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12月 20, 2019 日々雑感(My impressions daily)
夕刊フジの「立憲民主・国民民主、あきれた“野合” 社民党まで加えた合流「左傾化」ひどく 識者「政党助成金目当てだろうが…」」記事を引用して安倍ヨイショ・マスメディアが大野党の出現に戦々恐々としている、とつい先日このブログに書いたばかりだ。しかし見れば見るほど酷い「見出し」に再び書かざるを得ない衝動に駆られた。
大野党が「野合」なら、自民党と公明党の「連立」政権は民主的な政党と宗教色の強い密室政党との「連立」こそ「野合政権」ではないか。自民党単独では小選挙区での勝利が確実にならないため、創価学会の全面支援を得るために「野合」しているのではないか。
しかも宗教はすべての論理的思考を排し、信心という「思考停止」を信者に強制する。宗教のためなら死をも厭わない、という主客転倒が普通に行われる。その度合いが強ければ強いほど信仰心が篤いと称賛される、異常な世界観に満ちている。
そして宗教者はいわゆる「労働」に従事しない。宗教行事と称する信仰儀式らしきものに人生を費やすが、それも「鰯の頭も信心から」だ。私は世間一般に名乗りを上げている宗教を信じない。ましてや教祖という存在を認めない。ただし、先祖を敬い子孫繁栄を願う内なる信仰心は持っている。それは私自身の魂の問題だ。他人の「宗教家」からとやかく言われる筋合いはない。
税としてかつては「コメ」を徴収したが現在は貨幣で支払う。つまり政治の大筋は経済行為だ。だから、というのではないだろうが、現代では宗教も経済行為に堕している。飯田町の大伽藍を見るまでもないだろう、全国各地に存在する「文化会館」はいかなる経済行為で建てられたものか。
思想信条の自由は憲法で認められているが、宗教の名を騙って全国の信者から巻き上げた「財務」と信者に購読させる洗脳機関紙の「聖教新聞」の利益ではないか。そうした自民党の立党精神とは相容れない宗教を支持母体とする政党と「連立」を組むことに、自民党員は疑念を抱かないのだろうか。それとも選挙互助会と割り切っているのだろうか。そうだとすれば、それこそ「主権在民」を踏み躙る行為ではないだろうか。
夕刊フジは大野党の出現を「野合」だと批判するのに対して、自民党と公明党の連立政権を一切批判しないのは何故だろうか。まさに安倍ヨイショ・マスメディアの面目躍如、というところだろう。
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