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ケーブルで音は変わらない? _ オーディオ・マニアのバイブル「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/543.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 10 日 10:01:15: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ケーブル(電線)の世界 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 12 日 19:42:24)

ケーブルで音は変わらない? _ オーディオ・マニアのバイブル「オーディオの科学」の何処がおかしいか


アンプや DAC の音色は電源ケーブルで殆ど決まってしまうので、たとえゴールドムンドのアンプの中身が 1万円であっても最終的な音の良さとは全く関係無いのです:

ゴールドムンド _ その奇跡の音色の秘密
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/948.html

電源ケーブルの重要性 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年08月31日

雑誌で「アンプの音」を色々と書かれている文章を読んで、その確認をした事が有るが、それは「電源ケーブル」の音であった。

電源ケーブルを変えればサウンドの質感も音色も音のバランス・周波数特性も変わる。

「アンプの音」は素材のケーブルが持つ音色・音のバランス・周波数特性で有る。

最近(1990年以降)は、付属する電源ケーブルは「汎用品」が付属していて、「高級電源ケーブルに交換」する事を前提にアンプが作られている。あくまでメーカーオリジナルに拘って、「汎用ケーブル」で使っている方は誤った使い方をしている。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6a28fa6840678648cd40a7f81d0d0bd5

詳細は

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

▲△▽▼

「マイ電柱」は効果が有るのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/759.html

ケーブル(電線)・電源の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/757.html

アンプはハンダで音が激変する
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/758.html

サウンドトレール 店主のつぶやき
http://soundtrail.co.jp/p14.html

サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html

Mr.トレイルのオーディオ回り道
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

サウンドトレール「ケーブルカタログ」
http://soundtrail.co.jp/p06.html

サウンドトレール 店主プロフィール

1) 1953年 熊本県生まれ。
2) クラシック音楽が好きで18才からオーディオ遊び。
3) 25年間大手電子部品製造会社に勤務し、製造、技術、
  品質管理、管理試験等の実務を経験する。
  (トランジスター、抵抗器、タンタルコンデンサー)
4) 2004年12月 サウンドトレールの商標、意匠登録。
5) 2005年4月 サウンドトレイル株式会社を設立、
   「サウンドトレール」本格販売開始。
6) 2005年12月 シリウスケーブル(SKシリーズ) 販売開始。
7) 2006年10月 シリウスケーブル(SCシリーズ) 完成。
8) 2007年8月 シリウスケーブル(ルシファーシリーズ)完成。
9) 2010年12月 シリウスケーブル(スターシリーズ)完成。

 

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コメント
1. 中川隆[-11354] koaQ7Jey 2020年9月15日 23:12:21 : lp94L5bLhU : UlFTY3BWZExkUHM=[6] 報告
アンプの内部配線を特殊な銀配線にしたり、
RCAソケットをフルテックの最高級品にしたり、
SP端子も同じくフルテックの最高級品に交換して「音質対策」が完了している。
SPケーブル以外はNo2グレードの電源ケーブル・ラインケーブルにしている。

Mr.トレイルのオーディオ回り道
DITTON15も鳴り出して来た様な・・・ 2020年09月15日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

メインシステムの前に置いているDITTON15。スケール感の大きい鳴り方で後ろのオリンパスシステムが鳴っているかの様な鳴り方が気に入っている。弦楽器の質感が良くて、ミニオーケストラクラスの再生が非常に良い。

ドライブしているアンプはサトリのミニアンプ。内部配線を特殊な銀配線にしたり、RCAソケットをフルテックの最高級品にしたり、SP端子も同じくフルテックの最高級品に交換して「音質対策」が完了している。

SPケーブル以外はNo2グレードの電源ケーブル・ラインケーブルにしている。最近はDITTON15がメイン機器並みになりつつある。聴く時間が長くなって来ている。DITTON15にも手を加えればもっと良くなるのかも知れないが、出来るだけオリジナル状態で鳴らして見たいと思う。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

2. 中川隆[-9835] koaQ7Jey 2020年11月17日 18:07:32 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[69] 報告
20年経ってもエージングが終わらない使い方もある
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1121.html
3. 中川隆[-8783] koaQ7Jey 2020年12月30日 12:15:06 : wwip1cR3BF : OGYwQ28xSnhaUVk=[13] 報告
ケーブルの音は存在するのか〜スピーカーケーブル編
2020/06/25





ケーブルの音などというものは存在しない〜スピーカーケーブルの選び方 | 創造の館 音楽苦楽部
公開:2002/05/09  更新:2018/01/22
https://souzouno-yakata.com/audio/2002/05/09/2144/


ケーブルで音が変わるという話は本当だろうか。ケーブルは「太く短く」とされるが、具体的な数字になると誰も答えられない。そこでケーブルで音が変わる理屈を説明し、太さと長さに着目したケーブルの選び方ご紹介する。


音はダンピングファクターで変わる

スピーカーケーブルで音が変わる理屈を理解するためには、ダンピングファクター(DF)について知る必要がある。

パワーアンプにはダンピングファクターというスペックがあり、次式で表される。

DF=Rsp/R0              (1)

 Rsp:スピーカの公称インピーダンス、R0:アンプの出力インピーダンス

半導体アンプのDFは40以上あるのが普通で、300を超える機種もある。DFは大きいほどスピーカーの過渡応答がよくなり、振動板が信号通りに動く。

アンプにスピーカーケーブルを繋ぐと、(1)式は次のように変わる。

DF=Rsp/(R0+R1+Rc)              (1′)

R1:スピーカーケーブルのインピーダンス(往復分)、Rc:端子とケーブルの間の接触抵抗

 R1やRcが追加されたことでDFの値が下がる。するとどうなるか。次の図は、それを示した例。



スピーカー周波数特性のダンピングファクターによる変化を示したグラフ
ダンピングファクターと周波数特性の変化
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/dfctorgh.jpg

出典: 「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂(1980) P38

DFによってインピーダンス特性の山(最低共振周波数やクロスオーバーの山)の音圧が変わる。

DFが小さいとき音圧が上がるのは、Q(共振倍率)が上昇した結果。過渡応答も同時に悪化する。

要するに、音はケーブルで変わるのではなく、アンプとケーブルのセット(合成抵抗)で決まることをまず知っておきたい。




太いケーブルを使うと低音が細る

(1′)式のRcを一定とするなら、DFは繋ぐ電線の抵抗(R0)で変わる。言い換えると、電線の抵抗を変えることで、音の傾向を自由にコントロールできる。

DFは高いほど忠実再生に近づくが、あまり高いとダンピングが効きすぎて低音が不足しがちになる。

一般的には、ケーブルを含めた総合DFは20〜40あたりがよいと考えられる。

太いケーブルを使ってDFが40より上昇するとダンピングが効いて低音が細り、細いケーブルを使ってDFが1桁台になると低音が豊かに響くようになる。クラッシック音楽では、この性質が良い方向に働くことがある。




ネットワークのコイルはどうなのよ?

 ケーブルの抵抗を問題にするとき気になるのがネットワークのコイル。ここに大きな抵抗があるのに、スピーカーケーブル僅かな抵抗を気にしても意味ないのでは?そんな疑問がよぎる。

 スピーカーの特性はスピーカー端子のところで測定・規定されているので、そこから先のことは考えなくてよい。



 例えばネットワークのコイルを太いものに変えたり、マルチアンプにしてネットワークを省略してしまうと、Qが下がって低音が出なくなってしまう可能性がある(Qが高すぎる場合は、逆に好ましい方向に行くこともある)。



電線の導体純度は意味あるか

下の図はパワーアンプの出力回路を示したもの。市販のほとんどのアンプにこのような回路が入っている。実際はポップアップノイズ防止のためのリレーや過電流保護回路などがありもっと複雑だ。

R1,C1は、スピーカの高域のインピーダンス上昇を防ぐ(発振防止)回路。L1,R2 は長いスピーカケーブルを使った場合の容量性負荷(C)による高域のインピーダンス低下を防ぐ回路である。

例:R1=1Ω、C1=0.22uF



パワーアンプの出力段にあるフィルター回路の図
パワーアンプ出力段のフィルター回路
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2002/05/0001.png


なぜこんなものが必要なのかというと、ユーザーがどんな負荷(スピーカ、ケーブル)を繋ぐか、わからないから。そこで何をつながれても発振などのトラブルが起きないようにしておく必要がある。回路定数も安全サイドで設計されていると考えられる。

これらの回路定数は、電線のそれよりずっと大きいので、電線の導体純度や構造にこだわっても意味ないことがわかる。



スターカッド、ツイストは効果あるか
ケーブルのインダクタンスは高周波の減衰に関係する。市販ケーブルでは、これを低減するためスターカッドにしたり、ツイストにした商品をみかける。

ケーブルのインダクタンスや静電容量は確かにケーブルの特性に影響を与えるが、それは数十メートル伸ばして使った場合の話。屋内配線(たかだか数m)では無視できる。



そもそもボイスコイルやネットワークのところに大きな L があるのに、ケーブルのわずかな L を気にしても意味ないこと。



プロの現場ではスターカッドケーブルを、ケーブルから出るノイズがマイクのラインに乗るのを減らす目的で使われている。オーディオ用途では見た目や電線の抵抗を減らす以外のメリットはない。



スピーカーケーブルのノイズ対策は意味あるか

ケーブルの静電容量を下げるために絶縁をポリエチレンにしている例をみかける。

静電容量の影響は、パワーアンプの出力インピーダンスによって変わる。パワーアンプの出力インピーダンスは通常、数十〜数百ミリオームオーダーだから、屋内配線用にたかだか10m程度で使う場合は無視できる。

そもそも図1にC1が存在するから、ケーブルのわずかな C を気にするのは意味ないこと。



ケーブルの防振対策は意味あるか

磁場の中で導体を動かすと電流が流れる。地磁気の中でケーブルをいくら揺すったところで、音に影響するような電流は生じない。

機器の出力インピーダンスが高いと振動によって雑音電圧が発生するケースがある。出力インピーダンスの低いパワーアンプに繋ぐケースでは、これが問題になることはまずない。

どーしても関係あると思う人は、電圧波形を観察しながらケーブルで縄跳びしてみるといい。もしなにか変化が見えたら、端子の接触を疑うのが先[4]。それでも音に影響する現象が生じたら、粗悪な製品なのかもしれない。

ケーブルで振動対策が必要な部分があるとすれば、電線の部分ではなく、両端の接続部。「ケーブルを振動対策したら音が良くなった」という話が本当なら、接触が安定した為に違いない。



ケーブルを抜いて挿し直すだけで接触抵抗が変わる
ピンケーブルを使った接続では電気接点が存在する。プラグと端子を接続した状態の等価回路を次に示す。



プラグと端子を接続した接点の等価回路
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/setten3.jpg


Rp,Rtは導体のインピーダンス、Cp,Ctは絶縁体の静電容量、Rp,Rtは絶縁体の絶縁抵抗。

これらはプラグや端子の作りによって決まるが、オーディオの帯域で問題になることはない。Ccは接点に存在する静電容量だが、これもきわめて小さいので関係しない。

Xc は、わけのわからない半導体成分。接点に存在する酸化物や異種金属との接触、汚れ等によって特性が変化する。Xcは理屈上、音色の変化を説明できる唯一の存在だ。



ケーブルの影響は出力インピーダンスで変わる

ケーブルの影響は繋ぐ機器の出力インピーダンスよって変わる。一般にオーディオ機器の出力インピーダンスが大きいほど、この影響が大きい。

アンプとCDプレーヤーや、プリアンプとパワーアンプの接続では、出力インピーダンスが高い。そのため、ピンコードやXLRケーブルはシールド構造になっている。



パワーアンプとスピーカーの接続では、出力インピーダンスが低いためノイズが乗りにくい。スピーカーケーブルにとって重要なのは、インピーダンスを上昇させないこと。

スピーカーケーブルで出力インピーダンスを上昇させる要因に、ケーブルの電気抵抗と端子の接触抵抗がある。後者は数ミリオームある[3]ので意外とバカにならない。新しいケーブルを買ってきて、古いケーブルと差し替えれば、接点の接触状態に変化が起こることは容易に想像つく。

スピーカー端子に刺していた裸銅線
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2002/05/170826_164333.png


スピーカー端子に刺していた裸銅線。時間が経つと酸化してツヤがなくなる。新しいケーブルを買って線を剥いて使えば、接触抵抗が変わるので、音が変わる可能性は十分ある。



雑誌の比較記事は参考にならない

ケーブルを比較する場合は、誤差要因となる「接触の影響」を無くさないといけない。それにはプラグを切り取って端子にハンダ付けする必要がある。

雑誌等に見られるピンケーブルの比較記事は、スピーカーの場合はケーブルの抵抗、ピンケーブルの場合はプラグとの接触の差を聞いているだけとみられる。



アンプ内蔵スピーカーのメリット

スピーカの中にアンプを内蔵して組み合わせを特定すると、図1の補正回路に「何をつながれても発振などのトラブルが起きない」ような余裕を持たせる必要がなくなり、ケーブルも最短になる。すなわち、最適設計が可能になる。良いことだらけ。

モニタースピーカーにアンプ内蔵型が多いのは、このようなメリットがある為。



「ケーブルで音が変わる」と主張する記事が多くある。「ケーブルで音が変わるのは常識」とする風潮もあるようだ。理屈上は、同じ長さ、同じ太さのケーブルを交換して聴感でわかるような音の変化が起こることはありえない。

しかし実際には、ケーブルを変えると音が変わることがある。それは、「ケーブルを変える」作業によって、ケーブル以外のところで、いろいろなものが変わる為だ。



結論〜スピーカーケーブルは抵抗だけに注目すればよい

 スピーカーケーブルの選択は簡単だ。まずダンピングファクター(DF)の目標を自分で決めて、それを実現できる長さ太さを計算で求めて、同じ長さ太さの中で最も安い商品を選べばよい。

 響きの豊かな音を好む人は10前後で計画するといい。真空管アンプのような音が好きな人は、一桁台に落とせばそっくりな音が出せるだろう※。

 DFについてよくわからない人は、DF=20〜40を目標に選べば問題ない。ただ趣味の世界では「見た目」も大事な要素。以下の要領で「太さ」を押さえた上で、お使いのコンポとデザイン的にバランスのとれたものを選べば良いだろう。



※「真空管アンプはトランジスタアンプの10倍の駆動力がある」という話は、このような理屈を知らない人の感想とみられる。



具体例

1.電線の太さを求める
 (以下の計算が面倒に感じる人は、下の方の「手っ取り早く答えを知りたい人へ」をご参照ください)

 DFが20〜40になる電線の長さを求める。これは次式で計算できる[1]。

L = 29 A (Rsp – DF・Ro)/DF (m)       (2)

A:電線の断面積(mm2)、Rsp:SPの公称インピーダンス(Ω)、DF:目標DF、Ro:AMPの出力インピーダンス(Ω)、銅線の抵抗値17.241 mΩmm2/m。

R0は(1)式で計算できるが、不明な場合はやや大きめを想定して 0.2 (DF=40)としてもよい。

電線の断面積は(スケア)には規格があり、次の中から選ぶ。

A = 0.75、1.25、2、3.5、5.5、8

AWG表記の場合は次式で電線の断面積に換算できる(AWG1〜30の範囲で誤差3%以下)。

 A ≒ 52・10ー0.1AWG      (3)

 とりあえず(2)式に適当なAを放り込むと長さが出てくる。長すぎる場合は太さを変えて再計算する。5.5スケアを超える場合は、2本以上の並列配線を検討する。



2.電線を選ぶ

同じ太さなら、できるだけ安い電線を使いたい。

グラフ1は、2004年にオーディオテクニカから発売されていたスピーカケーブルのコストパフォーマンス(CP)を計算したもの。縦軸はCPを示し、数字が大きいほど、安くて太い商品。



オーディオテクニカ スピーカケーブルのコストパフォーマンスを比較したグラフ
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/cablegraph1.jpg

 CP=1000/(単位抵抗mΩ/m×単位価格(円/m)   (4)

注:DVD専用ケーブルなど、2チャンネル分(4本)の構成になっているものは、最初からパラで使うこと前提に抵抗値を1/2とした。


オーディオテクニカ スピーカケーブルのm当たりの直流抵抗を比較したグラフ 
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/cablegraph2.jpg

グラフ2は、グラフ1の縦軸をメータあたりの抵抗値を示した物。数値が小さい商品ほど高いDFを実現しやすい。

端子の接触抵抗は10mΩオーダーになることがある[3]。この縦軸のオーダーと同じなので、端子の接触抵抗が無視できないことがわかる。


グラフ1と合わせて左から順に見ていくと、AT6139※が最も使いやすい候補になる。

※:AT6139は廃番品。2018年の同等商品は、AT6159です。

オーディオテクニカの商品はサイズ(スケア)が不明なので表を作った。



表1 スピーカーケーブルの緒元(2018年 メーカーカタログより)

導体抵抗(mΩ/m) スケア相当値 線径(mm) 適合端子サイズ
(ニチフ) 備考
AT6135(廃番) 16 1 1.55 1.25
AT6157 12.9 1.3 2.0 2
AT6158 6.8 2.5 2.5 3.5
AT6159 4.4 4 3.0 3.5〜5.5



見てくれにこだわらなければ一般的なVFF平行ビニールコードやキャブタイヤケーブル(JIS規格品)で十分。どこの規格にも準拠していないオーディオ専用ケーブルは避けた方が無難だ。

プロ用の定番ケーブルにカナレ4S8 (2.5スケア)、4S6 (1.0スケア)がある。4芯なので2パラにして使う。



手っ取り早く答えを知りたい人へ

ケーブルの「長さ」「太さ」は、もっと単純に「このくらいにしとけば十分」と判断できる基準があると便利だ。

DFはQ(共振倍率)の上昇に関係することを冒頭に書いた。そこでQの変化率に注目して、「このくらいの太さなら、Qはほとんど変わらない」(=聴感でわかる音の変化は出ない)といえる電線のサイズを求める。

DFとQには次の関係があることが知られている[5]。

Q=Q0c(1+1/DF)     (5)

 Q0cはスピーカーシステムのQ。

この式を使ってケーブルの太さとQの変化率の関係を求める。DFの計算は(1′)式を使うが、アンプのDFは比較的ローコストな機種を仮定し0.2Ω(DF=40)とした。以下はその結果。

ケーブルの単位太さ(スケア)とQの変化率の関係を計算したグラフ
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/scearparm.jpg


0.5スケア/mあたりからカーブが寝てきて、1スケア/mを超えるとそれ以上太くしてもほとんど変わらないことがわかる。




この結果からスピーカケーブルは1mあたり1スケアより太くしても音に影響しないと結論づけられる。グラフから、実用的には0.5スケア/mで十分※と判断できる。従い、

スピーカケーブルが4mまでなら2スケア(AWG14)

7mまでなら3.5スケア(AWG12)

11mまでなら5.5スケア(AWG10)

(それ以上は2パラ)

とするのが一つの基準。この条件を満たしていれば多くの場合DFを20以上にできる。

※:カナレのカタログに「スピーカケーブルの選び方」というトピックがあり、ここに「3mあたり1スケア」とある。当サイトの基準よりやや甘い。





使いこなしのポイント

端末処理する
電線の太さと長さが決まったら、線をむいて裸電線を差し込んで終わりではなく、端末処理して使う。これは接触抵抗Rcを安定させるために重要なこと[4]。

端末処理は、圧着端子(Y形)か、バナナプラグが使いやすい。それぞれ、関連記事があるので参考にしてほしい。

究極のスピーカーケーブルを作る
https://souzouno-yakata.com/audio/2003/02/22/2210/

ソルダーレスは音を悪くする〜オーディオ用バナナプラグの選び方
https://souzouno-yakata.com/audio/2008/08/12/2372/


Y形圧着端子で端末処理したスピーカーケーブル 
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2002/05/180122_152332.png

圧着端子は金メッキされたオーディオ用ではなく、ごく普通のすずメッキ品(JIS規格品)を使う[3]。これとコンタクトオイル(Rational003)を併用することで端子の腐食を防ぎ、接触抵抗を考えなくてもよくなる[3]。

(2020/7/1)金と錫の組み合わせは良くないことが知られている。コンタクトオイルを使わない場合は、同じ金メッキされた端子がお勧め。


バイワイヤリングはショートして使う
バイワイヤリング用に複数の端子が用意されている場合は、付属のショート部品を使ってスピーカ側の端子をショートして使うのが正しい。バイワイヤリングの端子それぞれにケーブルを繋ぎ、ショートして使えば抵抗は一挙に半分になる。電気接点が増えることで、接触抵抗が減るメリットもある。

バイワイヤリングのメリットに「ウーファの逆起電力」を挙げる人がいる。これはDFを極端に小さく使った場合にのみ、問題になる(かもしれない)話であり通常の使い方では関係しない。



ケーブルを繋いだ後のチェックポイント
ケーブルを接続したらチェックすべきことがある。音を出した状態でプラグをひねったり、上下左右から指ではじいてみて、音に変化がないことを確認する。

少しでも雑音が出る場合は、接触に問題がある。コンタクトオイル[3]で改善できない場合は、その端子はもうダメである。


<参考購入先>
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB&_encoding=UTF8&linkCode=sl2&linkId=21c63d13ec5e2666d2aeabbf7a38fdb6&tag=asyuracom-22&ref=as_li_ss_tl

スピーカーケーブル いろいろありますが安いもので十分。ただ「見た目」も大事なので、お使いのコンポとデザイン的にバランスのとれたものを選んでください。



<参考文献>
5.「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂(絶版)
https://www.amazon.co.jp/%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E7%99%BE%E7%A7%91-%E7%84%A1%E7%B7%9A%E3%81%A8%E5%AE%9F%E9%A8%93%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/441617909X/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&linkCode=sl1&tag=asyuracom-22&linkId=9e7c630480a47433107839d64e7fd85e


https://souzouno-yakata.com/audio/2002/05/09/2144/
4. 中川隆[-7992] koaQ7Jey 2021年1月21日 11:09:07 : jbp26dqTF6 : dUN0QjhOZ1ZiNWc=[9] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
オーディオグレードヒューズの効果 2021年01月21日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e9a71b2ef572cd52851b2a88432a769f

音質アップをさせる為には・・・と云う事で、「ガラス管ヒューズ」に疑問を持った。10万円のアンプにも、100万円のアンプにも何の疑問もなく「ガラス管ヒューズ」(価格¥50円/個)が使って有る。「オーディオグレードヒューズ」と云う事で、カインラボから「金メッキヒューズ」(当時価格¥4000/個)が出たので、購入して比較してみた。確かに「音質アップ」(音数の増加・音の厚みの増加・音色がまろやかに・・・等)した。

その次に、フルテックの「オーディオグレードヒューズ」(当時価格¥4000円/個)を導入して比較した。「金メッキヒューズ」より明らかに癖が無く、品位が高く、音質アップ効果が高いと確認した。価格も考えて以後このフルテック製のヒューズを基本とした。

こちらは、見てくれは非常に悪いが武藤製作所のER-FXヒューズ(価格¥75000円/個)も使って見た。さすがに価格だけの音質アップ効果を持ったヒューズです。現在、オリンパスシステムや自宅システム様に13個使っている。このFXヒューズを使うと、私の自作電源ケーブルと同様に、「使った機器がふん詰まる」様なサウンドになる。このふん詰まりが抜ける為には、累計2000Hrの「鳴らし込み時間」がかかる。

同じヒューズを使ってもその評価は様々だ。その理由は、「使っても」「使わなくても」変わらないシステムと、敏感に反応するシステムの違いだろう。ステレオのサウンドは、使っている機器+電源系+電源ケーブル+ラインケーブル+SPケーブル+SP内部配線等・・・システムに使っているパーツの「総合力」の違いと、その違いを聞き取る「オーナー」の感性の差で在ろう。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e9a71b2ef572cd52851b2a88432a769f

5. 中川隆[-6710] koaQ7Jey 2021年3月09日 09:55:36 : jYfMRWGpzc : dG5QRVRuR3NmRWs=[54] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
電源部の強化は意外と「音質」に効いてくる 2021年03月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a1f68baea08d87e8398f25c0d1d24cf5


野口トランスのPMC-1000と云う電源トランス。壁コンから電源を取り、トランスで100V→100Vの等価電圧になります。PMC-1001と云う型番では100V→117Vに昇圧されます。このトランスは「電源の安定化」に貢献してくれます。重量が20Kgも有りますので、取り扱いは半端なく重いです。

電源部にトランスを使って「音質アップ」する原理がまだよく理解できませんが、有るか無いかで音質が随分違います。音数が増えて、奥行き感が出てきます。瞬発力やエネルギー感も大きく変わって来ます。

オーディオマニアの方の電源部への取り組みを見ていると、「壁コンから直接パワーアンプに取っているからロスが無い」などと云う方もいますが、実際には良く出来た「タップ」や今回紹介している「電源トランス」を使う方が音質が上がります。

スーパーマニアになると200Vから100Vへのトランスを使って有る方もいらっしゃいます。ただ、200Vは感電すると大変ですので、個人的には使いません。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a1f68baea08d87e8398f25c0d1d24cf5

6. 中川隆[-6598] koaQ7Jey 2021年3月13日 08:46:49 : F4ypLK0IXM : NHNoY1VYZEpXUXc=[5] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
同じ機器でも「音質対策」をすると別物クラスに「音質」がアップする 2021年03月13日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a48a217ddb101a7f7ae2a367ba5ad32a

サブシステムでは50年前のSONYのアンプを使っています。購入した時の価格は、プリアンプで約2万円/台、パワーアンプで0.5〜1.5万円です。でもメンテ代が1.5〜3万円がかかっています。

そのメンテ代の中には、RCAソケット・電源インレット・SP端子の交換なども一緒にやっています。その他にオーディオグレードヒューズの交換(0.5万円)やその交換費用も加算されます。

電源ケーブルをグレードの高いものに変えると機器の性能が激変します。50年前のアンプ類は殆どが「直出し電源ケーブル」です。現在の扇風機に使われている様な細いケーブルが使って有りました。しっかりした電源ケーブルに変えるだけでしっかりしたサウンドに変化します。

RCAケーブルやSPケーブルもグレードの高いものを使ってやれば、相乗効果で更に音質アップします。一般に「どんな機器を使っているか?」だけに注目しがちですが、ケーブル類のグレードやオーナーのスキルも含めた「総合力」で「音質」は決まります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a48a217ddb101a7f7ae2a367ba5ad32a

7. 中川隆[-14646] koaQ7Jey 2021年12月09日 21:01:08 : jKojnsGz2s : NS5ieTFFVDVmWWc=[32] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
玉石混合のシステムの場合
2021年12月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d2ff8452a35938038d56979bd88f0eb1


以前プリアンプの内部配線を必要箇所交換して、「音出し確認」したら全くダメで、テープのINとOUTの配線のみ未交換でした。(テープは使わない予定だった)そこで、テープのINとOUTの配線も同じ配線に交換したら、狙っていた音質・質感になった。

同じ事がシステム全体にも言える。何処か1ヶ所でもグレードの低い機器やケーブルが有ると、その低いグレードに音質は引っ張られる。結局「グランドライン」でシステム全部が繋がっている。関係ない部分と思っても、結局は「見えない部分で繋がっている」訳で、すべてのケーブルのグレードと機器のグレードを合わせないと、低いグレードの機器やケーブルの音質・質感になって行く。

玉石混合の何処か1ヶ所良くしても、全体のレベルはそう簡単には上がらない。音質を追及して行くと、その辺の処まで追求する事になる。

「出ているサウンド」はシステム全体の「総合力」なのです。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d2ff8452a35938038d56979bd88f0eb1

8. 中川隆[-12331] koaQ7Jey 2023年8月28日 11:01:29 : nPGpX5cCvg : cExMUlJaQ1d0UzY=[3] 報告
<▽47行くらい>
Mr.トレイルのオーディオ回り道
スピーカーの「内部配線」
2023年08月28日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/240be5123df1ccc92d1206753f8535b2

上の写真はALTEC社のあるSPの内部配線の状況。

ウーハー部の配線の様子。扇風機の電源配線クラスの配線材が使われているのが良く分かる。音響品で果たしてこれで良いのだろうか? 諸兄は疑問を抱かないのだろうか? メーカーオリジナルだから・・・と云って「音質」に重大な影響力を持つ「配線材」に疑問を抱かないのだろうか?

私のオリンパスシステムでは「特殊な銀線」の極太の配線にしている。何故なら、情報の「伝送力」が極端に違い過ぎるからだ。一般のメーカーオリジナル配線ではCDの中に入っている音の何%を出しているのだろうか?自分でその辺を探って見て、このサイズになった経緯が有ります。出てくる音数や音のヌケ・キレ・ノビが根本的に違ってきます。

オーディオ雑誌では「機器の買い替え」ばかり推奨して、「必要条件」で有る「配線材」の吟味など殆どしていない。またオーディオ評論家諸氏が使ってる機器は殆どが「オリジナル状態」である。試しにSS誌のS氏の使っていたSONY TA-4300Fチャンデバを使って見たがかなりガッカリした。「直出し電源ケーブル」の貧弱さにはほとほと呆れてしまった。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/240be5123df1ccc92d1206753f8535b2


管球アンプの内部配線を良い材料で交換すると・・・
2023年08月25日

現在オリンパスシステムの高域用に使っているGE6550シングルアンプです。購入したのは2008年の事。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2284dcb4a4e3a5c53d59141fc6b3cdad


入荷当時の内部配線の様子。ごく一般的な内部配線です。いかにも管球アンプの音がしました。個人的にはとても使えない音質グレードでした。

XLRソケット仕様に変更やSP端子もフルテックの最高級グレード品に交換し、内部配線も自分で開発した「特殊な銀線」の極太なワイヤーで配線をし直しました。出てきた音は、SN比では100万円台のTr型パワーアンプを凌ぐように感じました。ノイズが全くの皆無です。音数の多さや音の厚みが大幅に改善され、「ヌケ・キレ・ノビ」が全く違う代物になりました。


このサウンドを確認して「オリンパスシステム」に採用しました。このアンプでALTECの#612銀箱や620Aをしばらく鳴らしていました。かなりの音質が確保できましたね。

本来ならば、「Tr型アンプ」もやりたかったのですが、「プリント基板」が使って有り、「回路が複雑」なのと「半田付け端子」が狭いので、(強度がない)「手配線」でするには無理が出て来ます。結論として「触らない方が良い」と判断しています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2284dcb4a4e3a5c53d59141fc6b3cdad

9. 中川隆[-12368] koaQ7Jey 2023年9月10日 06:28:49 : XbVSU8kzts : M0tqVGJEMkp0bU0=[9] 報告
<▽42行くらい>
私の使うアンプは必ずヒューズ交換をする
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14148307

ヒューズも重要な「音質改善」のアイテム
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1018.html

アンプはハンダで音が激変する
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/758.html

オーディオ機器の音色はケーブルで殆ど決まってしまう
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004468

Mr.トレイルのオーディオ回り道
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1011.html

オーディオの音色はケーブルで殆ど決まってしまう
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/417.html

アナログケーブルはLANケーブルが一番良い? スピーカーケーブルは細ければ細い程良い?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1023.html

ゴールドムンド _ その奇跡の音色の秘密
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/948.html

オーディオ機器の性能は「電源ケーブル」で決まる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1060.html

電源・電源ケーブルの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/121.html

ケーブル(電線)の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/757.html

ケーブルで音は変わらない? _ オーディオ・マニアのバイブル「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/543.html

プロケーブル社長の言っていた事が本当だった _ オーディオの基本と鬼門・その真実
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14004014

バランス出力をアンバランスに変換するアダプター
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14118008

10. 中川隆[-10696] koaQ7Jey 2024年5月07日 13:41:32 : 3Ku7HP7b3c : MEtkNDZEQXNsc28=[19] 報告
<■78行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「音楽&オーディオ」の小部屋
オーディオ・ケーブルについて 一考
2024年05月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/90277c93949d6f23aae71b70c924844c

「T」さん(静岡県)が「音の館」を4月末からオープンされるというので、「このブログで良ければ一役買わせてください・・」と、宣伝の片棒を担がせてもらってから3週間余りが経った。

ところが、どうも目立った効果がなかったみたいで、たいへん申し訳なし〜(笑)。

しかし、思わぬ収穫もあったみたいで(ブログの)文中で紹介した「ケーブル」の注文があったという・・。

そこで、追い討ちをかけるみたいだが3年ほど前に製作してもらった「T」さんの「RCAケーブル」(素材はLANケーブル)を改めてご紹介しよう。

ほかにも、4.5mのSPケーブルを作ってもらったわけだが、 こんな細い線材で大丈夫? と当初は半信半疑だったが、実際に使ってみると「ハイスピード サウンド」へと変身を遂げたのだから常識にとらわれないって大切ですね〜(笑)。

さっそく、当時 次のように「T」さんあて打電したことだった。

「素材の味をそっくりそのまま生かすというのでしょうか、楽器の音色が実に素直に聴こえますし、音の収束が早いため(音が)徒に被ることなく余韻が綺麗にそして漂うように出てきます。おそらく使用されたプラグと線材のマッチングもいいのでしょう。大いに気に入りました。」

たかがケーブルごときでサウンドが大きく変わるのだからやっぱりオーディオって「八岐大蛇」(やまたのおろち)みたいで正体不明だね・・。

それにしても、ケーブルに関する理論は諸説あるのだが、折角の機会なので、とあるメーカーの説を紹介させてもらおう。もちろん、信じる、信じないは貴方の自由なので念のため〜。

そもそも、読書にしろブログにしろ 作者と読者の「同意」と「不同意」の繰り返しによる対話 を通じて進んでいくものですからね。

☆ ケーブルについての基本的なポリシー

当社はおそらくどのメーカーよりもケーブルに対して醒めた目を持っている。オーディオシステムに置かれたケーブルは必要悪以外の何物でもなく、その存在を小さくする努力にしか進化を認めらない。当社にとってケーブルの進化とは「消滅へのプロセス」であり、(当社が製作した)〇〇〇〇は自らの存在を極限まで矮小化したケーブルシステムだ。

☆ ケーブル自重

ケーブル自重は当社にとって重要なファクターだ。ケーブルは自重によって自らを振動体(床、壁)に押しつけ、重いケーブルほど芯線が受け止める振動の衝撃は大きくなる。

芯線を振動からアイソレートするべきダンピング材がケーブル自重の増加に一役買うので、意図したほどのダンピング効果が得られないばかりか、ダンピング材に蓄えられた振動エネルギーの解放を、これまたダンピング材が妨げるため、音楽のダイナミクスの変化がケーブルに吸収され、リズムが立たない。この悪循環を断ち切るにはケーブル自重を軽くする意外に有効な手立てはない。

☆ 芯線直径

「太い芯線は重低音が出る」というのは本当だ。ただし、その重低音がソース(CDやレコード)に含まれるものかどうかは疑わしい。太いケーブルを使って重低音が出たとしても、その先にはウーファー(低域用ユニット)の“か細い”ボイスコイルが繋がっている。したがって、その重低音がソースに含まれるものであれば、ボイスコイルと同じ線径のケーブルを使っても再生されるはずだ。つまり、ケーブルによる低音の差とは固有振動数の異なるケーブルの音色の差でしかない。

太い芯線は振動エネルギーの蓄積が大きく、エネルギーの解放が遅れるため、音楽のダイナミクスの細かな変化に追従できない。いったん振動すると止まりにくく、振動(鳴き)を止めるために芯線を締め上げると逆にストレスがかかる。それは音の伸びを妨げ、周波数レンジを狭める。同様に重いケーブル自重や、きつい撚り合わせも芯線にストレスを与える。ケーブルに限らず、あらゆるコンポーネンツに与えられる「ストレス」と「ダンピング」は音楽の躍動感を殺す2大ファクターだ。

もう一度ウーファーのボイスコイルの太さに戻って考えて欲しい。質の良い低音をケーブルの太さに求めるのは本筋ではない。もっと別のところ、つまり電気の通り道の太さにではなく、振動の通り道の明快さに求めるべきだ。

☆ その他(特記事項)

・ ケーブルをひもやビニタイで縛らないこと。どうしても必要な場合はゆるゆるの状態に。また、シールド線は被せないこと。効果がないばかりか、逆にアンテナとして働く場合の方が多い。

・ +側と−側のケーブルはツィストしても、しなくてもよい。前者では音像型になり、ハムに対しても若干強くなる。後者ではレンジの広い音場型になる。当社はこちらを好む。なお、ツィストする場合はけっしてきつく撚りあわせないこと。芯線にストレスがかかり、レンジが狭く歪っぽい音になる。したがって、1ターンあたり3cm以上の緩いツィストにすること。とにかく「ケーブルにストレスをかけない」これがもっとも重要なキーワードだ。

というわけで、「T」さん製作のケーブルは、この理論にピッタリ当てはまるんですよねえ・・、今でも重宝してま〜す(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/90277c93949d6f23aae71b70c924844c

11. 中川隆[-10377] koaQ7Jey 2024年5月31日 08:09:09 : 8cGEcQl3XI : bVYvVkJvdlVSL28=[9] 報告
<■51行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」の為に、一番最初にすべき事
2024年05月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a437a0151c1e8f9b143e6eede2b2017d


どんな高価な機器を持っていても「音質」が伴わなければ「宝の持ち腐れ」だと思う。「音質アップ」を考えているなら、まず最初に手を付けるべきは「電源」だと思う。

何処の家庭でもある分電盤です。上の段に4系統、下の段に2系統になっているのが音楽部屋の分電盤です。下の2系統が遊んでいたので、「オーディオ専用」に使いました。分電盤の上に2本の電線が見えています。これが追加した電線です。

分電盤の下段の2系統を「オーディオ専用」に引き回しています。

2口壁コンを2個使っています。それぞれが分電盤から直接来ています。壁コンもフルテックのロジウム仕様の最高級品を使っています。

私の場合、壁コンから「20Kg電源トランス 100V-100V」を使っています。20mm厚の木箱に入れ、内部配線も特殊な銀線で配線しています。この電源トランスから各機器に分配しています。電源トランスの容量が1000Wなので、オリンパスシステムでは3台使っています。電源ケーブルのソケット類もフルテックのFI‐50と云うロジウム仕様の最高級品で統一しています。

ここまでしなくても、分電盤から「オーディオ専用電源」にするだけで、冷蔵庫や電子レンジ、クーラー等の電化製品が発する「ノイズ」から逃れる事が出来ます。

「オーディオ専用配線」を工事して頂く為には、電気工事士の免許を持つ方(電気屋さん)にお願いすればよいと思います。工事費用はわずか¥1万円程度で済みます。自宅では30年近く「ノイズ」に悩まされて来ましたが、「オーディオ専用電源」にした処、あっさりとノイズが消えました。もっと早くやれば良かったと思いました。なかなかこんな情報が少ないので書いて見ました。

電源の良し悪しはシステム全体の「質感向上」に寄与します。機器を買うよりこの「オーディオ専用電源工事」の方が安くて、確実に「音質アップ」します。費用対効果が素晴らしいと思います。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a437a0151c1e8f9b143e6eede2b2017d

自宅のメインシステムの電源ライン
2024年05月31日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f275a62325de28d63fa1533fc4bc8362

自宅のメインシステムの電源ラインも「オーディオ専用」に分電盤から取っています。ただ。こちらは「省エネ機器」を使っているので、「電源トランス」は1個(1000W)で済ませています。

低域用のディネッセンのパワーアンプの下の段の「赤茶色」(100V-100V)を1個使っています。右側のオーク色の木箱は500W(100V-117Vステップアップ)の電源トランス入りですが、現在使用していません。ただ、このままでは取り口が不足しますので、専用のタップを自作して機器の数に対応させています。

長らく自宅では「ノイズ」に悩まされて来ましたが、完全になくなりました。特にアナログレコードを聴く時にノイズが出やすかったです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f275a62325de28d63fa1533fc4bc8362

12. 中川隆[-10350] koaQ7Jey 2024年6月02日 13:31:13 : pd6waTzt6s : aUJjYTBxNUtiRGM=[17] 報告
<△29行くらい>
Mr.トレイルのオーディオ回り道
電源ケーブルの時代的変遷
2024年06月02日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/da8a1489d93d4116a75dee1b48b15677

1960年代のマッキントッシュアンプの電源ケーブル。

電源は「音質アップ」については非常に重要な項目です。1970年代は写真(ダイヤトーンのアンプ)の様な、扇風機に使われている様な電源ケーブルでした。

1980年代の中頃になると、電源ケーブルの太さが太くなって来ています。(写真はアキュフェーズC200L)太くなると共に「音質が良くなった」との評価を得ています。この頃から、電源ケーブルに拘ったアンプ類が出て来ます。例えば、パイオニアのエクスクルーシブC5等。しかし、この時点でマーク・レビンソン製のアンプは「インレット化」されており、国産アンプは後塵を拝していました。「インレット化」する事により、高性能な電源ケーブルが交換して使える様になります。

業務用機器は早くから「インレット化」及び「XLR化」されていました。(写真はスチューダーのCDP)
国産機器も1990年代の中頃から、高級機は電源のインレット化やXLR化が出て来ます。漸く海外の高級品と同じ様な仕様になって来ました。

個人的には、古い機器でも自分で「インレット化」をして使っています。(写真は1972年製SONYのアンプ)

こちらはディネッセンのアンタレスパワーアンプ。1982年頃のアンプです。既に「インレット化」されていました。RCA端子とSP端子を高級品に交換して使っています。

「音質アップ」は表からは見えない部分になります。見栄え的には費用対効果は最悪ですが、「音質」は確実にアップできます。聴いて満足したいものです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/da8a1489d93d4116a75dee1b48b15677

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