか」と会社側から毎月聞かれたが、答えようがなかった。休職中はブレインフォグだけでなく、歩くたびに足に痛みが走り、痛みは背中や腰にも。目まいがひどく、体をかがめただけで床に倒れ込んだこともあった。内科、眼科、整形外科などを回って検査を受けたが、原因不明。医療費だけがかさんだ。
 昨夏、午前中だけの時短勤務で復職し、内勤にしてもらった。外見で分からないので「元気そう」と同僚に声をかけられ、ショックだった。今も体の痛みや目まいなどの症状を抱える。
◆解雇・廃業に追い込まれた人も
 仕事ができなくなり、経済的な危機に直面する人は後を絶たない。国の統計はないが、患者の約7割が、仕事に影響を受けているというデータもある。
 後遺症外来を設けるヒラハタクリニック(東京)によると、発症時に仕事をしていた患者3307人のうち、1402人が休職に追い込まれた。解雇・退職・廃業は320人。制限勤務や在宅勤務などを含めると、2277人(68.9%)もの多数に影響が及んでいた。
 「後遺症は個人差があり、職場でも理解されにくい。患者同士で情報交換できる場があれば、気持ち的にだいぶ楽になると思う」と孝さん。「コロナが『5類』になっても、誰でも後遺症になり得るし、苦しむ人が大勢いる。国や企業は後遺症の問題を終わったことにせず、対策してほしい」
 新型コロナウイルス感染症の後遺症(罹患=りかん=後症状) 世界保健機関(WHO)は「少なくとも2カ月以上持続し、また他の疾患による症状として説明がつかないもの」と定義。国の患者数の統計はなく、確立された治療法もない。メカニズムも不明な点が多く、自己免疫の異常▽ウイルスやそのかけらの残存▽ウイルスが引き起こす微小血栓(血の塊)の影響—といった原因が指摘されている。

 ◇
 今も新型コロナの後遺症に苦しむ患者がいる。感染症法上の位置付けが5類に引き下げられ、進む「脱コロナ」。自分も後遺症になった記者が当事者、医師の声を伝え、今後のあり方を考える。(神谷慶、出田阿生)

【関連記事】@28歳女性、コロナ後遺症で退職「理解されず、つらい」
【関連記事】(6月14日正午公開予定)B「感染者の約1割は後遺症の治療が必要」 6000人以上を診察した医師は警鐘を鳴らす
【関連記事】2年たっても味覚と嗅覚が…記者が悩まされるコロナ後遺症 5類移行で「明けた」周囲とのギャップに困惑
【関連記事】(6月15日正午公開予定)48歳の記者は「一気におばあさんになった」 徹夜明け、二日酔いや車酔いが続いているような

https://www.tokyo-np.co.jp/article/255283?utm_source=newsshowcase&utm_medium=gnews&utm_campaign=CDAqEAgAKgcICjDYq6oLMNi2wgMwydDMAQ&utm_content=rundown

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