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民主主義より武士が統治する封建制社会の方がよっぽどマシだった
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1142.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 9 月 30 日 18:17:51: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 「自分以外皆風景」の危険性 投稿者 中川隆 日時 2021 年 9 月 28 日 12:01:35)

民主主義より武士が統治する封建制社会の方がよっぽどマシだった


2021年09月30日
衆愚政で自民党は続く / 日本の淀んだ政治
パッとしない新総裁
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68873175.html


自民党111Suga 8821

  9月29日の総裁選挙で、岸田文雄が自民党の新総裁になった。まぁ、自民党の価値基準からすれば、妥当な人選なんだろうげと、党員以外の保守派国民からすれば、何とも退屈な新総裁である。岸田氏は来る総選挙に向けての“看板”となる訳だが、映画界で譬えれば、「期待感が全く湧かない主役俳優」としか言い様がない。なるほど、岸田氏は今回が正念場と考え、プロの選挙アドヴァイザーや演出家を雇って討論の練習をしたんだろうが、肝心の一般国民は彼の“熱弁”に感動したのか? 岸田総裁には気の毒だが、彼の背後には財務省や特定の金融業者、経済界の重い影がいつもチラついているので、どうしても「操り人形」にしか見えない。

  前のブログ記事で述べた通り、次の衆院選挙では、いくら自民党といえども多少の議席減は免れず、議席を伸ばす圧勝にはならなだろう。しかし、政権から滑り落ちるような惨敗も予想できないから、そこそこの勝利で自民党の執行部はホッとするはずだ。何しろ、立憲民主党を始めとする野党が、あまりにも“だらしいない”ので、政権交代になるほどの躍進が一切期待できないからだ。おそらく、地盤の弱い自民党議員は落選の憂き目に遭ってしまうだろうが、強固な支持母体や手入れが行き届いた票田を持つベテラン議員は、たとえ危険水域に陥っても、何とか再選されるだろう。政治に関心の無い一般有権者でも、「野党じゃ頼りないわよねぇ〜」とソッポを向くから、落胆した国民は渋々でも自民党に投票せざるを得ない。

  保守派国民の間では、極左議員の河野太郎は頗る評判が悪いが、地上波のワイドショーしか観ていない自民党の一般党員や「名前貸し」の幽霊党員、支那人や朝鮮人の協力者になった党員は、基本的に「マスコミが押す人物」や「露出度が高い人物」を「勝ち馬」と思うので、国益など全く考えず、「よくテレビで顔を見るから、河野さんに一票」となる。中には、「党員」で有ることを知らない党員までいるから、防諜組織を持たない日本の政治はかなり厄介だ。我々が注目すべきは第一回目の投票で、河野太郎は一般党員・党友が投ずる票のうち、169票を獲得した。続く岸田文雄が110票で高市早苗が74票だから、河野太郎は相当な“人気”を持っていた、と言っていい。

  やはり、自民党の形式党員とは、テレビや新聞しか観ていない中高年と、義理や組織のしがらみ、友人・仕事の付き合いで所属しているだけなので、どうしても国益とズレた考えを持ちやすい。ただし、年会費4千円を払う一般党員や2万円の年会費を払う特別党員の中には、外国勢力の手先や工作員、ないし無意識の協力者、特殊利益を追求する銭ゲバが含まれているので、平凡な日本国民とは言えない場合がある。自民党には党員を検査する機関や法的監査も無いので、支那人の手先や帰化鮮人などが、独りで100票とか500票を持つことも可能だ。まぁ、全国各地の党員が総て工作員とは限らないので、おそらく、下っ端党員の大半は普通の日本人だろう。でも、彼らはスキャンダルとなった河野氏の親族会社、「日本端子」の献金問題や支那との癒着を全く知らないんだろう。たとえ、知っていても気にしない人々だ。

Ichimanda 2232(左 / 一萬田尚登 )
  日本国民の大多数は民衆参加制度で日本の政治が変わると思っている。しかし、それは幼稚な幻想で、各国会議員は支持母体や特殊利益団体、高級官僚、財界などの意向で態度を決めることが多い。とりわけ有力なのは、宗主国のアメリカに君臨するウォール街の旦那衆だ。国務省や国防省のジャパン・ハンドラーズといった仲介業者は、こうした大御所連中からの伝言を持ち帰り、自民党の幹部に「おい、これをやれ!」と命じる。すると、首相以下の重鎮達は「仰せ」の通りに我が国の政策を動かす。ここでは詳しく述べないけど、大蔵省が米国の意向で動いていたのは一般的に知られているが、日銀も宗主国の管理下にあるので、我が国の金融政策や財政は他国の思惑で動いている。敗戦後、日銀総裁を務めた新木栄吉(あらき・えいいち)とか、その後継者である一萬田尚登(いちまんだ・なおと)総裁といった人物を思い出せば分かるじゃないか。

例えば、元営業局長だった新木総裁は、戦後、公職追放令で辞任した。ところが、1951年に追放令が解除されると、東京電力の会長を経て駐米大使にまでなっていたのだ。どうして政治家でもない日銀の親玉が、対米外交の要職に就けるんだ? また、「法王」と呼ばれた一萬田総裁は、最長在任の日銀総裁を辞めると、1957年から大蔵大臣となり、鳩山内閣と岸内閣で権力を振るっていた。さらに、1958年、衆院議員に当選すると、再選を繰り返して5期も務めたというから凄い。戦後の日本で日銀総裁と大蔵大臣を務めたのは一萬田氏だけである。彼が佐々木直(ささき・ただし)を自分の後継者に選び、予定通り日銀総裁になったのは有名だが、佐々木氏だって米国からの指令を充実に守る執事であった。

支配者の歴史が国家の歴史

Oswald Spengler 232( 左 / オズワルド・シュペングラー )
  脱線したので話を戻す。『西洋の没落』を書いたドイツの歴史家、オズワルド・シュペングラー(Oswald A. G. Spengler)によれば、国家を形成するのは農民じゃなく、常に王や貴族であったという。確かに、畑で穀物を作る農夫が100万人集まったって国家は出来ない。必ず、指導者となる豪族や庇護者となる武人が現れ、神殿や王宮が中心となる都市を造るのが普通である。農村というのは国家にまで発展するものじゃない。石で舗装された道路や広場、大理石や木材で建築された宗教施設、豪華絢爛な宮殿というのは、原始人や未開人にとって驚異的に映るが、非常に魅力的で奇蹟のように見える。鋭い考察力を持つシュペングラーによると、本当の奇蹟とは都市に“魂”が出現したことであるという。(オズワルド・シュペングラー 『西洋の没落』 第二巻 村松正俊 訳 五月書房、昭和53年 、p.75.) この魂を持つ都市は目に見える体躯となり、独特な文化と歴史を有するようになるそうだ。

  そして、都市国家の歴史は支配者家族が繰り広げた行動の記録、つまり王侯貴族の歴史となり、支配者が持つ血の運命が、そのまま国家の運命になるというのだ。我々日本人は西歐諸国の歴史を勉強しているが、中世史の書物を繙けば、そこには様々な王様や領主の野心や失敗が描かれているから、本質的には王侯貴族の興亡を学んでいるに等しい。例えば、ガリアとゲルマニアを支配したカロリング家とか、ドイツやシチリアに君臨したホーエンシュタウフェン家、オーストリアやスペインを拠点にしたハプスブルク家、フランスを長年に亙って支配したブルボン家、イングランドの地位を高めたチューダー家、スコットランドからイングランドへ鞍替えしたスチュアート家といった王朝の勃興や衰退を観てみれば、ヨーロッパの過去がだいたい解る。

  オズワルド・シュペングラーの指摘で興味深いのは、なぜ「ロートリンゲン」という国家(王国)が無かったか、という説明だ。(上掲書 p.149.) 確かに、カール大帝にはルイ敬虔王(Louis the Debonaire/ the Pious)という息子がいて、ルイの長男がロタール(Lothair)1世として「ロタリンギア(Lotharingia)」を統治していた。このロタリンギアを継承したのは、次男のロタール2世であったが、彼には子供がいなかったので、「ロタリンギア」という国家は消滅し、その地名は残っていても、ロタリンギアの民族というのは現存しないのだ。要するに、王様や何らかの有力者が存在しない地域には、国家というものが存続しないという訳である。

  現在の日本では武士階級が存在しないので、国家の命運を担う人物や組織が存在しない、という悲惨な状態となっている。確かに、日本の中核を担う皇室は存在するけど、如何せん、外敵を払いのける武力が無い。やはり、国家を守るのは軍事力をもつ武家集団となる。いくら尊敬される天皇陛下が日本に君臨されても、やはりコ川家とか島津家、毛利家といった有力大名がいないと、日本の独立や繁栄は保てない。民衆の中から選出される代議士なんて愚劣さの象徴だ。彼らは易々とハニートラップに引っ掛かるし、特殊団体の誘惑にも弱い。そのくせ小細工なら得意で、関心があるといったら、財界の接待とかキックバックだけ。あとは、自分の息子に地盤と利権を継承させるくらいなんだから、日本の政治が腐敗し、機能不全に陥るのも当然だ。永田町の国会議員が高級官僚に頭が上がらないのは、宗主国のアメリカが官僚組織を支配下に入れているからだ。防衛面でも日本は依存体質で、未だにアメリカの駐留軍が存在し、日本独自の軍事システムを持っていないんだから、どう考えても異常だろう。そのうえ、消費税一つも廃止できないんだから、どうして「民衆による支配体制(デモクラシー)」なんだ? 民衆が重税に苦しんでいるのに、民衆の代表が民衆の気持ちを代弁しないなんて“おかしい”じゃないか。「これには何か裏がある !」と思うのが普通だろう。

民衆政治の恐ろしさ

  政治学部や法学部に寄生する大学教授は大反対だろうが、日本人にはデモクラシーという統治形態(polity)は相応しくない。社会実験というのは禁止されているが、日本では実際に行われていた。明治の日本人は武家政治を捨て去り、西洋の「民主主義(大衆が主体の政治制度)」なるものを導入したが、結局のところ、散々な敗戦と衆愚政治を迎えてしまった。これなら、武士が統治する封建制社会の方がよっぽどマシだ。なるほど、武家社会だと民衆に投票権は無い。しかし、現在だって「無党派層」とか「選挙に行かない人」、「政治に無関心な庶民」、「何が起こっているのか解らない素人」がたくさんいて、我が国の政治は不毛の荒野と化しているんだから、世襲の武士に任せたって平気だろう。だいたい、「デモクラシー」といっても、現実の永田町や霞ヶ関では売国議員や高級官僚が跋扈し、「我が世の春」を謳歌しているんだから、「デモクラシーのどこがいいんだ?」と尋ねたくなる。

  民衆から選ばれる議員というのは、基本的に1代限りの銭ゲバで、当選するまでに大金を費やし、再選の度に運動会や葬式、結婚式、宴会に大忙しである。軍事外交どころか、経済や科学の知識に欠け、基礎知識さえ無い者がほとんど。議員に選ばれてから勉強するなんて言語道断だ。大工になってから建築を学ぶ者や、経済学部に入る前の受験生がヘッジファンドの社長になれるのか? これだから、キャリア官僚の言いなりになるんだろう。一方、武士は生まれた時から未来の統治者になることが決められているので、幼少のころから深い教養を身につけなければならない。小学生くらいの子供でも、鬼軍曹の如き碩学から薫陶を受ける。こうした武士の子は、文武両道の厳しい教育を経ると、切腹を覚悟するような役職に就く。主君たる藩主や将軍も同じような教育を受けるから、国家の有事に際しては同じ危機感を共有し、迅速な対策を講ずることができる。

  しかも、藩主や将軍は独自の財産を持っているから、支那人や朝鮮人から銭をもらって祖国を裏切るようなことはない。島津斉彬や一橋慶喜といった立派な統治者が、支那人やロシア人から金や女をもらって朝廷を売り渡すなんてことはしないだろう。もし、藩主や家老が売国奴になったら、「末代までの恥」を曝すことになるので、その子供ばかりか孫や曾孫、10代先の赤ん坊まで恥辱にまみれてしまうのだ。こんにちの政治家で、10代先、ないし20代先の子孫を考えている奴がいるのか? 議員を辞めれば自分の瀆職はチャラになる、と思っている連中が大半だろう。

  高市議員を望んでいた保守派国民は、「自民党の総裁が河野太郎じゃなくて良かった !」と一安心しているが、河野氏に群がる議員を見れば、「こんな奴を支持する議員が、あんなに居たのか !」と恐ろしくなるはずだ。なぜなら、河野太郎や野田聖子を支持する議員は、今後も引き続き自民党内にのさばるからだ。なるほど、河野太郎は総裁になれなかった。しかし、河野氏や野田氏を支援した議員は、次の総選挙で落選するのか? おそらく、彼らの多くは再選されるだろう。たぶん二階俊博は引退だろうが、支那人の下僕はまだ大勢潜んでいるから、たとえ高市議員が次の総理・総裁になっても、彼らは甚大な影響力を温存し、「高市内閣」を内部から揺さぶるに違いない。まぁ、本質的には河野一派と安倍グループの抗争だろうけど。

  とにかく、自民党の左翼議員を支援する国民や立憲民主党を支える赤い国民が、雲霞の如く存在するんだから、これからも続々と「河野もどき」や「二階2世」が誕生するはずだ。自民党の一般党員を見れば判る通り、直接民衆政は恐怖の制度としか言えまい。今回の総裁選だって、マスコミは「初の女性総理誕生か?」と囃し立てたけど、これってマスコミが嫌う「性差別」なんじゃないか? どうして女性だと素晴らしいのか? それにもし、野田聖子が総裁になったら、日本の政治は無茶苦茶になり大混乱だ。 民衆が読売新聞の笛に踊らされ、大統領のような最高行政官を選べるようになれば、日本の宰相は土井たか子や田中真紀子のような人物になってしまうだろう。実際、支那人に好意を示す福田康夫が総理大臣になったし、民衆は日本経済をボロボロにした小泉純一郎に歓喜した。地方選挙では、あの石破茂が「人気者」となったし、今でも小泉進次郎は有力な総理候補だ。

Koizumi 8821Fukuda Tatsuo 002


( 左 : 小泉進次郎と滝川クリステル / 右 : 進次郎と福田達夫)

  おそらく、岸田内閣は短命に終わるだろう。そうなれば、高市早苗の登場か安倍晋三の再浮上となるが、その次は身の毛がよだつ小泉劇場の復活だ。昔、小泉今日子が「何てったってアイドぉぉ〜ル」と唄っていたが、クリステル夫人を伴った進次郎を目にすれば、間抜けな大衆は黄色い声で「進ちゃゃゃ〜ん!」と叫び、「やっぱり、進ちゃんが次の総理よ !」と大はしゃぎするだろう。横浜のアイドル、小泉ジュニアはオヤジの跡目を継いで新総理となるが、もしかすると竹中平蔵の後継者と一緒になって、「売国政治シーズン2」をやらかすかも知れないぞ。過去を振り返れば、福田赳夫の秘書を務めた小泉純一郎が総理となり、その支援で息子の福田康夫が総理となった。純ちゃんの息子である進次郎も、福田康夫の息子である福田達夫と組んでいるから、小泉進次郎内閣では福田官房長官が誕生するんじゃないか。そして、やがては福田達夫がオヤジと同じく外務大臣となり、総理総裁になったりして・・・。まぁ、進次郎の私的な女房が滝川クリステルなのは赦せるが、公職の女房役が福田達夫じゃ厭だよねぇぇ〜。

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