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自衛隊は派遣、自分は歴訪延期 つくづく口だけの安倍首相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267336
2020/01/09 日刊ゲンダイ
イランの弾道ミサイル攻撃についての記者の問いかけに歩きながら応じる安倍首相(C)共同通信社
恐れていたことが現実となった。暗闇に赤く走る閃光と轟く爆発音、大声で叫ぶ人の声――。国営イラン放送に流れる映像に世界が揺れた。
米国防総省は7日、イランが弾道ミサイル十数発を発射し、イラクにある駐留米軍基地の少なくとも2カ所を攻撃したと発表した。国防総省の声明によると、バグダッド西方にあるアサド空軍基地と北部のクルド人自治区の主要都市アルビルにある基地が標的となり、米東部時間7日午後5時半(日本時間8日午前7時半)ごろにミサイルが撃ち込まれたという。
一方、イランの精鋭部隊「革命防衛隊」は8日、イラクの駐留米軍基地に向け、地対地ミサイルを発射したと明らかにした。革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官が今月初め、イラク国内で米軍に殺害されたことへの報復措置といい、作戦名を「殉教者ソレイマニ」と名付けたという。
「革命防衛隊」はまた、声明で、米軍が駐留する国々に対し、イランを攻撃するために米軍施設の利用を認めた場合は「標的となり得る」と警告。中東地域からの米軍全面撤退も要求した。同盟国の日本も、現地企業や駐在員らが標的になってもおかしくない。
国営イラン放送は今回の攻撃で「米部隊側の80人が死亡し、200人が負傷した」と発表したものの、トランプ米大統領はツイッターで<全員無事だ!>と投稿。被害状況を巡る詳しい状況は不明のままだ。
米国、イランの軍事衝突はエスカレートする
イランが弾道ミサイル発射という直接的な軍事攻撃に出たのを受け、米ホワイトハウスは強い緊張感に包まれた。
ホフマン国防総省報道官は「状況分析の上、米国の人員とパートナー、同盟国を守るために必要なすべての措置を取る」と強調。トランプも、エスパー国防長官やポンペオ国務長官らと対応策について協議した。
これに対し、イランの最高指導者ハメネイ師は「米国に平手打ちを浴びせた」と言い、ザリフ外相はツイッターで、<イランは自国の市民と政府高官に対する臆病な攻撃のもととなった基地を攻撃し、釣り合いの取れた自衛行動を完了した><われわれは緊張激化や戦争を望んでいないが、いかなる侵略行為に対しても自衛手段を取る>と訴え、米国が反撃に転じた場合はただちに応戦すると主張。米イラン両国の対立は、本格的な「軍事衝突」の手前という新たな段階に入った。
米イランの対立激化を受け、米連邦航空局(FAA)は「民間航空機の運航に不測のリスクをもたらす」として、イラン、イラク、オマーン湾海域の米民間航空機の上空を飛行禁止に。NATO(北大西洋条約機構)やカナダ、ドイツなどもイラクからの部隊や要員の一部撤収を決定した。
核合意から一方的に離脱し、イランに対して原油の全面禁輸など厳しい経済制裁を科してきた米国と、米軍によるソレイマニ司令官殺害で怒りの臨界点に達したイラン。世界を戦争の惨禍に引きずり込みかねない「報復の連鎖」はあるのか。元外務省国際情報局長で駐イラン大使も務めた孫崎享氏はこう言う。
「今回、イラク国内の米軍基地が狙われましたが、イランにとっては『イラク国内の反米組織が攻撃した』とシラを切ることもできたのに、それをしなかった。つまり、明確に報復の意思を示したわけです。これはイランが本気で戦う意思の表れと考えていいでしょう。イランが意図的にミサイルを外したという報道もありますが、誤差の範囲であり、断定はできません。米国の出方次第ですが、今後、両国間の戦闘行為がエスカレーションする可能性は十分あるでしょう」
イランが発射したミサイルが爆発したと思われるアサド空軍基地周辺(C)ロイター
中東で米国から協力、支援を求められた自衛隊は拒否できない |
「イランは身を引いているようだ」
ホワイトハウスの演説でトランプはこう言っていたが、米国は今後、どう動くのか。
イランの報復がこれで終わりになるのかは、まだ分からない。
各国がその動向に注視しているが、何ともデタラメなのが日本政府の対応だ。安倍首相は8日、関係府省庁に対し、関係国と連携してあらゆる外交努力を尽くすとともに、不測の事態に備えて万全の態勢を取るよう指示。国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を首相官邸で開き、情報収集や分析、国民に対して迅速かつ的確な情報提供を行う――とする方針を決めたのだが、NSCを開くのであれば、米軍がソレイマニ司令官を暗殺した時だろう。直後から今回のイラン報復は予想できたワケで、今頃慌てて情報収集、分析していてどうするのか。
さらに唖然とするのが、安倍が11〜15日の中東3カ国歴訪を見送る検討を始めながら、海自の中東派遣については「現時点で方針に変更はなく、現地の情勢を見極めつつ、準備に万全を期したい」(菅官房長官)としたことだ。
中東で軍事衝突の可能性が高まり、危険と判断したから歴訪を様子見するのだろう。それなのになぜ、海自は問答無用で派遣なのか。
そもそも、安倍は米国とイランの「仲介役」を自任していたはずだ。昨年6月には41年ぶりに現役首相としてイランを訪問。同8月には、ロウハニ大統領との首脳会談に向け、「中東の緊張緩和のために粘り強く取り組んでいきたい。その役割を果たしていきたい」と威張っていたではないか。その「仲介役」が真っ先にスタコラサッサじゃあ、米国もイランも呆れているだろう。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。
「要するに仲介役などと称してトランプ、ロウハニ両大統領と会談しながら、言うべきことも、やるべきことも何もしていなかったわけですよ。大体、今回の緊迫状態を招いたのは間違いなくトランプ政権なのに、自制を求めることも、批判することもしない。内政と同様、これがアベ政治の本質であり、口先だけなのです」
相手も武器も分からないまま派遣される自衛隊
いつも「口から出まかせ」「やっているフリ」だけの無責任男だから、特段の驚きはないものの、気の毒なのは覚悟も胆力もない首相の朝貢外交に付き合わされる自衛隊だ。中東地域に派遣される予定の護衛艦「たかなみ」の幹部らは8日、都内で現地の図上演習や不測の事態に備えたシミュレーションの検討を始めたが、今回の派遣目的は「調査・研究」に基づく情報収集活動だ。現場海域の状況や、航行する船舶の種類や船籍などの情報を集めるというが、戦闘状態になりつつある危険地域に急いで派遣する意味はないだろう。
海賊対処のため、ソマリア沖アデン湾に派遣された第1次部隊の指揮官を務めた五島浩司さんは時事通信の取材に対し、「当時は相手が海賊と決まっていたが、今回は『敵』である対象が分からない。相手も使用する武器も分からない」と語っていた。軍人だから戦闘で命を落とす場合があるのは想定されるとしても、これで犠牲者が出たら、まさに犬死にだ。ジャーナリストの布施祐仁氏はこう言う。
「今回の自衛隊派遣の目的は米国に対する配慮、忖度であって、それ以上の意味はありません。しかも、派遣を閣議決定した時と今は状況が全く異なるのであり、中東全域がいつ戦闘状態に突入してもおかしくない。首相はすぐに中東行きを中止したのだから、自衛隊派遣についても、せめて『現地の情勢を見極めて慎重に検討したい』と言うべきでしょう。それが何らためらいもなく『自衛隊派遣の方針に変更はない』というのはどうなのか。仮に現地で戦闘が発生し、米国から協力、支援を求められたら自衛隊は拒否できるのか。本来であれば、首相はあらゆるリスクを想定するのが当然なのに何もしない。無責任極まりないし、派遣される自衛隊員も冗談じゃないと思っているでしょう」
最悪事態もあり得る米イ衝突の泥沼に日本を引きずり込むのが安倍だ。
安倍首相の中東3か国歴訪、一転予定通り実施か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-00050170-yom-pol
1/9(木) 15:08 読売新聞
安倍首相は9日午前、イランによる在イラク米軍基地攻撃に関するトランプ米大統領の演説を受け、首相官邸で記者団に「自制的な対応を評価する。今後も地域の情勢の緩和、安定化のために外交努力を尽くしていく」と語った。
菅官房長官は同日午前の記者会見で、11〜15日に予定している首相のサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン歴訪について、「現地の情勢を見極めた上で判断していきたい」と述べた。政府内では一時、安全確保の懸念などから訪問延期が検討されたが、トランプ氏がイランへの軍事攻撃に否定的な考えを示したことを踏まえ、予定通りに訪問できるとの見方が強まっている。
安倍首相の中東訪問 予定どおりの実施を正式発表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200110/k10012241111000.html
2020年1月10日 12時06分 NHK
安倍総理大臣の中東3か国への訪問について、菅官房長官は記者会見で、11日から予定どおり実施することを正式に発表し、中東情勢の緊張緩和に向けて各国と意見交換を行うとともに、自衛隊派遣の目的などを説明し理解を求めたいという考えを示しました。
この中で、菅官房長官は、安倍総理大臣が当初の予定どおり、11日から15日までの日程で、サウジアラビアとUAE=アラブ首長国連邦、オマーンの3か国を訪問すると発表しました。
そのうえで、「今回の訪問では中東情勢が緊迫の度を高める中、事態のさらなるエスカレーションを避けるために外交努力の一環として地域の緊張緩和と情勢の安定化に重要な役割を果たす3か国と意見交換を行う。各国との間では、エネルギーの安定供給や、航行の安全確保に向けた協力を要請する予定だ」と述べました。
また、中東地域への自衛隊派遣について「日本関係船舶の航行の安全確保のための情報収集態勢の強化は必要だと考えており、自衛隊活用の方針と目的についても改めて説明していきたい」と述べました。
一方、菅官房長官はイランで墜落したウクライナの旅客機をめぐりイランによって撃墜されたという指摘があることについて、「カナダ政府による発表や、さまざまな報道があることは承知しており、日本としても関係国と連携しつつ情報収集に努めている。今回の墜落によるすべての犠牲者にお悔やみを申し上げたい」と述べました。
日刊ゲンダイ巻頭
— 宮澤 望 (@yuakira1) 2020年1月9日
自衛隊は派遣、自分は歴訪延期 つくづく口だけの安倍首相
※この後トラの「武力使いたくない」など、鎮静化の動き見て安倍「中東行く」
NHK「外交努力尽くすという日本の立場を明確に」
私見:口が腐らないか@nhk_news@tim1134#IWJhttps://t.co/lXwFdjSNkw #日刊ゲンダイDIGITAL
調査・研究なので今派遣する必要なし
— ひろみん@政治経済勉強垢 (@163ng_002) 2020年1月9日
以前海賊対処で派遣された際の指揮官は「当時は相手が海賊と決まっていたが、今回は『敵』である対象が分からない。相手も使用する武器も分からない」と。
自衛隊は派遣、自分は歴訪延期 つくづく口だけの安倍首相 https://t.co/RVXgUzkjDI #日刊ゲンダイDIGITAL
自衛隊は派遣、自分は歴訪延期 つくづく口だけの安倍首相 https://t.co/M7DHIizLkE #日刊ゲンダイDIGITAL
— a.kimitoki@もういらない安倍総理 (@kimitoki) 2020年1月9日
自衛隊員も冗談じゃないと思っている<<
なら今からでもトンズラだw
【「仲介役」がスタコラサッサ】中東歴訪中止の唖然 つくづくこの男は口だけだ その「口から出まかせ」にはもはや、驚かないが、気の毒なのは、覚悟も胆力もない首相の米国朝貢外交に付き合わされ、戦火の中東に「調査」で派遣される自衛隊だろう(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/f1cDYNrAMl
— KK (@Trapelus) 2020年1月9日
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