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不正選挙を訴えるトランプとオウム麻原死刑囚が重なる部分
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280985
2020/11/07 日刊ゲンダイ
ホワイトハウスで記者会見するトランプ米大統領(C)AP=共同
「選挙を盗むことは許さない」「正当な票を集計すれば私の楽勝だ」――。
米大統領選で、民主党のバイデン前副大統領(77)と激戦を繰り広げた共和党のトランプ大統領(74)が5日、ホワイトハウスで記者会見し、「選挙で不正が行われている」との主張を繰り返した。
米国が築き上げてきた民主主義制度を、大統領自らが“否定”するような言動に対しては、競り合った民主党支持者だけでなく、身内である共和党議員からも批判の声が出ているが、トランプ大統領はお構いなしだ。
怒りの感情に任せて常軌を逸した行動に出ている姿には呆れるばかりだが、「私の票が盗まれている」と選挙の不正を訴えるトランプ大統領の姿と重なるのが、2018年7月に死刑執行となった「オウム真理教」元代表の麻原彰晃(本名 ・松本智津夫)死刑囚だ。
麻原彰晃死刑囚(C)共同通信社
1990年2月の衆院選。「オウム真理教」は約10億円の選挙資金を投じて25人の候補者を立てたものの、全員が落選して供託金も没収された。この時、「トップ当選する」と豪語しながら落選した麻原死刑囚がメディアの前で叫んでいたのが「投票箱をすり替えられた。国家の陰謀だ」「不正選挙だ」という言葉だった。
選挙の大敗を受け、教団は「国家を潰せ」と先鋭化。信者らが熊本・波野村の施設で毒ガス製造や細菌兵器の開発に着手していくわけだが、これも、トランプ大統領の「不正選挙」の訴えに呼応して開票所に押し掛け、感情むき出しで「不正」を訴えるトランプ支持者の姿とそっくりだろう。トランプ大統領と麻原死刑囚の“共通点”はどこにあるのか。
明大講師の関修氏(心理学)がこう言う。
「トランプ大統領の姪で、臨床心理学者メアリーは著書で、トランプ大統領を『ソシオパス(社会病質人格障害者)』と書いています。ソシオパスというのは平気でウソをつく人。いわば詐欺師的な性格です。そして、トランプ大統領の言葉を何ら疑うことなく、そのまま信じ込む人がいる。そういう点ではカルト宗教と似ていると言えるでしょう。トランプ大統領は熱狂的支持者だけに聞こえる『犬笛を吹いている』とも言われましたが、これは支持者を“暗示”にかけているわけで、カルト宗教も同じ。懸念されるのは、オウム事件のように“暗示”にかかった人たちが何をするか分からないことです。実際、トランプ大統領のツイッターの呼び掛けに賛同した支持者が、ミシガン州の知事を拉致しようとしてFBIに逮捕、起訴されました。今後もこうした事件が起きる可能性はあると思います」
トランプ大統領が中国やロシアと並ぶ超軍事大国のトップに就き、今も核兵器の発射ボタンを握っているのだと思うと、つくづくゾッとしてしまう。まさかあと4年も…なんてことはあるのか、ないのか。
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