この投稿記事は、消費税増税推進派の井堀利宏・東大名誉教授の主張の受け売りだ。 井堀利宏さんの現行の選挙制度での問題意識は、「高齢者の投票率が高い、現在のシルバー民主主義では、社会保障の抑制が進まず、歳出の削減ができないため、財政再建が進まない」ということ。 そこで、井堀利宏さん財政再建を進めるために、世代別選挙区導入などを通じて若者の政治参加を促す必要があると考え、世代別選挙区の導入を主張している。 しかし、これは、選挙を、貧富の格差に基づく階級間闘争から、世代間闘争へと転化させようとする試みである。 自民党の憲法改正案の改憲4項目のうちの「合区解消」も、本当の狙いは、この「世代別選挙区」・「性別選挙区」の導入が目的だと考えられる。 どうせやるなら、「資本所得別選挙区」での比例代表制の方が良い。 ◆ 財政再建を急ぎ、若者の政治参加を促せ=井堀利宏教授
(REUTERS,2012年3月2日) 「財政再建は増税だけでは実現しない。歳出の削減、特に社会保障の抑制が進んでいないことは大きな問題だ」と東京大学大学院経済学研究科の井堀利宏教授は警鐘を鳴らす。また、高齢化に伴う既得権の固定化を問題視し、世代別選挙区導入などを通じて若者の政治参加を促す必要があると語る。 https://jp.reuters.com/article/tk0741244-teigen-ihori-idJPTYE82100Y20120302 ◆ 井堀利宏(著)『消費増税は、なぜ経済学的に正しいのか 「世代間格差拡大」の財政的研究』(ダイヤモンド社,2016年3月25日発行)
V部 シルバー民主主義の克服 第7章 間違いだらけの選挙制度改革 1 シルバー民主主義の弊害 選挙区と政治家の行動/若者のほうが投票の機会費用が高い 棄権防止は望ましいのか /棄権の善し悪し/定数不均衡の弊害 2 定数是正における迷走 定数不均衡の是正/参議院の改正/野党の12増12減案 衆議院の状況/政局とのリンク 3 選挙制度改革の課題 古くて新しい問題の所在/比例区のメリットとデメリット 衆議院と参議院の差別化/衆議院と参議院のねじれ現象 選挙運動の見直し/直接民主主義か間接民主主義か 4 投票方法の改革 単記1名投票/さまざまな多数決投票制度/望ましい判断基準 望ましい投票制度:ボルダ投票/選択投票制/望ましい投票制度:是認投票 乱立野党間での選挙協力/記名投票の弊害/選挙制度改革の方向性 第8章 世代別選挙制度という選択 1 世代別選挙制度の提案 世代を意識した政策/選挙制度の抜本改革:世代別の選挙区 世代別選挙区のメリット 2 世代別選挙区を具体化する 選挙区設定のイメージ/区割りの調整方法/地理的な選挙区の区割り 世代間の利害調整/中選挙区でも導入はできる/代替的な提案:余命別選挙制度 「子供区」という選挙区/「女性区」も創設?/日本での導入にメリットがある 3 納税者投票と寄付税制 納税者投票の意義/住民税での納税者投票/市川市の1%支援制度 所得税での納税者投票/ふるさと納税で損をする将来世代 企業版ふるさと納税導入の是非/納税者投票とふるさと納税 微調整では限界がある https://www.diamond.co.jp/book/9784478067611.html ◆ 井堀利宏
井堀 利宏(いほり としひろ、1952年2月25日 - )は、日本の経済学者。東京大学名誉教授[1]、政策研究大学院大学教授。専門は財政学、公共経済学、経済政策。財務省財政制度等審議会委員。 《主張》 日本の消費増税について「毎年1%ずつ税率を上げていくのがよい。一度に上げると、駆け込み需要とその反動が起きる可能性が高い。特に耐久消費財は駆け込み需要とその反動が大きく、民間の経済活動に悪影響を与える。また、一度に上げようとすると『景気が回復していなければ駄目だ』などの政治的な抵抗で先延ばしになったり、不十分な税率のまま終わり、結果として機能しない恐れもある。景気動向と無関係に毎年上げることが大切である」「歳出を抑制できずこのままならば、消費税を25%に設定しないと維持できない」と述べている。 2012年10月7日 中国新聞 交論 消費税増税は可能か「財政のつけ 早めに処理を」の中で「物価が下がり続けるデフレーション状況を克服しないと消費税増税できないとなると、永遠にできないだろう」と述べている。この点に対して、同記事で対論を述べている藤井聡京都大学教授は自身の講演で「財出と金融緩和でデフレが脱却出来るのは自明である。もし私が間違っているなら、京大教授の職を辞めたって構わない」と反論している[信頼性要検証]。 日本の財政再建について「財政再建は増税だけでは実現しない。歳出の削減、特に社会保障の抑制が進んでいないことは大きな問題である」と述べている。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E5%A0%80%E5%88%A9%E5%AE%8F ◆ 内閣府 「日本21世紀ビジョン」に関する専門調査会 専門調査会メンバー紹介 井堀 利宏 https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/special/vision/investigation/member.html
[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。過去に場違い、多重、デマ、工作コメント多数でアラシ認定。
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