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【首相のレイプ≠ィ友達はなぜ逮捕を免れたのか】改めて徹底的検証が必要だ 伊藤詩織さんレイプ裁判でわかった異様な事件と捜査の結末。この問題は警察権力が官邸を支配する暗黒政権の最大の急所になる可能性 土壇場で逮捕状が見送られた 政権がらみで国策捜査≠ェ続く(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/GEUT7nvWWe
— KK (@Trapelus) 2019年12月19日
徹底検証が必要 安倍首相のお友達はなぜ逮捕を免れたのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266486
2019/12/19 日刊ゲンダイ
主張が全面的に認められた(判決後の伊藤詩織さん)/(C)日刊ゲンダイ
「日本の#MeToo運動のシンボルが勝訴」「レイプ容疑の損害賠償で勝訴」――。英BBCや仏AFP通信など海外メディアが続々と速報したことからも、注目度の高さが分かる。
ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、望まない性行為で精神的苦痛を受けたとして、“総理ベッタリ記者”こと元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)に1100万円の損害賠償を求めた訴訟。東京地裁は18日、「酩酊状態で意識がない伊藤さんに合意がないまま性行為に及んだ」と認定し、山口氏に330万円の支払いを命じた。
鈴木昭洋裁判長は判決で、ホテル内でのやりとりなどについて山口氏の説明は、重要な部分で不合理な変遷が見られると指摘。「伊藤さんの供述が客観的事情とも整合し、相対的に信用性が高い」と判断した。
また山口氏は、詩織さんの会見や著書で名誉を傷つけられたとして反訴し、1億3000万円もの巨額の賠償を求めていたが、地裁はこれも、詩織さんが主張する「内容は真実で、名誉毀損には当たらない」として棄却。詩織さんの全面勝訴だ。
「一般常識に照らして当然の判決です。むしろ、民事でしか争われないことが信じられない。山口氏には、レイプ容疑で逮捕状まで出ていたのです。しかし、なぜか逮捕を免れ、不起訴処分になった。安倍首相に近い記者だから逮捕されなかったのではないかという疑念は今も拭えません。性被害への理解がなかなか進まない日本で、被害女性が顔も名前も公表して被害を訴えることは、大変な勇気が必要だと思う。それを名誉毀損で訴え返して高額の賠償金を要求するなんて、口封じのつもりでしょうか。あまりに卑劣なやり方です」(政治評論家・本澤二郎氏)
山口氏は判決に不服で控訴するというが、あらためて振り返ってみると、この事件は不可解なことだらけなのである。
土壇場で逮捕状が見送られた
事件のあらましはこうだ。2015年4月、詩織さんは就職相談のため、一時帰国中だったTBSワシントン支局長の山口氏と都内で会食。2軒目の店で突然、記憶を失い、山口氏と一緒のタクシーに乗せられた。
酩酊状態にありながらも「近くの駅で降ろしてほしい」と懇願したが、山口氏は自力で歩くこともおぼつかない詩織さんを宿泊先のホテルの部屋に連れ込んだのだ。未明に痛みで目が覚めた詩織さんの上に山口氏がまたがっていて、レイプされていることに気づいたという。
その後、詩織さんは警視庁に被害届を提出。高輪署が受理し、同年6月8日、逮捕状を手にした捜査員は、帰国する山口氏を準強姦(当時)容疑で逮捕するために成田空港で待ち構えていた。
ところが、土壇場になって逮捕は見送られる。上層部からストップがかかったのだ。当時、警視庁刑事部長だった中村格氏は「私が決裁した」と「週刊新潮」の取材に答えている。官邸で菅官房長官の秘書官を長く務めた中村氏は、レイプ事件もみ消しの褒美というわけではないだろうが順調に出世を重ね、昨年は警察庁ナンバー3の官房長に就任。安倍政権が続けば、警察庁長官も視野に入る。
結局、山口氏は15年8月26日に書類送検されたが、1年後の16年7月に地検が不起訴判断。詩織さんは17年5月に検察審査会に審査申し立て、9月に「不起訴相当」の議決が出た。それを山口氏は「私は不起訴になった」「検察審査会でも不起訴相当だ」と振りかざし、伊藤さんとの性交渉は認めながらも、「合意だった」「法に触れる行為は一切していない」と主張してきた。詩織さんに対する心ないバッシングも後を絶たなかった。
権力の私物化が捜査を歪めた疑念は払拭されない |
「確たる証拠が揃ったから、現場はいけると判断して、逮捕状まで取ったのだろうに、上からストップがかかるのは、よほどの政治案件としか思えません。検察審で不起訴相当の議決に至ったことも、一般常識からして不可解ですが、検察審に出される証拠は検察側の裁量で恣意的に決められるので、シナリオ通りの結論に誘導することもできてしまう。
そういう“ブラックボックス”だったものが、今回の民事訴訟である程度は明らかになった。それで地裁が性暴力の事実を認めたことは、庶民感覚としてはまっとうな判断だとは思う。ただ、地裁はたまにマトモな判断をしますが、高裁、最高裁と上にいくほど、政治的になる傾向がある。控訴審が同じ判断をするとは限りません」(司法に詳しいジャーナリストの魚住昭氏)
一貫した説明もできずに“完敗”した山口氏が事件の裁判を続けることは、一般的に恥の上塗りのように見られがちだが、「すぐ控訴する!」と息巻いているのは、政権のオトモダチが増える上級審なら今回の判断が覆る自信があるからなのか。
この事件では、レイプ疑惑について取材を受けた山口氏が、“官邸のアイヒマン”の異名を持つ警察官僚の北村内閣情報官(現・日本版NSC局長)に助けを求めた可能性も指摘されている。取材のメールを送った「週刊新潮」に、<北村さま、週刊新潮より質問状が来ました。伊藤の件です。取り急ぎ転送します>というメールが送られてきたというのだ。
焦った山口氏が誤って、「北村さま」に転送すべきところ、新潮に返信してしまったものとみられる。
政権がらみで“国策不捜査”が続く
著書に“安倍ヨイショ”本の「総理」がある山口氏はTBS退社後、「安倍首相に最も近いジャーナリスト」を売りにテレビに出まくっていた。その彼に嫌疑がかかった事件の周囲で蠢く官邸の警察官僚。逮捕状が下りるまで証拠が揃った事件で、なぜ急に逮捕が取り消され、最終的に不起訴になったのか。民事訴訟で詩織さんの主張が全面的に認められた今こそ、この異様な事件と捜査の徹底的な検証が必要なのではないか。
「この政権下では、本来捜査されるべき案件がきちんと捜査されてきていない。甘利元経済再生相が大臣室で現金を受け取った問題を筆頭に、小渕優子元経産相の政治資金問題、財務省の公文書改ざんなど、本来なら起訴されてもおかしくない案件で“国策不捜査”とでも言うしかない事態が続いています。これは『1強』政権への忖度が検察組織にまで及んでいる証左でしょう。
警察も同様で、警備・公安部門を中心とした警察官僚が官房副長官や日本版NSCの局長などに次々抜擢され、官邸中枢に深く食い込んでいる。本来は一定の距離を保つべき政権と警察・検察が近づき過ぎるのは非常に危うい。民主主義国家として極めて不健全な状態と言わざるを得ません」(ジャーナリストの青木理氏)
容疑の証拠が揃っていても、首相のオトモダチなら逮捕を免れるというのなら、それはもう法治国家とは言えないのだ。三権分立にも反する。
「この政権では、法の下の平等という憲法の基本概念さえ蹂躙されている。権力の私物化が捜査も歪め、オトモダチの犯罪をもみ消したという疑いを持たれるだけでも大問題ですが、それがもし事実ならば政権が吹っ飛ぶ話です。警察官僚が官邸を支配する暗黒政権の最大の急所といっていい。この長期政権で、権力側の疑惑は常に『問題ない』『違法性はない』のセリフで片付けられてきた。司法を抑え込んで、やりたい放題なのです。
一方で、権力に盾突けば社会的に抹殺されかねない恐怖社会になってしまった。首相に近い山口氏の性犯罪を告発した詩織さんにも、おぞましいまでの誹謗中傷がありました。安倍政権は反社会勢力について『社会情勢に応じて変化し得るもので定義は困難』と閣議決定しましたが、社会秩序を破壊する官邸こそが反社そのものに見えます」(本澤二郎氏=前出)
「桜を見る会」でまざまざと見せつけられた権力の私物化や言論封殺が、詩織さんの事件にも見え隠れすることが恐ろしい。
政権に対する忖度の横行が警察行政や司法にも及び、政権から見捨てられた庶民は何があっても泣き寝入りするしかないとすれば、一体何を信じればいいのか。
民主主義国家とは、法治国家とは何かを考えさせられる事件だ。決して詩織さんひとりの問題ではない。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年12月19日
【アベ友 敗訴 レイプ男卑劣手口】
『首相の“レイプ”お友達はなぜ逮捕を免れたのか』
「改めて徹底的な検証が必要だ」
「伊藤詩織さんレイプ裁判でわかった異様な事件と捜査の結末。この問題は警察権力が官邸を支配する暗黒政権の最大の急所になる可能性」
#買って応援📣 pic.twitter.com/wyyNBbNqiJ
逮捕状ってなんだ?
— negu (@negu847988091) 2019年12月19日
官邸が握り潰せるってものか?
握りつぶした刑事は大出世。なんでだ?
刑事は飛ばされたそうですよ。
— Green frog (肉球🐾🐾) (@yoakemaedayo) 2019年12月19日
出世したのはもっと上です😓
安倍政権が裏で、自分のお友達助ける政権は、気持ち悪いですね。殺人事件でも、政権が無罪に動かしたら、安定政権とかより、国会議員をかぶった反社会的勢力と、同じやり方ですよね。
— 金ちゃん (@KQvIrdwt71qb5H4) 2019年12月19日
【巻頭特集】徹底検証が必要 安倍首相のお友達はなぜ逮捕を免れたのか (無料公開)https://t.co/fZQAuiVzUt #日刊ゲンダイDIGITAL #日刊ゲンダイ
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2019年12月19日
この事件、逮捕を突如中止命令出した当時の刑事部長を厳しく追及する必要があります。他にも色々と余罪が出てくるかもしれません。
— 自由チョコミン党 〜ロスジェネの逆襲〜 (@chamario1975) 2019年12月19日
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