http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/678.html
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「帰還困難区域の復興拠点外内の自宅 線量測定で見えた課題(福島県)」
(テレビュー福島 2021/9/27)
https://www.tuf.co.jp/newsdata/NS_play.php?NewsData=assets/article/202109274210.php
8月、政府は復興拠点外の帰還困難区域について、2029年までに避難指示を解除する方針を示しました。
放射線量の測定を行ってきた専門家のもとには、避難している住民から帰還に向けた相談が多く寄せられているといいます。
私たちは放射線量の測定に同行、そこから見えた課題とは・・・。
福島県福島市のエゴマ農家、石井農園。
福島県浪江町の帰還困難区域、赤宇木地区から避難してきた石井絹江さんが、夫と共に経営しています。
震災前、福島県浪江町の職員だった石井さんは、2015年から避難先の福島県福島市などでエゴマの栽培を始めました。
始めたきっかけは、夫に元気を取り戻してもらうためでした。
石井さん「(飼育していた)ウシがいなくなったら、おれ何やったらいいのってことで、お父さんのためになればいかなと思って始めたのがエゴマ作りだったんです」
いまの願いは福島県浪江町の自宅に帰り、エゴマの家庭菜園をつくること。
政府は8月、帰還困難区域のうち復興再生拠点区域以外の場所について、2029年までに希望する住民が帰還できるように避難指示を解除する方針を示しました。
この方針に、石井さんは…
石井さん「やはりそれを早くしてくれって、何もたもたしてんだって。まだまだ帰還困難区域なので帰れないっていうのは分かってますけどでも、やはり帰りたいんですね」
震災後、毎月福島県浪江町の自宅に足を運んできた石井さん。この日は、自宅周辺の放射線量の測定に向かいました。
石井さん「往復4時間の時間っていうのは私一人の時間だから、その時間がすごく楽しいなって思うんですね」
測定に協力したのが、放射線防護学を専門とする立命館大学名誉教授の安斎育郎さんが率いるチームです。
震災後、県内の放射線量の測定を継続的に行ってきた安斎さんのもとには、避難している住民から帰還に向けた相談が多く寄せられているといいます。
安斎さん「10年近く経つのでまた福島に帰りたいけど帰れる状態かどうか、もと住んでた家の周辺を測ってほしいという帰還に備えて測定してもらえないかっていう相談ですね」
国のモニタリングポストの測定では、赤宇木地区の集会所の空間線量は毎時1.8マイクロシーベルトほど。震災翌年の4月比べて5分の1ほどに減少しています。
測定したのは、石井さんの自宅周辺およそ50か所の空間線量。国道沿いは除染が行われた効果もあってか、比較的い数値です。
石井さん「この辺は私が家庭菜園やりたいこと、こういう風に家庭菜園やりたいところだから」
一方で、まだ除染が行われていない山に面した「裏庭」では最も高い所で毎時2.8マイクロシーベルトを記録しました。
今回の測定結果をまとめた放射線量の分布図をみると、山に面する裏庭の線量が高いことが分かります。
帰還困難区域の中で山林の面積はおよそ9割を占め、住民の生活圏と密接な関係がありますが、国はこれまで生活圏から20メートル以上離れた場所は除染しない方針を示しています。
もう1つ、気になるのは「局所的に放射線量の高い」いわゆるホットスポット。
石井さんの自宅の場合は、屋根の雨水が集まる雨どいの出口付近で比較的線量が高くなりました。
安斎さん「幸いオタマジャクシも泳いでるし、生命に危機をもたらすほどではなかったらしいというのは分かりますけどそれを放射能の濃度でちゃんと確かめてみたいと思います」
この部分の土や草などを持ち帰り、後日に測定を行った結果、放射性セシウムの濃度は1キロあたり1万7800ベクレルで、国がコメの作付けの基準としている5千ベクレルを上回りました。
一方、石井さんがエゴマを栽培したいという庭の土は210ベクレルで、その基準をクリアしています。
安斎さんは、今回の測定結果や今後、放射線量が減少することを踏まえ、石井さんの自宅は比較的放射線量が高い場所への立ち入り制限など条件をつければ、2年後をめどに帰還することが可能だと分析しました。
安斎さん「帰ってこられるってことが現実に語られるようになったというのは一歩前進であることは間違いないんですけど、どうすれば被ばくをより少なくできるかを助言したいと思っています」
石井さん「今までここで子どもたち孫たちと一緒に遊んでてそういう思い出しかないんですけど、だからもう1日も早く帰ってきたいって思ってます」
復興拠点外の帰還困難区域。避難指示解除に向けて、数多くの課題が残されています。
----------(引用ここまで)---------------------------------
相変わらず、安斎育郎教授はデタラメを言っていますね。
オタマジャクシが泳いでいるから安全というのは論外です。
無事、丈夫に育つかどうかわかりません。
チェルノブイリ事故では、土壌汚染は子供は50Bq/kg、大人は200Bq/kgから
危険が始まると言われています。
210Bq/kgの庭は危険です。食物を栽培すべきではありません。
すでに半減期が短い核種は減衰していて、これからはゆっくりとした放射線量は減少しません。
除染をしておらず放射線量の高い山林からも放射性物質はたえず移動してきます。
2年後に帰還できるという根拠は全くありません。
(関連情報)
「安斎育郎教授の解説はデタラメ、安全デマだらけ 無責任な『安全だ、心配ない』は
絶対に信じてはならない」 (拙稿 2019/9/13)
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/876.html
「スモルニコワ・バレンチナ先生 子供は50Bq/kgから危険がはじまる。
大人は200Bq/kgから危険」 (阿修羅・ポリーテイアー 2011/12/8)
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/164.html
「山から押し寄せる放射能 (小澤洋一氏監修)」 (拙稿 2014/8/14)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/713.html
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