日本の『種』は闇に支配されていた 2011年05月25日 https://tabtter.jp/diary/772 グローバルという言葉を隠れ蓑にしたとも言える「種の支配」の話は、なんとも恐ろしい話だ。
お米にしても野菜にしても、「種」による食の支配が行われているという。エリート・グローバリストを名乗る世界の闇の支配層が、戦後、時間をかけながら周到に日本の食の破壊をしてきているというのだ。 ===転載開始===
ビルゲイツとモンサント、ロックフェラー財団によって、昨年から北極海の小島に実現された「ノアの方舟計画」による遺伝子保存が、今後、ユダヤ金融資本にとって非常に大きな意味をもってくる可能性があり、あえて、注視を求めたいと思った。 ご存知のようにロックフェラー系企業は、カーギル社やモンサント社を中心に、アグリビジネスと呼ばれる世界の食糧支配を企ててきた。その核心部分は、世界中にハイブリッドF1種と呼ばれる優秀な生産性をもった種苗を提供し、日本のタキイなどを含めて世界中の大手種苗会社の経営権を買収し、モンサント社の開発したF1種に代えてゆくものであった。 ハイブリッド種は、その名のとおり、優秀な生産性を持っているが、すでに十年以上前から、これが「悪魔の種」であるとの警鐘が鳴らされ続けてきた。なぜなら、一度畑にハイブリッド種を蒔種するなら、それは一代限りしか育たず、種を蒔いても劣悪なものに変わってしまい、永久に種を買い続けなければならない。それどころか、従来の野菜種と勝手に交配して、種をとれなくしてしまうのであり、この目的が、農民から種の再生産を奪い、永久にモンサント社から種苗を買い続けなければならない構造を産み出すものだったからだ。 そしてF1種と交雑した品種にもモンサントの知的所有権が及ぶとして、零細農民に対し、巨額費用のかかる訴訟を提起し、泣き寝入りにし向けてきた、まさに「悪魔の企業」であった。 今、日本で種苗を手に入れようとホームセンターや農協に出かけても、タキイ種苗(株) トキタ種苗(株) (株)日本農林社 みかど協和株式会社 カネコ種苗株式会社 (株)サカタの種 (株)武蔵野種苗園 など、9割以上が実はモンサントやカーギルなどに経営権を買収されており、実質的にロックフェラーの会社という実態になっている。(唯一、「野口種苗」だけが従来種を扱っている) したがって、これらの販売する種苗は、ほとんどすべてF1ハイブリッドであり、ほとんど種の再生産が不可能なのである。そして、そうしたハイブリッド種は、無理な交配により遺伝的に劣化することが確認されており、やがて歴史的な農作物をすべて駆逐し、地上から農業作物の再生産能力を奪ってゆく運命なのである。 元記事:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=215944
===転載終了=== こんな恐ろしいものが、日本のホームセンターでは普通に販売されているわけだ。しかも、大規模農家ほど、種の自家採取はやっていないわけで、ということは当然、遺伝子組換えによって作られたハイブリッド種(F1種)を使用しているということ。つまり、日本の農家の大半は、種の自家採取をしなくなっているというのが、日本の農業の一つの現状らしい。
私も初めて知ったことだけれど、このハイブリッド種というのは、種の再生産が不可能であることから「悪魔の種」と言われているんだそうだ。しかも、多くのホームセンターでは、固定種を見つけることは至難のワザで、悪魔の種の異名を持つF1種しか販売されていないのが現状という。これに警鐘を鳴らしてきたのが、野口種苗研究所。有名な種苗メーカーの中では唯一、勇気ある警鐘を鳴らした方が、その野口種苗研究所の代表者野口勲氏。 野口氏によれば、日本の種がF1種になったのは昭和40年頃のこと。全国に単一作物を生産して大量出荷するように奨励する法律(野菜生産出荷安定法)が昭和41年に施行されたことに起因するらしい。特に、 ・野菜を大量出荷するためには、これまでの自然栽培、有機栽培では追いつかない ・野菜の形状の同一化が消費者には受け入れられるようになった というのがF1種の普及に繋がり、固定種が店頭から消えていったのだそうだ。そして、野菜の味はF1種に比較して固定種の方が明らかに上なのに、時の経過と共に野菜や果物本来の味の分かる人(お年寄り)が少なくなり、加えて、価格面でも固定種は大量流通するF1種に太刀打ちできなくなり、固定種は姿を消していったというのだ。 皮肉な話じゃない? 人間には個性、個性と個性を求めているのに、その個性を求めている人間は、形状ごときの均一化にこだわったばかりに、不味いもの、危険な物を自分は食す羽目になってるんだから。
だけど、F1種の悪い所はそれだけに限らない。ほとんどのF1種は
【化学肥料とセットでなければ生育しない】ように【遺伝子組換えが行われている】 という。さらに悪い事に、 【化学肥料を使って栽培された野菜には害虫が寄って来やすくなる】 【虫は野菜に寄って来るのではなく、化学肥料に含まれている硝酸性窒素に寄ってくる】 のだそうで、それを養分として取り込んだ野菜に寄って来て、野菜を食べ硝酸性窒素を食べていると言われている。結果、どうなるかと言えば、 【化学肥料を使用する → 虫が寄って来る → 農薬を散布する】 というメビウスの輪のような悪循環が生じるというわけ。 だから、自然栽培や有機栽培では、畑から硝酸性窒素を抜く作業が重要なポイントで、化学肥料の使用を止めて野菜を栽培できるならば、農薬はいらないのだとか…。しかも、本来の固定種は、F1種と異なり、全く肥料なしでもそこそこ育つ能力を秘めているという。 ああ、ここでも人間の身勝手さが現れている…。 「子供/若者の可能性」とか人間様の可能性は求めているのに、自分たちが食するものの可能性は無視しちゃってるわけよね。
ちなみに、現在日本で普通に食べられているお米や野菜は、ほとんどが農薬まみれのF1種とのこと。このまま固定種が絶滅させられたら、日本人の食生活はどうなる?
私は家庭菜園をやっているわけでもなく、農家の嫁でもないし、農業を志してもいない。それでも、【奇跡のりんご】の木村秋則さんの自然栽培には感心させられるもの、考えさせられるものがあった。 放射能汚染が問題になっている今だからこそ、もう一度、自分たちが食べるものも原点に立ち戻ることを考えてもいいんじゃないかな?自分の健康のために。愛する人(達)の健康のために。そして、自分達が住み、恵みを与えてくれる大地の健康のために…。 お薦め図書: 「野菜の裏側 —本当に安全でおいしい野菜の選び方 」(河名 秀郎) http://www.amazon.co.jp/%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%81%AE%E8%A3%8F%E5%81%B4-%E2%80%95%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%81%A7%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%81%AE%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9-%E6%B2%B3%E5%90%8D-%E7%A7%80%E9%83%8E/dp/4492223045 「木村秋則と自然栽培の世界」(木村秋則) http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E7%A7%8B%E5%89%87%E3%81%A8%E8%87%AA%E7%84%B6%E6%A0%BD%E5%9F%B9%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C-%E6%9C%A8%E6%9D%91-%E7%A7%8B%E5%89%87/dp/4532167493/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1306296206&sr=8-6
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