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ゼレンスキー大統領、激戦の東部2市は「死んだ」 ウクライナ軍が劣勢と説明
https://www.bbc.com/japanese/61714727
9時間前 BBCニュース
東部リシチャンスク市で、ウクライナの警察当局者が学生施設の被害を調べていた
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日、東部の都市セヴェロドネツクで持ちこたえているウクライナ軍について、人数でロシア軍に劣っており、不利な立場に追い込まれているとの見方を示した。
双方の軍は6日、セヴェロドネツク市で市街戦を繰り広げた。上空からは砲弾が降り注いだ。
ゼレンスキー氏は、同市と近隣のリシチャンスク市について、戦闘の激しさから、ともに「死んだ町」になっていると話した。
ロシア軍は、これら2つの戦略的目標を制圧できれば、ウクライナ東部ルハンスク州全域を掌握することになる。
ロシアは3月に首都のあるキーウ州から軍を撤退して以来、東部ドンバス地方に軍事力を再び集中させている。ここ数週間は、進軍のペースがゆっくりしている。
ゼレンスキー氏はウクライナ守備隊について、ロシア軍に数で圧倒されているものの持ちこたえているとし、反撃は「いくらでも可能だ」と述べた。
ロシア軍とウクライナ軍の激しい攻防が続くセヴェロドネツク市(2日)
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リシチャンスク市では砲撃が激しさを増している。同市には、ゼレンスキー氏が5日、東部戦線視察の一環として訪れた。
同市で暮らすオレクサンドル・リャホベツさん(67)は、大統領の訪問直後にロシアのミサイルがアパートを直撃し、炎に包まれたと話した。
「いつまでも砲撃してくる……。ホラーショーだ」と、彼はAFP通信に述べた。
ロシア軍幹部が死亡
ロシア軍は現在、ルハンスク州のほぼ全域と、隣接するドネツク州のかなりの部分を支配している。この2州がドンバス地方を構成している。
戦闘のペースはゆっくりとしているが、双方の損失はかなりの規模になっている。
ロシア国営メディアは5日、陸軍最高幹部の1人であるロマン・クトゥゾフ少将が、ウクライナ東部の不特定の町への攻撃を指揮中、死亡したと伝えた。
紛争が激化するなか、西側諸国はウクライナに対し、より高度な長距離兵器の提供を約束。ウクライナの東部の防衛能力を強化させたい考えを示した。
イギリスは6日、ウクライナに送る次の軍事援助に、初めて長距離ミサイルシステムが含まれることを明らかにした。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、西側諸国によるいかなる長距離兵器の提供も、紛争を長引かせるための意図的な試みとみなすと述べた。プーチン氏は、長距離兵器がウクライナに送られた場合、ロシアはウクライナ全土を攻撃対象に広げて対応すると述べている。
イギリスがウクライナに提供する長距離多連装ミサイルシステム「M270」
兵士の死体をDNA鑑定
数カ月にわたって包囲された末の5月にロシアに占領された南東部の港湾都市マリウポリでは、市内のアゾフスタリ製鉄所を守っていた兵士の死体数十体がようやくウクライナ側に返され、DNA鑑定が実施されている。AP通信が伝えた。
包囲を生き延びた他の兵士たちは、ロシアの支配地域に連行された。ゼレンスキー氏は6日、2500人以上が戦争捕虜として拘束されていると述べた。
マリウポリの住民は、深刻な食料と水の不足に加え、深刻化する人道危機に直面している。
ウクライナ当局者は6日、腐敗が進む死体やごみによる汚染からコレラが発生し、マリウポリ全体を隔離したと述べた。
同市市長の側近ペトロ・アンドリュシチェンコ氏は、「市の閉鎖を目の当たりにしている」、「市内では『コレラ』という言葉が、占領当局とその手先の間で語られている」と、放送局ユナイテッド・ニュース・テレビに話した。
BBCは、この主張が正しいか独自に確認できていない。
ロシア外相、「ネオナチ」の主張繰り返す
BBCのスティーヴ・ローゼンバーグ・ロシア編集長は、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相に、西側の兵器供与の発表について質問した。
ラヴロフ氏は、兵器システムの射程が長いほど、ウクライナ軍はより押し戻されるだろうと述べた。
同氏はまた、「ネオナチ」がロシア連邦を脅かしていると話した。ウクライナにはネオナチが多数存在するとのロシアの主張は、ウクライナや西側各国が、根拠のないものとして退けている。
ロシア軍の装甲車
ロシア外相機の飛行を禁止
ラヴロフ氏をめぐっては6日、航空機によるセルビアへの移動がキャンセルされ、ニュースとなった。近隣諸国が飛行禁止の措置を取ったためだった。
飛行を禁止したのは、欧州連合(EU)に加盟しているブルガリアと、加盟を望んでいる北マケドニア、モンテネグロ。セルビアも加盟を希望している。
ロシア国営テレビ局が伝えた声明の中で、ラヴロフ氏はこの決定を「前例がない」とし、「誰も私たちとセルビアの関係を壊すことはできない」と述べた。
セルビアはEUの広範な対ロシア制裁に加わっておらず、ロシアと友好関係を保っている。他の多くの欧州諸国と同様、セルビアもロシアのガスに大きく依存している。
3月には首都ベオグラードで数千人の親ロシア派による行進があり、伝統的に密接な両国関係を示した。
(英語記事 Twin eastern Ukraine cities 'dead' - Zelensky/Ukraine's 'dead cities' and Lavrov barred - round-up)
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