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バイデン政権はロシアとの核戦争へ向かって歩き続けている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202206020001/
2022.06.02 櫻井ジャーナル
アメリカのジョー・バイデン政権は6月1日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー政権に対し、7億ドル相当の兵器を追加供給すると発表した。特に注目されているのはHIMARS(高機動ロケット砲システム)。射程距離は80キロメートルだとされ、ドンバス(ドネツクとルガンスク)を狙える。ウクライナ政府高官はこのシステムでロシア領内の目標を攻撃しないと約束したというが、何の意味もない。
CNNによると、ウクライナ政府はHIMARSだけでなくMLRS(多連装ロケットシステム)の供給も求めていたが、こうした兵器の供給はロシアが設定した「レッドライン」を超えることを意味するとクレムリンは警告、5月30日にバイデン大統領はロシア領を攻撃できるロケット・システムを提供しないとしていた。ホワイトハウスの内部で綱引きがあり、片方だけの供給で決着したのかもしれないが、ロシア政府がそれをどのように判断するかは不明だ。
アメリカのロイド・オースチン国防長官は4月25日、ポーランドでロシアの軍事能力を弱体化させたいと語り、投機家のジョージ・ソロス5月24日、ダボスで開かれたWEF(世界経済フォーラム)の総会で「第3次世界大戦」が始まったかもしれないと語った。大戦が始まれば西側文明は生き残れないかもしれず、西側文明を守る唯一の方法はできる限り早くプーチンを打倒することだと主張している。ロシア国内でのクーデターやプーチン暗殺を念頭に置いているかもしれないが、それに失敗すれば核戦争を始めるということだろう。なお、6月1日、ロシア軍がイバノボで核戦争の演習を行なっていると伝えられた。
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