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https://parstoday.com/ja/news/world-i57345
視点;イスラエルのミサイル実験に関する5つの重要なポイント
2019年12月08日19時43分
シオニスト政権イスラエル軍の報道官が今月6日、「当軍は、アスドゥード空軍基地においてミサイル実験を行った」と語りました。
イスラエルは、西アジア地域で唯一の核兵器保有政権とされており、現時点で80発から400発の核弾頭を保有しています。今回イスラエルが実験したミサイルは、核弾頭を搭載可能なものでした。
このミサイル実験に関しては、以下のような複数の点が指摘できます。
第1の点は、イスラエルが西アジア地域をさらなる軍国主義化へと向かわせていることです。イランをはじめとする西アジアの一部の有力国は、地域の非核化を追求していますが、イスラエルは事実上、自らの核・ミサイル能力の増強をはかっています。
第2の点は、イスラエルが依然として国際的な法規や規約のいずれも遵守していないということです。イスラエルは自らの違法な核施設に対する査察を許可しないのみならず、NPT核不拡散条約にさえも署名していません。核弾頭搭載可能な最近のミサイルの実験は、イスラエルが国際法規への違反を最優先にすえていることを示しています。
第3の点として、イスラエルのミサイル実験が、同政権の保有するミサイルの新鋭化計画として実施されたことが指摘できます。イスラエル軍もアメリカ人の専門家らとともにアメリカ・アラスカ州での対弾道ミサイル防衛システムの実験を行いました。
第4の点は、イスラエル軍は同政権の組閣の行き詰まりという政治的な危機に瀕している中で今回の実験に踏み切ったという点です。今や自らの政治家生命が尽きようとしているネタニヤフ・イスラエル首相は、ミサイル実験によって、現在のイスラエルの政治的な行き詰まりは、同政権の軍事・安全保障面に一切影響を及ぼすことはないことをアピールし、政治家としての生き残りのチャンスを増やそうと喘いでいることを伺わせます。
そして、最後の点として、いずれの西側諸国もイスラエルのミサイル実験に反応を示さず、ある意味でこの行動を支持していることが指摘できます。
これに基づき、イランのザリーフ外相は今回のイスラエルのミサイル実験に反応し、西側諸国がイスラエルのこの行動にまったく無関心である様子を非難し、ツイッター上で以下のように述べています。
「アメリカおよび英独仏は、核弾頭搭載用に設計されたミサイルを保有する西アジア唯一の核兵器保有政権たる、イスラエルに否定的な態度を示していないが、イランが通常の防衛用兵器を獲得すると失神する」
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