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鶴田法男 ほんとにあった怖い話 第二夜(朝日ソノラマ 1991)
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1193.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 11 月 28 日 20:35:39: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 中川隆 _ ホラー映画関係投稿リンク 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 23 日 13:37:40)

鶴田法男 ほんとにあった怖い話 第二夜(朝日ソノラマ 1991)


霊のうごめく家(1991)
「ほんとにあった怖い話 第二夜」収録


動画
https://www.nicovideo.jp/watch/sm4646757?mylist_sort=0&playlist=eyJpZCI6InZpZGVvX3dhdGNoX3BsYXlsaXN0X215bGlzdCIsIm15bGlzdElkIjo4MjUwNjkyLCJteWxpc3ROYW1lIjoi6buS5rKi5riF44G-44Gk44KKIn0&ref=pc_userpage_mylist
https://www.nicovideo.jp/watch/sm4646892?mylist_sort=0&playlist=eyJpZCI6InZpZGVvX3dhdGNoX3BsYXlsaXN0X215bGlzdCIsIm15bGlzdElkIjo4MjUwNjkyLCJteWxpc3ROYW1lIjoi6buS5rKi5riF44G-44Gk44KKIn0&ref=pc_userpage_mylist


監督:鶴田法男
脚本:小中千昭
音楽: 尾形真一郎


キャスト
小笠原亜里沙/藤生有紀子/金箱和見/竜のり子/伴直弥


鶴田法男監督は、Jホラーの先駆者として知られている。

初監督のビデオ作品「ほんとにあった怖い話」(1991)などで、今日「Jホラー」と呼ばれるジャンルの演出法の基礎を確立したのだ。

「ほんとにあった怖い話 第二夜」(1991)に収録された「霊のうごめく家」は特に有名だ。この作品からJホラーが始まったと言ってもいい。


 ちなみに、Jホラーの演出法を「小中理論」と呼ぶことがあり、私も便宜上、そう呼んできたが、正確には「小中=鶴田理論」と呼ぶべきだろう。Jホラーの演出法を生み出した創始者にもかかわらず、鶴田監督がJホラー的演出に追従した「小中理論の体現者」と誤解されることがあるという。

実際には、脚本家の小中千昭とともに、「ほんとにあった怖い話」でJホラーの演出法を作り上げていったのは、鶴田監督なのだ。

小中も著書「ホラー映画の魅力 ファンダメンタル・ホラー宣言」(岩波アクティブ新書)の中で、

「鶴田法男氏とは、撮影前、そして完成後にも対話をし、いかにしたら実話再現ドラマにて怖い映像が生み出せるかについての検討を重ねていた。(中略)このときには明文化していなかったこれらのことを高橋洋氏へ説明するときに、後に<小中理論>と命名されるものができ上がっていく。」

と明瞭に書いている。明文化した功績は小中氏にあるので、先に名前を挙げるとしても、誤解がある以上、今後は「小中=鶴田理論」とすべきだと思う。
http://www.cinemaonline.jp/%EF%BD%90%EF%BD%8F%EF%BD%96%EF%BD%9E%E5%91%AA%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0%EF%BD%9E/

借家に越してきた家族が体験する心霊現象を淡々とつないだ、ジャパニーズホラー黎明期の傑作短編。引っ越したばかりの感情の不安定さと心霊現象による恐怖をうまく重ね合わせている。たとえ心霊現象が起きても、そのことだけに翻弄されず、日常生活は続けられているところが実話怪談的。

ここでの幽霊は、上下黒ずくめの男性。顔を多少メイクしてはいるものの、そのまま普通の人間が演じていて動きはほとんどない。異形にならないように幽霊らしさを出そうとする方法のひとつで、その後、黒沢清監督『回路』(2000)などで洗練されていく幽霊の元祖だけれど、こちらはノンエフェクトで幽霊としての記号が少ないので、リアルではある(んだろう)けれど今見るとちょっと微妙。

ちなみに、のちの「ほんとにあった怖い話」で同じく“借家モノ”の「憑かれた家」(2003/ユースケ・サンタマリア主演)を鶴田演出で撮っていたのだけれど、オープニングのショットはこの作品を自ら引用していた。
https://mochiya.hatenablog.com/entry/20060918/1158571394

名作 霊のうごめく家

今の日本のホラーにかなり影響をあたえている作品だと思います。
確かに低予算なのでメイクなどがイマイチであまり怖くなかったりとか、鶴田監督も自分で語ってる様に初めての演技指導でどうしていいかわからなかったらしく俳優の演技があまり良くなくて恐怖感が伝わらないなどなど欠点はありますが楽しめる作品だと思います。

霊がなにもせずに立っていて不気味で不吉さを感じさせるって言う表現が多いので、呪怨みたいに霊が思いっきり襲ってくるのが好きな人には怖くない作品集かもしれないです。

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%80%96%E3%81%84%E8%A9%B1-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%89%88-DVD-%E6%B5%85%E6%B2%BC%E9%A0%86%E5%AD%90/dp/B0001927CO
 

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コメント
1. 中川隆[-9544] koaQ7Jey 2020年11月28日 22:45:24 : fhXpTNTSFo : d2lndk56TWlqQjI=[27] 報告
夏の体育館(1991)
「ほんとにあった怖い話 第二夜」収録

動画
https://www.nicovideo.jp/watch/sm4647954


監督:鶴田法男
脚本:小中千昭

キャスト
寺田恵美/春原由紀/中島佐和子/水沢杏子


オリジナルビデオ(俗に言うVシネマ)として作られた、霊体験再現ドラマシリーズの最初期作品。その後のジャパニーズホラーのお手本になったと思しき演出方法が散見できる。

特にこの「第二夜」は音楽の使い方が前作「ほんとにあった怖い話」(1991)にくらべてモダンで、子役の演技力に目をつぶれば、今でも十分に怖い。

体育館にある小部屋(放送室?)に現れる女幽霊は、顔を半分長い髪で隠し、赤いボディコン姿でかくかくと迫ってくる。ここではまだ足下を半分透けさせて幽霊であることをわかりやすくしているものの、その後のジャパニーズホラーの幽霊の基本になった造形。

しかし、どうやら鶴田監督自身は自分が発見、発明した演出スタイルを突き詰めることより、センチメンタルなドラマのほうに興味があるようで、続編『新・ほんとにあった怖い話 幽幻界』(1992)ではこのタイプの幽霊を使っていない。
https://mochiya.hatenablog.com/entry/20060826/1156577918

2. 2020年11月28日 22:49:29 : fhXpTNTSFo : d2lndk56TWlqQjI=[28] 報告
J−ホラーの始祖・鶴田法男監督の原点から現在までを辿る特集上映&トークショー
2015年8月29日
http://www.moegame.com/movie/archives/201508290609.html


昼の部では、テレビ版は子供たちの8割が視聴し、
夏の風物詩としてすっかり定着指定し、
鶴田自身もライフ・ワークとして自認する『ほんとにあった怖い話』の原点である
オリジナル・ビデオ版3部作

『ほんとにあった怖い話』、
『ほんとにあった怖い話/第二夜』、
『新ほんとにあった怖い話/幽幻界』

を一挙に上映し、
上映後には女優・林田沙希絵がMCを務め鶴田によるトークショーも行われた。


OV版『ほんとにあった怖い話』シリーズは、
和光大学を卒業しビデオ・メーカーに勤務し、商業作品では現場経験のなかった鶴田が、
大学4年の夏に撮影をはじめた自主製作短編『トネリコ』を名刺がわりに持参して、
当時の原作の版元朝日ソノラマから原作権を得て、
同じく製作元のジャパン・ホーム・ビデオに企画を持ち込んで、
91年から92年にかけて製作されたという、まさに鶴田自身が生み出した作品だったとのこと。

鶴田監督
「当時はOV作品の隆盛期で、これなら僕でも作れるなと。
助監督経験もなく臨んだシリーズ1作目は、現場でわけがわからぬまま手さぐりでやっていたので、
作品としては納得してない部分がありました。
それもあって、2作目を撮る時、特に『霊のうごめく家』では事前にガチガチの絵コンテを書き、その通りに撮影した」

と当時を振り返る。
観客からのQ&Aの際にはシリーズ1作目・2作目と3作目のテイストの違いについての質問が出たが、
これは自信作であった2作目が当時セールス的には1作目ほどには振るわなかったので、
あえてリアルなショッカー・タイプの作品を狙ってみたとのこと。

鶴田監督
「ただその後、『霊のうごめく家』は黒沢清監督や高橋洋さんら錚々たる方々からも評価をいただいているので、
評価というのはすぐその場で出てくるものではないですね」

そんなシリーズ最恐との評価も高い『霊のうごめく家』だが、
撮影時にはロケに使った家屋で、実際にスタッフやキャストが不可思議な体験をしていた話も披露され、
またその場で直接何かを見たわけではない鶴田自身も小学生時代にいるはずがないものを見たことがあるという。

「でも見た瞬間は、なんとも思わなかったんです。
それが後になってから、ぞっとしてきて。

そうした体験があって、『ほん怖』では役者さんに、怖いです!っていう芝居はやめてもらうようにしてるんですよ。
『霊のうごめく家』でも母親が振り返るとそこに人影があってという場面を撮る際に、
女優さんは最初驚く芝居をしてきたんですが、それはやめてじっと見てくれと。

それで2テイク目を撮った際に、彼女が凝視している姿にカットをかけたくなくなってしまい、
彼女もどうしようかな?みたいな感じが出てきた最後の方の部分を編集で使ってみたんです」
そう、『ほん怖』の恐怖演出には、そんなリアルな裏付けがあったのだ。

そして、この記事がアップされる8月29日21時から放映される、
テレビスペシャル版最新作となる土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015』の会場だけの特別予告編も披露。


今回も豪華キャスト陣による全6話が放映されるが、
その中の一編で観月ありさ主演の『奇々怪々女子寮』は、
数年前に原作を読んだ時に

「これは女性版『霊のうごめく家』になる」(鶴田)
と感じ、数年来温めて来た作品とのことで、期待が高まる。

そして夜の部では、貴重かつ“グローイングアップ映画祭〜鶴川ショートムービーコンテスト”らしいサプライズ上映後に、
劇場公開近作にして鶴田の幻想ドラマとしての一つの到達点ともいうべき『トーク・トゥ・ザ・デッド』の上映と、
岡村洋一がMCをつとめ、鶴田と同作に出演した女優・桜井ユキによるトークショーが開催された。


死者と通話できるアプリを題材にした同作は、
出資元の希望によりヒロインたちの職業をデリヘル嬢にしたことから、
ヒロイン役の小松彩夏以外は想定していた女優から出演を断られ、
それならオーディションでということになり、
もう一人の重要なキャラクターである残念なデリヘル嬢マユを射止めたのが、当時まだ新人だった桜井ユキなのだ。


「最初に本読みをしてた頃は、頭のいい子がキャラクターを作ってる感が強かったんですが、
本人から直接相談したいと電話をもらって、面倒くさいな(笑)と思いながら会って話をし、
その後現場で再会したら全然変わってました。

現場では、撮影中じゃなくてもマユそのものになってたね」
と、その“カメレオン女優”ぶりを絶賛する鶴田。

その発言を裏付けるように、近年は『リアル鬼ごっこ』等の園子温監督作他出演作が目白押しで、
「忙しくなっちゃって」と鶴田にこぼされる桜井だが、
土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015』で久々に鶴田監督作品に出演しており、

「本当に久しぶりに鶴田監督の現場に帰って来れて、ほっとした気持ちでした」
と感想を語った。

因みに観客からのQ&Aで、演じてみたい役柄を尋ねられた桜井の答えは

「殺人者を演じてみたいですね、連続殺人がいいです」
これに対して鶴田も

「桜井で殺人者を撮りたい」
と意欲を見せる。
もしかしたら、近々最恐の殺人ヒロインが実現するかも?!

なお今回放映される新作『ほん怖』では、MCをつとめた岡村も、
斉藤工演じる警官に取り調べを受ける無銭飲食犯役で出演しているとのこと。


そんな岡村から、作品で恐怖を描き続けることに関して問われた鶴田は

「こどもの頃に怪談噺をして楽しかった記憶を映像化したものですね。
ただ最近の世の中は、恐ろしい事ばかりで、そうしたことに出くわしてしまうことは残念ながらある。

その時に恐怖に対する耐性を…というのもありますし、
それらにどう折り合いをつけていくか考えておかないといけない部分はある。

また恐怖の中ゆえに人間の業を感じさせる部分があったり、情といったものも描ける。
そうしたものを、恐怖を通じこどもたちにわかりやすく見てもらうことを目指しているのが『ほん怖』なんです」

と語った。

http://www.moegame.com/movie/archives/201508290609.html

3. 中川隆[-9543] koaQ7Jey 2020年11月28日 23:18:05 : fhXpTNTSFo : d2lndk56TWlqQjI=[29] 報告
真夜中の病棟
ほんとにあった怖い話夏の特別編2007

動画
https://www.nicovideo.jp/watch/sm3988246


脚本:鶴田法男 三宅隆太
演出:鶴田法男

出演:
小倉聡子 … 榮倉奈々
藤川香織 … 佐藤寛子
武田真理子 … 池谷のぶえ
山岸雄一 … 小池榮


看護学校を卒業した聡子(榮倉)は、とある病院に勤め始める。先輩看護師の香織(佐藤)、主任の真理子(池谷)とともに深夜勤務をしていた聡子は、病室からのナースコールに不審を抱く。点滅した部屋は空き部屋だったからだ。

聡子は、香織に連れ添ってその病室へと向かった。ふたりが病室の扉を開けると、そこには誰もいなかった。だが、部屋を出ようとした瞬間、「背中が痛いよ…」という子どもの声が聞こえてくる。恐怖に怯える聡子。しかし香織は、誰もいないベッドに近づき、あたかもそこに患者がいるかのように、背中をさするような仕草をしながら話しかけた。顔面蒼白でナースセンターに戻った聡子は、仕事が手につかない。

それから数日後、再び深夜勤務をすることになった聡子は、巡回中にピタピタという怪しい音を聞く。その音は、廊下の奥にある階段の方から聞こえていた。聡子は、恐怖と戦いながらその階段まで確かめに行く。すると・・・。
https://www.fujitv.co.jp/honkowa/file/file32.html

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