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安倍にヨイショする記者もいたそうだ/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911250000054.html
2019年11月25日9時8分 日刊スポーツ
★その日程は唐突に決まったという。通算在職日数が2887日に達し、憲政史上最長になった20日。首相動静によれば18時39分、東京・平河町の中国料理店「上海大飯店」で内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談したという。入り口で各社が会費を払い領収書を受け取るというどこかのホテルで繰り広げられた光景が繰り広げられ、3つに分かれたテーブルの記者たちに「桜を見る会」の説明などをしたと言う。 ★このキャップ懇に毎日新聞の記者は出席しなかったという。その気概は褒められるべきだが、この時期にこの会合はいささかタイミングが悪いと諭すとか、会食しながらでなく、まず国会で国民に説明すべきというキャップがいなかったのかと思うとがっかりするが、東京新聞記者・望月衣塑子はツイッターで「『首相は何も悪くない、一体何が悪いのか』と首相を持ち上げる記者もいたとか」と記している。 ★やはりこういう時はお友達に頼りたいのだろうか。他にも15日には千代田区のパレスホテル東京の「日本料理・和田倉」でフジサンケイグループ会長・日枝久と会食。18日夜には有楽町の日本料理「春秋ツギハギ日比谷」で読売新聞東京本社常務取締役論説委員長・柴田岳、同取締役編集局長・田中隆之と会食している。キャップ懇の翌日、21日には新宿区のフランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」で作家・百田尚樹、評論家・金美齢、ジャーナリスト・桜井よしこ、有本香、作曲家・すぎやまこういちと会食。 ★「桜を見る会」問題は首相・安倍晋三主催の会でその私物化が問われている時に、マスコミとしての矜持(きょうじ)を捨て、応援団として元気を与えたのか、マスコミ対策の指南をしたのか、首相動静に名前が出ることを承知で宴席にはせ参じる神経が理解できない。(K)※敬称略
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