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ヘレン・メリル 『You'd be so nice to come home to』
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/628.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 22 日 11:34:55: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ジャズ (ドラッグ) の世界 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 12 日 11:51:43)


ヘレン・メリル 『You'd be so nice to come home to』


Helen Merrill & Clifford Brown - 1954 - 02 You'd Be So Nice to Come Home To





Personnel
Baritone Saxophone – Danny Bank
Bass Clarinet – Danny Bank
Cello – Oscar Pettiford
Double Bass – Milt Hinton (1, 2, 7), Oscar Pettiford (3, 5, 6)
Drums – Bobby Donaldson (3, 5, 6), Osie Johnson (1, 2, 7)
Flute – Danny Bank
Guitar – Barry Galbraith
Lead Vocals – Helen Merrill
Liner Notes – Quincy Jones
Piano – Jimmy Jones
Trumpet – Clifford Brown
Arranged By – Quincy Jones


▲△▽▼


Helen Merrill - You'd Be So Nice To Come Home To - live 1960


Festival de Jazz d'Antibes Juan-les-Pins, France July 1960


▲△▽▼


Helen Merrill - You'd Be So Nice To Come Home To 1988


From the laser disc "Sings For You" - Japan/1988


▲△▽▼
▲△▽▼


『You'd be so nice to come home to』は、ジャズのスタンダード曲。


コール・ポーター作曲で、1942年に発表された映画 "Something to shout about" の挿入歌である。
映画ではジャネット・ブレアとドン・アメチーが歌った。またダイナ・ショアのレコードが1943年のヒットチャートに入った。


戦場に送られた青年が、愛する女性を思う気持ちを歌い上げたナンバーである。
色々な歌手により、またインストゥルメンタルとしてカヴァーされている。ウディ・アレンの映画『ラジオ・デイズ』ではダイアン・キートンが歌っている。


なお、題名は「あなたが待っている家に帰って来られたらすばらしいだろう」という意味であるが、『ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ』という題名で、日本では普及している。ジャズ評論家の大橋巨泉は「帰ってくれたらうれしいわ」という訳題をつけた[1]。


カヴァー


アメリカ合衆国
ヘレン・メリル - 日本ではセイコーウオッチの「ドルチェ&エクセリーヌ」のCM曲としても使用された。
ジム・ホール
アニタ・オデイ
ジョー・スタッフォード
ジュリー・ロンドン
サラ・ヴォーン
フランク・シナトラ
アート・ペッパー
ニーナ・シモン
エラ・フィッツジェラルド
メル・トーメ
ヒラリー・コウル


イギリス
ジョン・バロウマン
シラ・ブラック


フランス
バルネ・ウィラン


日本
JUJU
中島美嘉
松原みき
八代亜紀
由紀さおり
阿川泰子 - 三田工業のコピー機のCM曲としても使用された。


https://ja.wikipedia.org/wiki/ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ


▲△▽▼


ヘレン・メリル(Helen Merrill、1929年6月21日 - )は、アメリカ合衆国の女性ジャズ歌手。
本名はイェレナ・アナ・ミルチェティッチ(Jelena Ana Milčetić)。
そのハスキーな歌声は、しばしば「ニューヨークのため息」と評される[2]。


ニューヨーク生まれ。両親はクロアチア人移民だった。
14歳でブロンクス区のジャズクラブで歌うようになり、1946年から1947年にかけて、レジー・チャイルズ・オーケストラ(Reggie Childs Orchestra)というビッグバンドの一員として活動。
1948年、クラリネット奏者のアーロン・サクス(Aaron Sachs)と結婚するが、1956年に離婚。


2人の長男アラン・メリルは、後に元ザ・テンプターズの大口広司と共にウォッカ・コリンズで活動したシンガー・ソングライター、ギタリスト、又、英国でのバンド、アローズの時代の世界的大ヒット曲「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」 (I Love Rock 'n' Roll ) (1975) の作詞・作曲家、オリジナル・レコーディング・アーティスト、パフォーマーでもある。


1954年12月22日から24日にかけて、初のリーダー・アルバム『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』を録音。1956年に早世するトランペット奏者のクリフォード・ブラウンが全面参加し、クインシー・ジョーンズが編曲を担当。


同作収録の「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」(作詞・作曲はコール・ポーター)は、メリルの代表的なレパートリーとなった。


1956年の作品『ドリーム・オブ・ユー』ではギル・エヴァンスと初共演。1950年代末期になるとヨーロッパでの活動が増し、イタリア録音のアルバム『ローマのナイト・クラブで』ではニニ・ロッソと共演。 その他ジャズ巨匠と共演しており、ビリー・ホリデイ、チェット・ベーカー、スタン・ゲッツらがプロの仲間、又、友人として挙げられる。
1960年11月、初の日本公演を行う[5]。1963年にも日本を訪れ、山本邦山等と共演。1966年頃、UPI通信社のアジア総局長ドナルド・ブライドンと2度目の結婚し、それを機に日本に移住[6]。以後、渡辺貞夫との共演盤『ボサ・ノヴァ・イン・トーキョー』、猪俣猛とウエストライナーズとの共演盤『オータム・ラヴ』、佐藤允彦と共に制作したビートルズのカヴァー集『ヘレン・メリル・シングス・ビートルズ』、当時やはり日本在住だったゲイリー・ピーコックとの共演盤『スポージン』等を発表。その後ブライドンと離婚し、1972年にはアメリカに帰国して音楽活動を停止するが、1976年にはジョン・ルイスとの共演盤『ジャンゴ』を発表し、活動再開。


親日家であり、活動再開後は数多く来日、ライブ・コンサート活動をしている。近年では2015年に続いて、2017年4月に最後となる来日公演を行った。


また、1993年、日本映画『僕らはみんな生きている』(滝田洋二郎監督)の主題歌として、「手のひらを太陽に」を英訳してカヴァーする。クリフォード・ブラウンとの共演から40年後に当たる1994年には、『ブラウニー〜クリフォード・ブラウンに捧げる』発表。『あなたと夜と音楽と』(1997年)では菊地雅章と共演。プラハ録音の『ライラック・ワイン』(2003年)では、エルヴィス・プレスリーの「ラヴ・ミー・テンダー」やレディオヘッドの「ユー」をカヴァーした。


ディスコグラフィ


『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』 - Helen Merrill(EmArcy、1955年)
『ヘレン・メリル・ウィズ・ストリングス』 - Helen Merrill with Strings(EmArcy、1955年)
『ドリーム・オブ・ユー』 - Dream of You(1956年、1957年録音)(EmArcy、1957年)
Merrill at Midnight(1957年)
『ザ・ニアネス・オブ・ユー』 - The Nearness Of You(1958年)
You've Got A Date With The Blues(1959年)
『アメリカン・カントリー・ソングス』 - American Country Songs(1959年)
『ローマのナイト・クラブで』 - Parole e Musica(1960年)
『イン・トーキョー』 - Helen Merrill in Tokyo(1963年)
The Artistry of Helen Merrill(1965年)
The Feeling is Mutual(1965年)
『シングス・フォーク』 - Helen Merrill sings Folk(1966年)
Autumn Love(1967年)
『ボサ・ノヴァ・イン・トーキョー』 - Helen Merrill sings Bossa Nova(1967年)
A Shade of Difference(1968年)
『シングス・スクリーン・フェイヴァリッツ』 - Screen Favorites(1968年)
Plaisir D'amour(1969年)
『ヘレン・メリル・シングス・ビートルズ』 - Helen Merrill Sings The Beatles(1970年)
『ヘレン・シングス、テディ・スウィングス』 - Helen Sings Teddy Swings(1970年)
ゲイリー・ピーコック・トリオと共同名義, 『スポージン』 - Sposin' with Gary Peacock trio(1971年)
ジョン・ルイスと共同名義, 『ジャンゴ』 - Helen Merrill John Lewis(1976年)
『ラブ・イン・ソング』 - Love in Song(1977年)
『チェイジン・ザ・バード』 - Chasin' The Bird(1979年)
『クール&ボッサ』 - Casa Forte(1980年)
Imagination(1982年)
Affinity(1982年)
Helen Merrill sings Rogers and Hammerstein(1982年)
No Tears No Goodbyes(1985年)
Cole Porter Album(1986年)
Jerome Kern Album(1986年)
HM sings Irving Berlin(1986年)
Musicmakers(1986年)
ギル・エヴァンスと共同名義, 『コラボレイション』 - Collaboration(1987年8月録音)(EmArcy、1987年)
ロン・カーターと共同名義, Duets(1987年)
スタン・ゲッツと共同名義, 『ジャスト・フレンズ』 - Just Friends(1989年)
Clear Out of This World(1991年)
Christmas Songbook(1991年)
Helen Merrill in Italy(1991年)
『ブラウニー〜クリフォード・ブラウンに捧げる』 - Brownie(1994年)
『あなたと夜と音楽と』 - You And The Night And The Music(1997年)
Carousel(1997年)
『ヘレン・メリル』 - Jelena Ana Milcetic AKA Helen Merrill(2000年)
『ライラック・ワイン』 - Lilac Wine(2003年)
『ライブ・アット・ニュー・ラテン・クォーター』 - Live At New Latin Quarter(2013年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘレン・メリル



 

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コメント
1. 中川隆[-13596] koaQ7Jey 2020年3月22日 11:42:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1308] 報告

You’d Be So Nice to Come Home To by Helen Merrill
Helen Merrill With Clifford Brown & Gil Evans / You’d Be So Nice To Come Home To


1943年にコール・ポーターが作詞作曲した名曲。

「You’d Be So Nice To Come Home To」は「帰ってくれたら嬉しいわ」でなくて、「家に帰れると貴方が居るのはとても嬉しい」。

第二次世界大戦という時代背景を考えると、この歌詞の意味が当時の人たちに実感を持って受け入れられたことが分ります。また、そうでなくても帰りを待ってくれる愛する人がいるのは嬉しいものです。そんな誰もが想う気持ちをストレートに歌っています。人を愛するのに理由などいらないのですから、貴方が居てくれるだけでいいと思うのは純粋な愛の気持ちです。ですから、この歌は普遍的なラブソングと言えます。

この曲は多くの歌手がカバーしていますが、ヘレン・メリル(Helen Merrill:1930- )とクリフォード・ブラウン(Clifford Brown:1930-1956)、ギル・エヴァンス(Gil Evans:1912-1988)による1954年のデビュー・アルバムが有名です。

ヘレン・メリルのヴォーカルは個性的なハスキー・ヴォイスで、歌われている歌詞以上の深みを感じさせてくれます。クリフォード・ブラウンのトランペットとギル・エヴァンスのピアノが互いの個性を引き立てあっています。シンプルな構成、それでいて重厚。これに足すものも、これから引くものもない完璧な調和がこのアルバムにはあります。

ヘレン・メリルとギル・エヴァンスはこの時若干24歳、それでいてこのアルバムの完成度は驚異的です。収録曲はどれも傑作で、ジャズ・ヴォーカル・ファン必携の珠玉の名盤です。また、ヘレン・メリルには1989年の「ジャスト・フレンズ」(Just Friends)という傑作アルバムがあります。

ヘレン・メリルは、大の親日家としても知られています。1966年暮から1972年まで日本に住み、日本のジャズ・ミュージシャンに大きな影響を与えました。また、フランスでは日本以上の人気があります。彼女のレパートリーは多彩で、ジャズに限らず日本の「五木の子守唄」や「砂山」、映画音楽、ビートルズ・ナンバー、ブラジル音楽など、いろいろなチャレンジをしています。この音楽的に優れたものを認める柔軟な姿勢は、表現力をより豊かにしました。

このコスモポリタン的な性格は、ユーゴスラヴィア(現クロアチア)からの移民である両親から受け継いだものかもしれません。アメリカ人よりも、もう少しだけセンシティブなものを好む日本人やフランス人に人気があるのは、「移ろい」や「儚さ」といった微妙なニュアンスの情感を歌うことができる豊かな表現力、ヴォーカルの深み、によるものだと思います。


▲△▽▼


You’d be so nice to come home to
You’d be so nice by the fire
While the breeze on high sang a lullaby
You’d be all that I could desire
Under stars chilled by the winter
Under an August moon burnin’ above
You’d be so nice, you’d be paradise
To come home to and love

You’d be so nice to come home to
You’d be awful nice by the fire
While the breeze up on high sang a lullaby
You’d be all that I could desire
Under stars chilled by the winter
Under an August moon burnin’ up there above
You’d be so nice, just like paradise
To come home to and love

貴方が帰りを待っていてくれたらとても素敵
暖炉の傍に貴方がいれば、とても嬉しい
高まる息遣いは子守唄を歌っていた
貴方が居てくれる、それが私が望むのすべて
星々の下で冬に凍て付こうと
八月の月が燃え上がるような下でも
貴方が居てくれればとても素敵、貴方は楽園のよう
帰りを待っていてくれて、そして愛があれば

貴方が帰りを待っていてくれたらとても素敵
暖炉の傍に貴方がいれば、とても嬉しい
高まる息遣いは子守唄を歌っていた
貴方が居てくれる、それが私が望むのすべて
星々の下で冬に凍て付こうと
八月の月が燃え上がるような下でも
貴方が居てくれればとても素敵、貴方は楽園のよう
帰りを待っていてくれて、そして愛があれば


http://www.magictrain.biz/wp/blog/2010/10/16/ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホー/

2. 中川隆[-13595] koaQ7Jey 2020年3月22日 11:46:53 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1309] 報告
You'd Be So Nice To Come Home To
-1943年 Cole Porter -
https://themuse.exblog.jp/9868889/


アメリカが生んだ偉大な音楽家コール・ポーターの代表作の一つです。

43年コロンビア映画“Something To Shout About”で主演のJanet Blair ジャネット・ブレアとDon Ameche ドン・アメチーがデュエットで歌っています。

この映画からはミュージカル映画音楽賞(モリス・W・ストロフ)と歌曲賞(この歌)がアカデミー賞にノミネートされましたが、残念ながら映画そのものはヒットしませんでした。

映画のあらすじ:

失敗続きのミュージカル・プロデューサー、サムソンは、離婚扶養手当をもらって裕福なドナから「出資するから、自分を主役にせよ」と迫られて困っています。彼女は歌えないし、演技も出来ないし、勿論、踊れないのです。そんな時サムソンの広報担当のケン(ドン・アメチー)が曲を売り込みにきたジーニー(ジャネット・ブレア)と出会います。やがて、ジーニーの才能に気づいたサムソンはドナを罠にかけて警察に逮捕されるよう仕掛けます。しかしショウの初日、釈放されたドナが現れ…

さて、コール・ポーターは、この映画を評して“something to cry about”と言ったとか言わなかったとか。

【 カヴァー 】

なんと言ってもこの曲の決定的名演として定評あるものは54年にヘレン・メリルがクリフォード・ブラウンをバックに歌ったものでしょう。

アレンジはクインシー・ジョーンズ。“HELEN MERRILL”(EmArcy)邦題「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」収録。CMにも使われました。

とは言え、多くのアーティストがこの名曲をカバーしています。Dinah Shoreのカバーもヒットしましたし、最近では中島美嘉(永遠の詩)さんも採り上げています。
ここでは個性的なニーナ・シモンの60年のライヴ"NINA SIMONE AT NEW PORT"(COLPIX)をご紹介。

地の底から湧き上がるような唄声と悪魔的なピアノの響き…
もう、貴方はニーナの呪縛から逃れられない ?

続いて、ジャズ・ファンに根強い人気のある1枚。
"Art Pepper Meets the Rhythm Section"(Contempoprary)
57年、西海岸(West Coast)を拠点にしていたArt Pepperと、NY(East Coast)からツアーでLAを訪れたMiles Davisの第1期黄金のクインテットのリズム隊(オール・アメリカン・リズム・セクションと呼ばれていました。詳細は"My Funny Valentine"注4参照)とのセッションが企画されました。

このセッションには色々なエピソードが伝えられています。

曰く、ペッパーはその朝にセッションがあることを知った。
曰く、ペッパーはこの曲を知らなかった。
曰く、演奏するのは6か月ぶりだった

…特に最後のものは彼の自伝に書かれているものですが、今日ではディスコグラフィ研究により、数日前にも録音していることが分かっています。

いずれにせよ、当時、ペッパーが薬中毒だったことは事実であり、それでも一旦サックスを吹き始めると、艶やかで輝きに満ちたサウンドが出てくるから、天才はすごい…


追加でもう1枚、これもベストセラーになりました。
"Concierto 「アランフェス協奏曲」" (CTI 75年)

ボサノヴァやフュージョンでヒットを飛ばしたクリード・テイラーが設立し、プロデュースしたCTIの作品の中で最も人気が高い1作です。ギターのジム・ホールのセンスの良さは折り紙つきですが、この時のサイドメンも素晴らしい。チェット・ベイカー(tp)、ポール・デズモンド(as)、ローランド・ハナ(p)、ロン・カーター(b)、スティーヴ・ガッド(ds) がそれぞれ、良い仕事をしています。
タイトル曲のアランフェスもマイルスのそれとは違った良さがありますが、冒頭の1曲目に収録されている、この曲も、ワクワクするようなジャズの持つ楽しさを感じさせ、個人的にも好きな演奏の一つです。

【 邦題について 】
さて、英語の先生でもある有美さんの向こうを張って、ここで少し英語のお勉強を。

この曲は嘗て「帰ってくれたらうれしいわ」あるいは「帰ってくれれば嬉しいわ」と言う日本語タイトルが付けられたことがあります。(注)
しかし、今日ではこれは歴史的誤訳と言うのが定説になっています。
まさか、「とっとと帰っちまえ!」と言う意味でつけたのではないでしょうから、この回りくどい日本語を好意的に解釈すれば「早く戻ってきてね」と恋人を待っているタイトルと言う解釈になります。
しかし、原タイトルを素直に読めば、あるいは文法的問題として、ここで省略された言葉を補って考えれば、こうなりますね。

You'd be so nice when I come home to you

♫ あなたが待ってくれているのなら
  家に帰るのは本当にうれしい


時はまさに第2次大戦の最中。
この曲がアメリカ人の心にフィットしたのはそんな背景もあったのでしょう。

因みに、有美さんは決定的名唱のある、この超有名曲を、この日(08年3月19日)彼女なりにボサ・ノヴァ・タッチでチャレンジしていました。


注)命名者は、ジャズ評論家・司会者からマルチ・タレントへ、会社経営者で参議院議員も務めた(任期中に辞任)大橋巨泉さん。
一時は、「これはこれで好いんだ」的発言もしておられましたが、後に撤回しておられます。

お嬢さんの大橋美加さん(ジャズ歌手:お母さんは同業の先輩、マーサ三宅さん)のエッセーにも、次のくだりがあります。

当時「帰ってくれたらうれしいわ」と言う邦題をつけた私の父は、最近テレビや文章のなかで、しきりにそれが若かった自分の誤訳で、正しい訳は「貴方が待つ家に帰っていけたら幸せ」という意味であると伝えている。
「唇にジャズ・ソング」(ヤマハミュージックメディア 98年)

https://themuse.exblog.jp/9868889/

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