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コロナ暗転のとんかつ店主 営業再開予定も油かぶり壮絶死
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/272832
2020/05/07 日刊ゲンダイ
店前には感謝を伝える献花が…(C)日刊ゲンダイ
「真面目で温厚な人だったのに……」
商店街関係者から惜しむ声がやまない。先月30日、東京・練馬の老舗とんかつ店「まるとし」の男性店主(54)が火災で死亡。警察によると、遺体には油を浴びた形跡があったという。地元で愛された店主の“壮絶死”の裏に何があったのか。
現場の店は、東武東上線「東武練馬」駅から徒歩1分、旧川越街道に面する創業50年の老舗だ。亡くなった店主は妻の父の後を継ぎ、約20年前から3代目として店を切り盛りしてきた。
法大経済学部の夜間学部に通った後、店で働きながら、慶大経済学部の通信教育課程でも勉強。11年半かけて卒業後、日大大学院総合社会情報研究科で修士課程を修めた努力家だ。院生時代に本人が書いたとみられるブログ「東武練馬まるとし物語」には、取引先の見直しや新メニューの開発など〈店を変革しようとする意気込みは、自分でもどう展開していくのか、そのゆくえが楽しみである〉と記していた。
区の食育応援店のパンフレットに〈豚肉は麦小町、鶏肉は桜姫。(略)季節の練馬産野菜を使用〉と紹介するなど、食材へのこだわりも欠かさなかった。練馬駐屯地の自衛官が町内の集会所で宴会を催す際には、決まって仕出しを頼まれるほど人気だったという。
食材をこだわる人気店だった(C)日刊ゲンダイ
翌日に営業再開の予定だった |
そんな地元に溶け込んだ店で火災が発生したのは、先月30日午後10時ごろ。当時、1人で店にいた店主が全身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡した。緊急事態宣言後の先月13日から店は休業を余儀なくされ、1日から営業を再開する予定だったという。
「ほぼ休みなく、お店を開けていた仕事熱心な人です。マラソンが趣味で、東京五輪の聖火ランナーにも選ばれていました」(近隣住民の50代男性)
店を訪れると、シャッター前に複数の献花が捧げられていた。店主が副理事長を務めていたニュー北町商店街振興組合の大野裕之理事長(60)は「なぜ亡くなってしまったのか」と悲痛な面持ちで語り、こう続けた。
「商店街を盛り上げるため、打ち水イベントを企画したり、商店街の各店舗を紹介するパンフレットを作成したり、熱心に活動していただきました。4月30日の午後3時くらいに、営業再開の準備をしていたご主人に消毒用アルコールを渡しに行った時、『お店をやめようかな』と口にしていたのを覚えています。東京都の協力金に申請していたようですが、すでに精神的に追い込まれていたのかもしれません。まさか、数時間後にお亡くなりになるとは……」
娘3人と幼い孫が1人いたという店主。大野理事長は「補助金が早く支給されていれば、心にもう少しゆとりがあったかもしれない」と声を落とすが、悔やんでも悔やみきれない。行政は己の怠慢を反省すべきだ。
【事件】コロナ暗転のとんかつ店主 営業再開予定も油かぶり壮絶死 https://t.co/IyhtPPWuTc #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) May 7, 2020
【コロナ禍に倒れた「創業50年」の看板】油をかぶり・・・ 地元で愛された老舗とんかつ屋 店主が壮絶死≠遂げるまで 翌日に営業再開の予定だった(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/RvKZ1o7btn
— KK (@Trapelus) May 7, 2020
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