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プーチン大統領作成「斬首リスト」の中身…第1標的はウクライナ大統領、実行の可能性は?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301827
2022/02/27 06:00 更新日:2022/02/28 12:26 日刊ゲンダイ
徹底抗戦か、それとも…(ゼレンスキー大統領)/(C)ロイター
主権国家としてのウクライナは消えてしまうのか。北部、南部、東部から全面侵攻するロシア軍の勢いは止まらず、首都キエフは陥落寸前だ。ロシア政府が作成中の「処刑リスト」には目障りな存在がズラリと並んでいるという。ウクライナ政権の転覆に狙いを定めたプーチン大統領は、ゼレンスキー大統領の首を取りにいくのか。ウクライナ情勢は重大局面に差し掛かっている。
◇ ◇ ◇
ロシアによる侵攻から2日目を迎えた25日、ゼレンスキー大統領は2時間に1回のペースでビデオメッセージを発信。戦況を逐一説明し、国民に結束を呼び掛けた。その一方、「敵は私を第1の標的に定めた」「私の家族は第2の標的だ。国家元首を失脚させることでウクライナを政治的に壊滅させるつもりだ」と強調。「斬首作戦」のターゲットであると明言しつつも、「私は首都にとどまる。家族もウクライナにいる」と訴え、徹底抗戦の姿勢だった。
プーチン大統領が親欧米のゼレンスキー大統領を狙っているのは間違いないだろう。やたらとインテリジェンス(機密情報)を公開している米国のブリンケン国務長官も、「プーチン大統領がウクライナの政権転覆を図っていると確信している」と認めている。問題はやり方だ。出し抜けに亡命したアフガニスタンのガニ大統領のように、ゼレンスキー大統領を追い詰めるのか。あるいは、手をかけるのか。
ジャーナリストやLGBTQも |
米メディアによると、バイデン政権はロシア政府が作成中の「ウクライナ人処刑リスト」を入手。対象は反ロシア的人物が中心で、侵攻による混乱のドサクサに紛れ、処刑あるいは強制収容所送りにする計画だ。ロシアやベラルーシからの亡命者、ジャーナリスト、反腐敗活動家のほか、少数民族や宗教的マイノリティー、LGBTQも含まれるという。
「米国の世論がウクライナ情勢への積極的な関与を求めていないことなどから、バイデン大統領は軍事介入に及び腰ですが、斬首作戦を許せば世界の秩序はメチャクチャになる。いよいよ、マズイ局面に入ったとなれば、状況は大きく動く可能性があります」(上智大教授の前嶋和弘氏=現代米国政治)
もっとも、ゼレンスキー大統領もシタタカだ。ビデオメッセージで「われわれはひとりで国を守っている状況だ。世界で最も強力な国は遠くから傍観している」とバイデン大統領をあてこすりながら、プーチン大統領には停戦協議を呼びかけ。「ロシアは遅かれ早かれ、われわれと協議しなければならなくなる。どのようにして戦いを終わらせ、侵攻をやめるかについて話す必要がある」「協議開始が早ければ早いほど、ロシアが負う損失は小さくなるだろう」と主張していた。
終結の落としどころとして、ウクライナを非武装中立地帯とする条約を関係国で締結するというプランも浮上している。しかし、トンデモない被害を受けているウクライナが納得するのか。混沌とする情勢に出口は見えない。
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