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(回答先: 日本円と日本の物価は異常に安過ぎる _ 1ドル=50円 が適正価格 投稿者 中川隆 日時 2021 年 11 月 22 日 06:49:20)
政府の物価調査は値上げしない品目だけ調査
2021年12月24日
牛丼物価が上昇中 日本でもインフレ
現在は388円 (税込 426円)
画像引用:http://honkawa2.sakura.ne.jp/4719.html 図録▽消費者物価指数(年次推移のこれまで)
政府の物価調査は値上げしない品目だけ調査
欧米ではインフレが社会問題になり、アメリカやドイツでは前年比6%消費者物価が上昇しています。
対する日本は前年比0.1%だが、身の回りの生活商品に値上げが目立っている。
食料品全般で値上げが続き、お菓子類はまた値段同じで量を減らすステルス値上げをしている。
ガソリンの値上がりは目を覆うほどで、数年前1L130円台だったのが170円台になっている。
だがこうした「価格変動が大きい商品」を政府は除外しているので、前年比0.1%という荒唐無稽な上昇率になる。
調査品目は例えば「米、即席めん、アンパン、スパゲティ」などだが、コシヒカリや正麺など付加価値があってはならない。
米なら一番低価格な米、ラーメンならチキンラーメンなど数十年前から存在し、大きな変更がないものが対象になる。
これだとコンビニで「新発売」と書かれた商品や、ほとんどの売れ筋商品は調査から除外されるでしょう。
食品以外では「家具、冠婚葬祭費、子供服、給湯器、クリーニング代」など多岐にわたるが、やはり付加価値がない最も安いもので比較する。
今回のテーマの牛丼も物価調査に含まれていて、「なにも付加価値がないただの牛丼」は21年11月に452円だそうです。
牛丼最安値は2010年の250円戦争で、牛丼チェーン3社が生き残りをかけて安値を競っていました。
なお物価調査の「牛丼」はチェーン店以外も含むので、すき家とかより高くなっています。
牛丼は景気に敏感
世界ではビッグマック指数が経済の標準になっているが、日本では牛丼価格がもっとも経済実態を反映していると思います。
牛丼並み価格は1970年台には300円だったのがバブル景気に乗って400円になり、バブル崩壊で2001年に280円になった。
牛丼が注目されはじめたのはこの頃で、デフレ不況下で安い外食としての需要が高まった。
2006年の小泉景気の頃に380円に回復したが、リーマンショックで280円になり、消費増税のたびに価格下落した。
現在牛丼チェーン並盛りは380円から400円に値上げしようとしていて、インフレが来ているのが分かる。
牛丼チェーン3社の売り上げは2020年に少し落ち込んだが、他の業態と比べて打撃は無しに等しかった。
21年に牛丼3社の売り上げは急回復し、在宅需要を取り込んで再び「デフレ外食の王者」の貫録を見せている
売上はそう悪くないが、円安と輸入牛肉の高騰で肉の材料費が1.7倍になった。
と言っても牛丼1杯の具は100ℊ程度で肉としては数十グラム、肉の輸入単価は50円にも満たないでしょう。
加えて国内の人手不足からバイトの時給を値上げし、他のコストも値上がりしたので「うちも値上げするか」という事のようです。
みんなが値上げした時に値上げすれば目立たないが、1人だけ値上げしたら客離れを起こしやすいからです。
こんな風に政府の物価調査とは関係なく、日本にもインフレの波が近づいています。
https://www.thutmosev.com/archives/87402558.html
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