http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/388.html
Tweet |
ウクライナの兵士や警官がポーランドへ脱出しようとするインド人学生に暴力
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202203020000/
2022.03.02 櫻井ジャーナル
ウクライナとロシアの代表が3月2日にベラルーシで2度目の交渉を行うという。ロシア側が投入している戦力から考えて「全面侵攻」の可能性は小さいが、ドンバス(ドネツクやルガンスク)を含むロシアとの国境に近い地帯は制圧しつつあるようだ。マリウポリやミコライフは包囲されそうだが、首都のキエフへはロシア軍の車列が向かっていると報道されている。制圧の準備を始めているのだろう。
そうした中、アメリカやEUはロシアに対して経済戦争を仕掛ける一方、罵詈雑言を浴びせ、戦闘機を含む兵器をウクライナへ供給するとしている。EUはアメリカのためにヨーロッパの破滅を決断したようだ。またシリアでの戦闘に参加しているジハード傭兵をウクライナへ呼び寄せる動きもあるという。
ウクライナ政府は飛行禁止空域の設定を要請したようだが、これはロシア軍機との空中戦を行うことを意味し、核戦争へ発展する。イギリスのリズ・トラス外相のリズ・トラス外相が2月27日、ロシア軍をウクライナで止められなければNATO軍と戦わせることになると発言、ウラジミル・プーチン露大統領は国防大臣と参謀総長に対して核兵器部隊を特別戦闘任務につかせるように命令するという展開になったが、NATO軍を実際にロシアとの戦闘へ投入する動きは今のところない。
それに対し、ロシアが友好的な関係を築いてきた中国、インド、イラン、パキスタンは今回もアメリカに組みしていない。そうした国のひとつであるインドの学生がウクライナからポーランドへ脱出しようと国境に近づいたところ、ウクライナの兵士や警官から棍棒で殴打されるなど暴力的な扱いを受け、ウクライナへ戻されているようだ。その様子を撮影した少なからぬ映像がインターネット上に流れている。
一方、欧米のメディアやアル・ジャジーラはウクライナでの戦闘について、ヨーロッパ人であり、キリスト教を信じる白人が殺されていることにショックを受けているようだ。ウクライナ人はイラク人やアフガニスタン人とは違うとしている。2014年にキエフ、オデッサ、ドンバスでロシア語を話すウクライナ人が虐殺されたことについては悲しみを感じないのだろうか?
インターネット上では2020年5月の戦勝記念日にモスクワの上空を飛ぶ軍用機の映像をキエフ上空の映像だとしてアップしたり、中にはゲーム・ソフトの中で繰り広げられる戦闘機の空中戦を現在のキエフでの出来事だとして流している人もいるが、国境での出来事は本当のようだ。
暴力を振るっている兵士が正規軍なのか親衛隊なのか不明だが、親衛隊を構成しているネオ・ナチはロシアが追い出すとしている対象。親衛隊の中心的な存在は「アゾフ大隊(またはアゾフ連隊)」で、その司令官はドミトロ・ヤロシュの部下。昨年11月から参謀長の顧問を務めているとしている。
ヤロシュが率いる「右派セクター」は2014年2月のクーデターで住民に対して特に残虐な行為を働いていた。ヤロシュは2007年頃からNATOの秘密部隊ネットワークに参加しているとも言われ、アゾフ大隊を率いている人物はヤロシュの部下だ。
外交問題評議会(CFR)が発行している定期刊行物「フォーリン・アフェアーズ」に掲載されたダグラス・ロンドンの記事によると、ロシアが東部や南部での軍事作戦で終わらせようと考えてもウクライナ側が戦闘をやめないとしているが、戦闘を続けることになっているのは親衛隊だろう。この親衛隊を排除するためにはウクライナ正規軍との協力関係を築かなければ難しそうだ。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。