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ロシア軍兵士もウンザリの装備ポンコツぶり…指揮官の命令も「拒否」する異常事態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/305006
2022/05/11 日刊ゲンダイ
破壊したロシア軍の戦車の前を歩くウクライナ軍兵士(C)ロイター
12日で12週目に突入するロシアの軍事侵攻。「プーチンの戦争」に振り回されているロシア兵の士気低下は日増しに強まっているという。精密誘導兵器の不足によって、ウクライナ市民への無差別攻撃の激化が懸念されている。
英国のウォレス国防相は9日、ロンドンの国立陸軍博物館で演説。軍事侵攻を巡り、「プーチンやその取り巻きたちは、77年前のファシズムと圧政そのままで、20世紀における全体主義の失敗を繰り返している」と痛烈に批判した。
本当か? 古びた地図、GPSをテープで固定、松の木で補強
驚くべきは、前線のロシア兵の装備に関する指摘だ。ウォレス国防相によると、軍用車両からは1980年代のウクライナの紙の地図が頻繁に見つかり、ロシア製の戦闘機「スホイ34」はGPSがダッシュボードにテープで貼り付けてあったという。
さらに、ウォレス国防相はロシア兵が補給用トラックを「松の木」で補強しているとも明かし、侵攻前に装備を揃えずに兵士を戦場に送った軍司令部の失態を「犯罪的だ」と強調した。
ロシア軍は他にも、防御効果が期待できない鉄製のケージを戦車の上に搭載するなど、ナゾの装備が嘲笑の的になっている。ちなみに、この「コープ・ケージ」は、オランダの軍事アナリストによると「重量だけ加わり、戦車を目立たせる」という“無用の長物”だ。
ウォレス国防相の言っていることが、どこまで本当なのか、敵対する英国防相の指摘をうのみにはできないが、ロシア軍が苦戦を強いられているのは明白だ。
米国防総省高官はロシア軍の中級将校の一部が指揮官の命令を拒否していると分析。命令に従わず移動を拒否したり、命令に速やかに対応しなかったりする事例が複数みられたという。プーチン政権に近いメディアですら、ロシア軍の戦死者が1万3400人以上との情報を公表している。ポンコツ装備では戦死する恐れが強いだけに、命令に背きたくなるのも当然だ。
懸念は無差別攻撃の激化
ただ、戦況については楽観視できない。英国防省はロシア軍が精密誘導ミサイルを使い果たし、民間人を巻き込む不正確な爆撃に依存していると指摘している。国際ジャーナリストの春名幹男氏がこう言う。
「化学兵器使用の可能性もくすぶっており、ロシア軍が『無差別攻撃』を激化させる恐れがあります。西側諸国から武器供与されているウクライナ軍の抵抗を受け、ロシア軍は将官クラスが12人も亡くなったといいます。戦車同士の地上戦は、もはや勝負にならない可能性がある。制圧した地域から都市に向かって、無差別にミサイルを撃ち込んでいくと考えられます」
ポンコツ装備と弾薬不足で、ヤケにならなければいいが……。
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