http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1264.html
Tweet |
(回答先: 金融緩和や財政出動をするとこういう結果になる 投稿者 中川隆 日時 2021 年 4 月 01 日 05:42:04)
「子供に10万円給付」で「なぜ、独身者ばかり負担が多くならなくてはいけないのか」
公明党「子供に10万円給付」で独身者「我々は負担ばかり」の不満
11/8
https://news.yahoo.co.jp/articles/88926f6e325722277506cca96741363c46d7f866
NEWSポストセブン
公明党の案を丸飲みか(時事通信フォト)
自民党と公明党は、先の衆院選での勝利を受け、大規模経済対策をまとめるための協議を本格化させていく見込みだ。岸田政権下では初めての経済対策となっているが、注目されるのは公明党が実現を求める「18歳以下の子供への1人10万円給付」の行方だ。自民党内からも容認論が浮上する一方で、給付の対象とならない世帯からすれば不公平感が拭えず、疑問の声も聞こえてくる。
18歳以下の子供への1人10万円の給付は、公明党が衆院選の公約で「未来応援給付」と題して掲げたものだ。対象となるのは約2000万人、必要な予算額は約2兆円と見込まれている。「先の衆院選での与党の勝利には、公明党支持層の組織票の力が大きかっただけに、岸田文雄首相としても公明党の要求に対して一定の配慮をする必要がある」(自民党関係者)とみられている。
ただ、給付の“対象外”となる層からは、不満や疑問の声があがる。都内在住の会社員である30代独身男性はこう話す。
「少子化が大きな社会問題なのはわかるけど、子供のいる世帯ばかりが給付の対象になるのは、正直言って納得がいかない。今年、子供が生まれた会社の同期からは、東京都の出産応援事業として育児用品などの購入に充てられる『10万円相当のポイント』がもらえたという話を聞きました。子供ができれば東京都から10万円がもらえて、そのうえさらに国からも10万円が給付されるというのは、独身の人間からすれば不公平に感じるのが当然でしょう」
日本の各種制度は、「夫婦+子供」を基本とした設計となっていることが多いため、独身者が“冷遇”されていると感じるケースは少なくない。
「配偶者控除だとか、扶養控除だとかがあって、同じ給料をもらっていても結婚して子供がいるほうが手取りは多くなるわけでしょう。会社の健康保険料にしたって、結婚して扶養する家族も加入している人と独身の人間が払う保険料は同じ額。それって独身者が、他の人の結婚相手や子供の健康保険料まで負担しているような話じゃないですか。なぜ、独身者ばかり負担が多くならなくてはいけないのか」(前出・30代男性)
厚生年金保険料についても、同様の構図があると言えるだろう。会社員の配偶者が専業主婦・主夫の場合、年金保険料を払わないでも国民年金の加入期間として扱われる「第3号被保険者」の制度がある。“年金制度にタダ乗りしている”などと揶揄されることがあるが、実際には第3号被保険者の保険料は「独身者を含めた会社員全体」が負担していると言えるのだ。ベテラン社労士が解説する。
「1985年の年金改革で第3号被保険者の制度をつくることが決まりましたが、この時に会社員が払う厚生年金の保険料率が10.6%から12.4%へと、約2割も引き上げられたのです。つまりは、専業主婦の国民年金の保険料を、独身のサラリーマンも負担するという構図になったわけです」
「夫婦+子供」の世帯がほとんどならばまだしも、平成27年国勢調査によれば、一般世帯のなかで最も多いのは世帯人員が1人の「単独世帯」で約1841万世帯。一般世帯の34.6%を占める。「夫婦と子供から成る世帯」は約1428万世帯(同26.9%)だ。そうしたなかで支援が子育て世帯に偏れば、さらなる不満を呼び起こしかねない。
公明党の山口那津男代表は18歳以下の子供に10万円を給付する理由について「新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、子育て世帯は食費や通信費など出費が増加している」などと説明してきたが、政策実現に向けて動くにあたって、幅広い層から納得の得られるを説明ができるのか、注視していく必要があるだろう。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。