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トランプ大統領の姪のメアリー・トランプさん(55)が7月14日、同大統領に関する暴露本「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World’s Most Dangerous
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/155.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 8 月 05 日 08:06:31: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: グローバリストは反共だよ、トランプと安倍晋三は典型的なグローバリストで国際金融資本のエージェントだしね 投稿者 中川隆 日時 2020 年 7 月 31 日 10:55:57)

トランプは金以外には何も興味無い
臨床心理士でトランプ大統領の姪のメアリー・トランプさん(55)が7月14日、同大統領に関する暴露本「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World’s Most Dangerous Man(終わりなき欲望:どのようにして我が一族は最も危険な男を作り上げたのか」を出版しました。トランプ一族が初めて書いた暴露本として全米で注目を浴びています。

 メアリーさんは著書で、どのような環境要因が叔父にあたるトランプ大統領の性格形成に影響を与えたと分析しているのでしょうか。トランプ氏にはどのような思考回路及び行動パターンがあると観察しているのでしょうか。また、この暴露本は11月3日の米大統領選挙にどの程度影響を及ぼすのでしょうか。

 本稿ではメアリーさんと6月に回顧録を出版したジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の告発の共通点を取り上げながら、暴露本を読み解きます。

トランプのパーソナリティ
 メアリーさんはトランプ大統領の父親であるフレッド・トランプ氏の世界観が、同大統領の性格形成に多大な影響を及ぼしたとみています。フレッド氏のルールは、男はタフであり続けることでした。そのためにはウソは許容され、ミスを認めて謝罪することは「弱さ」だと叩き込まれたのです。トランプ家では謝罪はタブーで、親切心は弱さでした。

 何が正しくて悪いのかの価値基準が、トランプ家と学校では全く相違していたのです。従って、同家の評価方法は社会のそれとも異なっていました。

 さらに、フレッド氏の世界観は「人生における勝者は1人のみ。他は敗者である」でした。同氏は勝者と敗者を明確に区別していたのです。

 メアリーさんの父親で長男のフレッド・トランプ・ジュニア氏は、フレッド氏の厳格なルール及び世界観を受容できませんでした。メアリーさんによれば、あるときジュニア氏が仕事がうまくいかなかったために、フレッド氏に謝ると長男の失敗をあざけったというのです。

 父親と長男の関係を観察して学習したのが、次男のトランプ大統領でした。トランプ氏は兄よりも自分の方が優れていると父親に信じ込ませることに成功し、信頼を勝ち取りました。

父親の影響
 メアリーさんのトランプ大統領の性格形成の分析は、かなり説得力があります。というのは、筆者がこれまでに参加した大規模集会でトランプ大統領は支持者に向かって、「勝って勝って勝ちまくるんだ」と繰り返し強調していたからです。同大統領が過度に勝ちにこだわる点は、明らかに父親の影響です。

 トランプ大統領の思考回路では、米国のみが勝者なのです。国際協調は弱さです。そもそもトランプ氏には自分と相手の双方が勝つ「ウイン・ウイン(勝者・勝者)」という概念がないことを同盟国の政治指導者は理解するべきです。

 「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」には、勝者と敗者の論理が根底にあります。この点も父親の影響といえそうです。

 加えて、謝罪をしないこと及びウソをつくこともトランプ大統領の特徴です。あるトランプ集会に参加したとき、白人女性の支持者の1人が筆者に「トランプはめったに謝らない」と語っていました。例えば、バラク・オバマ前大統領がアフリカで生まれたと間違った主張をしたときも、謝罪しませんでした。

 トランプ政権のジェームズ・マティス前国防長官並びにボルトン前大統領補佐官はトランプ大統領はウソをつくと指摘しています。元政府高官が公の場で明確にそう述べるのは異例でしょう。

 トランプ大統領の思考回路には父親のルール及び世界観が完全にインプットされています。トランプ氏のすべての言動は父親に通じているのです。

「替え玉受験」の真相
 暴露本の中で米メディアが特に取り上げているのが、トランプ大統領の「替え玉受験」です。高校時代のGPA(Grade Point Average:成績平均値)が低く、トップクラスにはるかに及ばなかったので、希望校に入学できないと懸念したトランプ氏は、頭の良い生徒であったジョー・シャピロ氏に金銭を支払い、大学進学適正試験(SAT)を「替え玉受験」させたと、メアリーさんは記述しています。

 当時は写真付きの身分証明書やコンピューターによる記録の必要がなかったので、「替え玉受験」が簡単にうまくやり通すことができました。しかも、トランプ大統領はメアリーさんの父親にペンシルべニア大学の入試担当事務局で働いている友人に連絡をとるように頼んだというのです。おそらくトランプ大統領は兄に口を利いてもらいたかったのでしょう。

 米メディアによれば、シャピロ氏は1999年に死亡しました。弁護士のシャピロ氏は、ウォルトディズニーの役員でカリフォルニア州立大学の講師でした。元プロのテニスプレーヤーの未亡人は、トランプ大統領とシャピロ氏はペンシルべニア大学で出会い、ゴルフ仲間であり、「替え玉受験」はなかったと語っています。

 しかし、メアリーさんは米ABCニュースとのインタビューでトランプ氏の「替え玉受験」について、「叔父に近い筋から聞きました。真実だと確信しています」と述べました。

 さて、今回の米大統領選挙はコロナ禍の影響で郵便投票で行われる公算が高まっています。これに対して、トランプ大統領は郵便投票における不正の可能性を理由として挙げ、猛反対して、写真付きの身分証明書の提示による従来型の投票を主張しています。

 仮にメアリーさんの告発が真実であれば、トランプ大統領は写真付きの身分証明書の必要がなかったので「替え玉受験」ができました。そのトランプ氏が、今度は「替え玉投票」をさせないために写真付きの身分証明書を厳しく要求しているのです。

ボルトン回顧録との共通点
 メアリーさんとボルトン氏の主張には共通点があります。メアリーさんは「トランプ大統領が2期務めれば、米国の民主主義は終わりだ」と警鐘を鳴らしています。ボルトン氏は「米国は後戻りができなくなる」と警告しています。

 さらに、メアリー暴露本とボルトン回顧録からトランプ大統領の行動パターンが明らかになりました。メアリーさんは著書で、トランプ大統領の姉のマリアンさんが、「ドナルドは撮影のあるときのみ教会に行く(中略)原則がない。何もない!」と語ったと紹介しています。カメラが回っているときにトランプ氏が礼拝に行く理由は、信仰心が厚いと見られたいからです。

 そう言えば、ホワイトハウス周辺に人種差別反対の抗議デモの活動家が集まると、トランプ大統領は催涙ガスやゴム弾で彼らを追い払いました。その後、徒歩でホワイトハウスの近くにあるセント・ジョンズ教会に行き、その前で右手に聖書を掲げて記念撮影を行ったのです。記念撮影を通じて、信仰心が厚い大統領を支持基盤であるキリスト教福音派にアピールしました。  

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コメント
1. 中川隆[-11952] koaQ7Jey 2020年8月05日 08:44:27 : pBXIVseBbg : VG00b2F4R3R0eUk=[5] 報告
馬渕先生は何もわかっていない _ トランプは自分の損得以外には何も興味無い
臨床心理士でトランプ大統領の姪のメアリー・トランプさん(55)が7月14日、同大統領に関する暴露本「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World’s Most Dangerous Man(終わりなき欲望:どのようにして我が一族は最も危険な男を作り上げたのか」を出版しました。トランプ一族が初めて書いた暴露本として全米で注目を浴びています。

 メアリーさんは著書で、どのような環境要因が叔父にあたるトランプ大統領の性格形成に影響を与えたと分析しているのでしょうか。トランプ氏にはどのような思考回路及び行動パターンがあると観察しているのでしょうか。また、この暴露本は11月3日の米大統領選挙にどの程度影響を及ぼすのでしょうか。

 本稿ではメアリーさんと6月に回顧録を出版したジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の告発の共通点を取り上げながら、暴露本を読み解きます。

トランプのパーソナリティ
 メアリーさんはトランプ大統領の父親であるフレッド・トランプ氏の世界観が、同大統領の性格形成に多大な影響を及ぼしたとみています。フレッド氏のルールは、男はタフであり続けることでした。そのためにはウソは許容され、ミスを認めて謝罪することは「弱さ」だと叩き込まれたのです。トランプ家では謝罪はタブーで、親切心は弱さでした。

 何が正しくて悪いのかの価値基準が、トランプ家と学校では全く相違していたのです。従って、同家の評価方法は社会のそれとも異なっていました。

 さらに、フレッド氏の世界観は「人生における勝者は1人のみ。他は敗者である」でした。同氏は勝者と敗者を明確に区別していたのです。

 メアリーさんの父親で長男のフレッド・トランプ・ジュニア氏は、フレッド氏の厳格なルール及び世界観を受容できませんでした。メアリーさんによれば、あるときジュニア氏が仕事がうまくいかなかったために、フレッド氏に謝ると長男の失敗をあざけったというのです。

 父親と長男の関係を観察して学習したのが、次男のトランプ大統領でした。トランプ氏は兄よりも自分の方が優れていると父親に信じ込ませることに成功し、信頼を勝ち取りました。

父親の影響
 メアリーさんのトランプ大統領の性格形成の分析は、かなり説得力があります。というのは、筆者がこれまでに参加した大規模集会でトランプ大統領は支持者に向かって、「勝って勝って勝ちまくるんだ」と繰り返し強調していたからです。同大統領が過度に勝ちにこだわる点は、明らかに父親の影響です。

 トランプ大統領の思考回路では、米国のみが勝者なのです。国際協調は弱さです。そもそもトランプ氏には自分と相手の双方が勝つ「ウイン・ウイン(勝者・勝者)」という概念がないことを同盟国の政治指導者は理解するべきです。

 「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」には、勝者と敗者の論理が根底にあります。この点も父親の影響といえそうです。

 加えて、謝罪をしないこと及びウソをつくこともトランプ大統領の特徴です。あるトランプ集会に参加したとき、白人女性の支持者の1人が筆者に「トランプはめったに謝らない」と語っていました。例えば、バラク・オバマ前大統領がアフリカで生まれたと間違った主張をしたときも、謝罪しませんでした。

 トランプ政権のジェームズ・マティス前国防長官並びにボルトン前大統領補佐官はトランプ大統領はウソをつくと指摘しています。元政府高官が公の場で明確にそう述べるのは異例でしょう。

 トランプ大統領の思考回路には父親のルール及び世界観が完全にインプットされています。トランプ氏のすべての言動は父親に通じているのです。

「替え玉受験」の真相
 暴露本の中で米メディアが特に取り上げているのが、トランプ大統領の「替え玉受験」です。高校時代のGPA(Grade Point Average:成績平均値)が低く、トップクラスにはるかに及ばなかったので、希望校に入学できないと懸念したトランプ氏は、頭の良い生徒であったジョー・シャピロ氏に金銭を支払い、大学進学適正試験(SAT)を「替え玉受験」させたと、メアリーさんは記述しています。

 当時は写真付きの身分証明書やコンピューターによる記録の必要がなかったので、「替え玉受験」が簡単にうまくやり通すことができました。しかも、トランプ大統領はメアリーさんの父親にペンシルべニア大学の入試担当事務局で働いている友人に連絡をとるように頼んだというのです。おそらくトランプ大統領は兄に口を利いてもらいたかったのでしょう。

 米メディアによれば、シャピロ氏は1999年に死亡しました。弁護士のシャピロ氏は、ウォルトディズニーの役員でカリフォルニア州立大学の講師でした。元プロのテニスプレーヤーの未亡人は、トランプ大統領とシャピロ氏はペンシルべニア大学で出会い、ゴルフ仲間であり、「替え玉受験」はなかったと語っています。

 しかし、メアリーさんは米ABCニュースとのインタビューでトランプ氏の「替え玉受験」について、「叔父に近い筋から聞きました。真実だと確信しています」と述べました。

 さて、今回の米大統領選挙はコロナ禍の影響で郵便投票で行われる公算が高まっています。これに対して、トランプ大統領は郵便投票における不正の可能性を理由として挙げ、猛反対して、写真付きの身分証明書の提示による従来型の投票を主張しています。

 仮にメアリーさんの告発が真実であれば、トランプ大統領は写真付きの身分証明書の必要がなかったので「替え玉受験」ができました。そのトランプ氏が、今度は「替え玉投票」をさせないために写真付きの身分証明書を厳しく要求しているのです。

ボルトン回顧録との共通点
 メアリーさんとボルトン氏の主張には共通点があります。メアリーさんは「トランプ大統領が2期務めれば、米国の民主主義は終わりだ」と警鐘を鳴らしています。ボルトン氏は「米国は後戻りができなくなる」と警告しています。

 さらに、メアリー暴露本とボルトン回顧録からトランプ大統領の行動パターンが明らかになりました。メアリーさんは著書で、トランプ大統領の姉のマリアンさんが、「ドナルドは撮影のあるときのみ教会に行く(中略)原則がない。何もない!」と語ったと紹介しています。カメラが回っているときにトランプ氏が礼拝に行く理由は、信仰心が厚いと見られたいからです。

 そう言えば、ホワイトハウス周辺に人種差別反対の抗議デモの活動家が集まると、トランプ大統領は催涙ガスやゴム弾で彼らを追い払いました。その後、徒歩でホワイトハウスの近くにあるセント・ジョンズ教会に行き、その前で右手に聖書を掲げて記念撮影を行ったのです。記念撮影を通じて、信仰心が厚い大統領を支持基盤であるキリスト教福音派にアピールしました。

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