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ノーベル賞を授賞された本庶博士が「インフルエンザのワクチンを打っても効かないことが多いのは、流行している間に、ウイルスの遺伝子が変異していくからです。遺伝子が変異してしまうと、ワクチンが効きにくくなったり、まったく効かなくなったりするのです」と述べておられます。
新型コロナもどんどん変異していると言われています。上手くワクチンが開発出来ても大きな効果は期待できないのではないでしょうか。
ワクチンでインフルエンザの流行を防げないのは接種率が低いからだと考える方もおられるかも知れない。国民のほぼ全員が接種すれば日本からインフルエンザの流行を防ぐことができる。新型コロナのワクチンが開発されて日本人の大多数の人が接種し、来日するオリンピック選手はじめ関係者が全員ワクチン接種して来日すれば、新型コロナがオリンピック・パラリンピックの障害になることはないということになるでしょうか?
天然痘のように種痘で撲滅できた病気はありますが、インフルエンザでは流行を抑えるという点では、ほとんど効果がないのが実態です。日本ではインフルエンザの流行を防ぐために学童に対してほぼ全員に接種されていた時期がありましたが、インフルエンザの流行を抑えることができませんでした。
『前橋レポート』と呼ばれる研究があります。1979 年に一回目のインフルエンザ予防接種を受けた後に小学5 年生の児童がけいれん発作を起したことから、二回目の接種を取りやめ、前橋市では次の年からワクチン接種を取りやめました。隣接の市町村では強制接種でしたので状況を比較研究しました。
結果は、前橋市と、ほぼ全員が強制接種されている隣接市町村とインフルエンザによる欠席者とかはほぼ差がなかったのです。前橋市よりインフルエンザの罹患率の高い隣接市町村も沢山ありました。罹患率の低いところもあったでしょうが、ワクチン全員接種による予防の有意差はほとんどなかったのです。
せっかく作ったワクチンは、前年なら効いたのかも知れないが、その年には効果がなかったのではないかというのが一般的な説明のようです。始めから全く効果などなくて製薬会社が儲かるだけの代物という可能性も全く否定はできませんが。ちなみは現在でも厚生労働省からワクチン接種が推奨されていますが、インフルエンザの予防できるとは言っておりません。厚労省のパンフレットでは“インフルエンザワクチンは重症化予防などの効果がある一方で、発病を必ず防ぐわけではなく、接種時の体調などによって副反応が生じる場合があります”
と記されています。
コロナの対策としては、軽症どころか検査で陽性となった無症状者でも隔離しているのですから“重症化予防などの効果がある一方で、発病を必ず防ぐわけではなく”ではオリンピック開催のためには全く不十分なわけで、感染をほぼ完全に防がなければなりません。ワクチンを接種しても不幸にしてコロナに感染した人も隔離されることになります。
現在米国などで開発中のコロナワクチンは、重症化予防程度ではなく感染を完全に防ぐためものなのでしょうか? これだけ世界中に蔓延しているコロナを撲滅できる可能性のあるワクチンが開発できたら開発企業の利益は莫大なものになるでしょう。ところがコロナワクチンを開発したと発表したファイザー社CEOがコロナワクチン発表同日に自社株を60%売却したと報道されています。このタイミングでの売却に、「これ以上の株価上昇は見込めない、もしくは下落する、つまり、ワクチンが効かない、もしくは副作用が出て株価が暴落する」とCEO自身が考えている、と言われていることも不思議ではありません。風邪は普段健康な人にとっても比較的軽い感染症ですがワクチンも直接効く治療薬もありません。コロナウィルスはインフルエンザより風邪に近いので、そんなに簡単に効く治療薬もワクチンも開発されるとは思われません。ファイザー社のCEOもそのように考えているのでしょう。
仮にワクチンに非常に効果があるものだとしても、少なくない国民は副作用を恐れて接種を躊躇するでしょう。私も仮に罰金や過料を科されても接種したくありません。
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