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(回答先: 日本人による極悪非道の世界侵略の歴史 投稿者 中川隆 日時 2021 年 3 月 23 日 06:36:15)
アフガン撤退でみえた「上級国民による日本人ポイ捨て」のリアル! 日本政府らは平気で人を見殺しにする…ジェームズ斉藤
2021.09.05
https://tocana.jp/2021/09/post_219730_entry.html
※報じられない「タリバンによるアフガニスタン制圧の裏と陰謀」シリーズ一覧はこちら。
https://tocana.jp/tag/%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%83%90%e3%83%b3%e3%81%a8911%e3%81%ae%e9%99%b0%e8%ac%80
──8月31日に米軍がすべてアフガンから撤退しましたが、アメリカ人はまだ数百人も残っているそうですね。
ジェームズ はい。ペンタゴンの会見でマッケンジー将軍が「民間人は1人も救出できなかった」とはっきり語っています。ISの兵士が2000人以上居て市内から空港までの道が危険だったようですが、これまでだったら米国が自国民を置き去りにするなんてことは考えられませんでした。
──そうなんですよね。今回のアフガンではいろいろ驚くことがあったので、ここ数日間のことを、順を追ってお聞きしたいんですけど、そもそもなぜアフガンにISがいるんですか? 8月26日にカブール空港付近で起きた爆弾テロもISだったじゃないですか?
ジェームズ まず、ISはムーブメントなので、戦っていないと求心力を失ってしまうのです。要はアフガン内戦への舵取りで、ISがタリバンを排除してアフガンを制圧し、麻薬利権を盗ることも狙っています。
──このタイミングでISが絡んできたのは麻薬ですか?
ジェームズ それもありますが、純粋にアフガンの支配をかけた抗争です。ISは2019年に指導者のアルー・バクル・アル=バグダディーが暗殺されて弱体化していましたが、アフガンの混乱に乗じて勢力を拡大しようとしています。また、英米、ロシア、イスラエル、サウジアラビア等の諜報機関もタリバンにすべてを牛耳らせない意図もあります。
──「各国」の勢力争いというよりも「各国の諜報機関」の勢力争いですか?
ジェームズ その側面もありますが、諜報機関がすべてを握ることは不可能です。ロシアがアイマン・アル・ザワヒリ(アルカイダの現指導者)をスパイにし、アルカイダに米国本土テロを仕掛けるよう仕向けたのが典型です。自分たちの手は汚さず、“大戦略”を乗っ取るのが一番賢いやり方です(詳しくは9.11記事を参照)。
──結局、ISや各国諜報機関が集まっていたのでは市内から空港までの道すら危険すぎるわけですね。
ジェームズ タリバンがチェックポイントを作ったのでそこを通らなければならないというのもありましたし、IEDという道路脇に設置される爆弾が大量にあるのでいつ爆破するかわからない危険性もありました。しかし、だからといって、米国が自国民を見捨てることは通常ありえません。バイデン大統領も「米国人は1人も残さない。1人でも残っていたら米軍の撤退はない」と断言していましたので。ところが、結果は自国民のポイ捨てでした。
──そんなことをしたら政権維持も危ういと思うのですが。
ジェームズ 現在、バイデン政権は不法移民を毎日、数千人から万人単位で国に入れています。彼らはすべて民主党に票を入れます。共和党が政権を取った途端に国外追放になりますから、それは絶対です。そうなれば選挙も楽勝ですから米国人が何人死のうが関係ないのでしょう。
──本当ならば恐ろしい話ですが、実際、自国民を見捨ててますからね。他国の人間が何人死のうが自国民だけは助けるのがアメリカだと思っていたんですが、だいぶ変わりましたね。
ジェームズ 米国が自国民放棄となれば、もはや日本レベルの「小国」に堕落したことになります。海外にいる自国民の保護が軍隊の最も重要な責務です。それを放棄しているので、米軍もおもちゃの軍隊である「自衛隊レベル」になったということです。日本もそのような軍隊をあてにしていたら、尖閣諸島有事の際に「日本ポイ捨て」になるのは明らかです。もはや「トモダチ」と言える仲なのかも甚だ疑わしいです。しかし、これは米国国内の問題なので、結局日本には「日本人として何をすべきか?」が問われていると思います。
──ジェームズさんは、「アフガン問題は対岸の火事ではない」とずっと言ってますね。
ジェームズ そうです。ただ、今回のアフガンを見ていると米国にポイ捨てされる前に、日本人は日本政府にポイ捨てされる可能性も出てきています。それが8月26日の事件です。この日、自衛隊機がカブール空港に到着し、JICAの日本人職員やアフガン人スタッフを脱出させる予定でしたが、結局、1人しか救出出来ませんでした。
──そうでしたね。あの時はたった1人かと思いましたが、米軍でもできなければ仕方ないのかなと改めて思うのですが、どうですか?
ジェームズ それはなんともいえません。今回、米国は本気で自国民を救おうとしていたのか未知数ですので。一方、日本の場合はいろいろ問題点があります。まず、日本大使館職員は岡田隆大使を含みすべて撤退していますが、問題は大使が真っ先に逃亡したことです。岡田大使は8月15日のカブール陥落時にすでにアフガンを脱出しており、8月17日には大使館員が全員英軍機で脱出しています。米国大使ですらカブール空港でアフガン人のためにビザを発行し続けていたのに、日本の大使は民間人もアフガン人の現地採用等すべてポイ捨てです。これは大使としてありえない大失態です。
──そんな早く脱出していたんですか。
ジェームズ これが日本大使館の実態です。以前の記事でも日本の外交官は、困った日本人旅行者を助けないという話をしましたが、まさにその通りのことをしています。たぶん、自分たちは上級国民だから一般人よりも命の重みが違うと本気で思っているのかもしれません。第二次大戦中のリトアニアで、ナチスに迫害されたユダヤ人にギリギリまでビザを発給した杉原千畝氏とはまったく違います。
──彼は日本本国の命令に逆らってまでビザを発給しましたよね。
ジェームズ そうです。ただし、多くの人がわかっていないことが一つあって、杉原氏は超一級のエージェントでした。ですから、ユダヤ人を助けることのメリットも考えていたとは思います。
しかし、今回は状況がいろいろ違います。日本は米国の同盟国ではあれど、アフガンと交戦国ではありません。タリバンと交戦しているわけではないので、大使が残って堂々と交渉すればよかったのです。机上の空論のように聞こえますが、アフガンに赴任するということは大使も処刑を覚悟で行くべきです。ちょうど100年前のロシアで起こった尼港事件は現在のアフガンの状況と酷似していますが、当時の石田虎松領事は領事館に残り、襲撃してきた共産主義者に対して自らピストルを持って最後まで応戦し、家族もろとも散っています。これが大使の本来あるべき姿です。日本は総理から末端の外交官まで本気で「上級国民」気取りなので、救いようがないです。
──ちなみにほかの国はどうだったんですか?
ジェームズ ニュージーランドも日本と同じことをしました。この国もニュージーランド軍に協力していたアフガン人をポイ捨てです。こうやって自国民や現地の協力者をいとも簡単にポイ捨てした国には共通点があって、すべてグローバリストに尻尾を振っている国です。今回のアフガンでは自分のことだけしか考えない、血も涙もないグローバリストの本性がはっきり現れました。
──緊急事態で本性が出たわけですね。
ジェームズ そうです。人間というのは危機に本性を表します。26日の日本人救出の件にしても、私が聞いていたのは自衛隊機をパキスタンに待機させて、JICA職員や現地スタッフの避難作戦をやる、ということでした。ところが、実際は26日にJICAの職員たちが空港に来なかったので、他国の要請を受けてアフガン人14人を載せて飛び立ってしまったのです。結局、邦人救出は一人で、共同通信記者ということなので、「上級国民の同胞」を救助しただけです。
──JICAの職員を待たずに飛び立ったというのは現場の判断ではないんですよね?
ジェームズ 当然です。上からの指示無しには自衛隊機は活動できません。つまり、これは官邸の判断です。本来であれば陸上自衛隊の特殊作戦群を派兵すべきでした。これは派兵ではなく完全に自衛です。しかし、総理大臣が特殊部隊の活用法を知らないのでこういうことになります。自衛隊機とセットで特殊部隊を送り込むのは当たり前ですでにフランス軍でもやっています。
なお、米国は既にタジク系マスード将軍の息子率いる北部同盟を裏で支援しています。アフガン戦争の特殊部隊OBが大量にアフガン入りしています。ただし、バイデン政権は一切関与していません。まさに『ランボー怒りのアフガン』の状況となっています。
──今回のアフガンでは国が国民をどう思っているかが如実に出ましたね。
ジェームズ グローバリストたちの本性が現れたと思います。自分だけ助かればいいという、最低の人間性を持つ人々が世界を動かすとアフガンになるというのがよくわかったのではないかと思います。今回のアフガン撤退で、日本でも「上級国民ファースト」の実態がますます明らかになりましたが、実は「上級国民による日本人ポイ捨て」は今になって起こったことではありません。コロナ危機における一連の失態は上級国民が政府を牛耳っているために起こったことです。はっきり言って読者の皆さんの多くも「ポイ捨て」の対象になる可能性は高いです。これを教訓にして我々は自分の明日を考えていかなければいけません。これから必ず起こる危機に向けて覚悟を持たなければならないのです。今月は脳科学者の苫米地英人博士とともに、9.11の危機を乗り越えた当時の米軍関係者をお呼びし、コロナ時代におけるクライシス・リーダーシップについて講義をしますので、上級国民独裁下の日本、グローバリスト独裁下の世界で真の自由を勝ち取りたい方は是非ご参加ください。
文=ジェームズ斉藤
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