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米英海軍の軍事演習に自衛隊も参加、「いずも」では米軍のF35が離発着訓練
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2021.10.09 櫻井ジャーナル
イギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」を中心とする軍事演習が10月2日と3日に南シナ海で実施された。3日には四国沖で海上自衛隊の「いずも」の飛行甲板でアメリカ海兵隊のF-35 BライトニングII型戦闘機の離発着訓練が行われている。
海上自衛隊護衛艦「いずも」での米海兵隊F-35Bの離発着訓練
南シナ海での演習には6カ国が参加。アメリカからは2隻の空母「ロナルド・レーガン」と「カール・ビンソン」、巡洋艦の「シャイロー」と「レイク・シャンプレーン」、駆逐艦の「ザ・サリバンズ」と「チャフィー」、イギリスからは「クイーン・エリザベス」のほかフリゲート艦の「ケント」、駆逐艦の「ディフェンダー」、補給艦の「フォート・ビクトリア」と「タイドスプリング」、オランダからはフリゲート艦の「エファーツェン」、カナダからはフリゲート艦の「ウィニペグ」、ニュージーランドからはフリゲート艦の「テ・カハ」、そして日本からは「いずも」より一回り小さいヘリ空母の「いせ」、駆逐艦の「きりしま」と「やまぎり」。オランダ、カナダ、ニュージーランドからは1隻ずつの参加だ。
3隻の空母と1隻のヘリ空母が参加しているわけで、挑発的な演習ではあるが、現在の戦争なら対艦ミサイルで短時間に壊滅してしまう。海の主力は潜水艦に移行している。アメリカとイギリスの技術を使い、オーストラリアが原子力潜水艦を建造することに対するインパクトが強いのはそのためだ。今回の演習にオーストラリアが参加すると中国やロシアに対する刺激はかなり強いものになっただろう。
クイーン・エリザベスやディフェンダーの参加はロシアを刺激した可能性がある。アメリカは6月28日から7月10日にかけては黒海で軍事演習「シー・ブリーズ」を実施、その際にディフェンダーがロシアが主張している領海を侵犯、ロシア海軍の重要な軍事基地であるクリミアのセバストポリへ接近している。
ロシアの警備艇は警告のために発砲したものの、イギリスの駆逐艦は進路を変えない。そこでロシア軍はSu-24戦術爆撃機を派遣し、イギリスの駆逐艦の前方に4発のOFAB-250爆弾を投下した。その後、ロシア政府の広報官を務めるドミトリー・ペスコフは、同じことが行われたなら次は撃沈すると警告している。ロシアがアメリカとイギリスをどのような目で見ているか、言うまでもないだろう。
そのイギリスとアメリカはオーストラリアとAUKUSなる軍事同盟を作り出した。この3カ国は日本とインドを含めた5カ国で「クワド」と呼ばれる軍事同盟を組織しているが、インドはアメリカとロシアを両天秤にかけている。
AUKUSと日本がメンバーの軍事同盟が中国やロシアをターゲットにしていることは言うまでもないが、これは19世紀から続くアングロ・サクソンの長期戦略に基づいている。その長期戦略の中で日本は明治維新を実行、アングロ・サクソンの手先としてアジア侵略に協力してきた。そのために作られたのが天皇制官僚システムであり、この構造は今でも生きている。
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