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11月 22, 2019 日々雑感(My impressions daily)
<23日午前0時に失効期限を迎える日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、韓国の康京和外相は21日の国会で、韓国向け輸出管理強化措置に関し日本側の譲歩がない限り「再考しないというのが現在の韓国の立場だ」と語った。
その上で康氏は、失効回避に向けて「最後まで努力する」と強調した。
康氏はこの中で、GSOMIAが失効しても、北朝鮮の核・ミサイル関連の防衛情報を共有するために2014年に日米韓が締結した取り決めで代替できると説明し、影響は少ないとの見方も示した。
一方、大統領府は21日午前、国家安全保障会議(NSC)の常任委員会を開催し、GSOMIAの失効をめぐる対応を協議した。大統領府は終了後、「韓日間の懸案解決を目指して政府の外交努力を検討した。主要関係国との緊密な協議を続けていく」と発表するにとどめた。
韓国側はGSOMIA失効に関する最終的な結論を明確にしないことで、外交当局を通じて期限ぎりぎりまで日本側の翻意を促す狙いとみられる。韓国大統領府高官は20日まで極秘裏に訪米し、米政府高官と意見交換。韓国紙・東亜日報は21日、外交筋の話として、日韓の政府高官が接触し、失効回避へ外交努力が続けられていると伝えた>(以上「時事通信」より引用)
日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、韓国の康京和外相は21日の国会で、韓国向け輸出管理強化措置に関し日本側の譲歩がない限り「再考しないというのが現在の韓国の立場だ」と語ったのは相矛盾する。なぜならGSOMIAと関係のない輸出貿易管理である「ホワイト国」待遇除外とをリンクさせている韓国政府こそが間違っているからだ。
戦略物資であるフッ化水素などの輸出数量と、韓国内で消費したと思われる数量が大きく乖離していることから、その韓国へ輸出した戦略物資に関する詳細を説明するように日本政府が求めたのに対して、韓国政府から何ら回答はなかった。ただ戦略物資の行方に関する回答の代わりにGSOMIA破棄を待ちだしてきた。そして日本政府に「ホワイト国」待遇排除を撤回せよ、と迫っている。
筋違いの回答をしておいて、その筋違いを無視して「是正せよ」とは暴論もいいとこだ。そしてGSOMIAが破棄されても日本の防衛に対した影響はない。しかし自前で監視衛星などを持たない韓国にとって、北朝鮮の内陸部にある軍事施設などの情報を得るチャンネルが米軍だけになる。韓国の防衛にとってマイナス面は計り知れない。
それ以上に韓国が有事に陥った際、日本にある米軍基地などから「後方支援」なしに北朝鮮と戦いを継続することは困難だ。ソウルなどは開戦後一時間も経たずして灰燼に帰すことは明らかだ。地下に司令部を移すにしても、前線から60qしか離れていない地下司令部はそこに留まることすら危険だ。
韓国は南部へ司令部を開戦と同時に移すしかないし、大量の軍事物資を前線へ移送する必要があるが、兵站を確保する輸送手段の実施訓練などを行って韓国が保有する移送手段だけで十分間に合うとしているのだろうか。
華々しい軍事訓練は前線の軍事展開訓練でしかない。それだけでは戦闘継続訓練とは言い難い。
そしてGSOMIA破棄を「日本が輸出貿易管理を強化したから」という説明で納得している韓国世論もどうかしている。全く別物をリンクさせる思考回路は滅茶苦茶だ。対日関係だ、という一面だけで防衛と貿易を混同して間違いを自ら是正しないで相手のせいにするやり方はガキの思考だ。
米国は韓国がレッド・チーム入りを選択したのではないか、と疑心暗鬼になっている。レッド・チーム入りしたとなれば韓国に駐留する米軍・軍属の安全確保のために即時撤退させなければならない。そして韓国に対するすべての援助を停止して、対韓貿易の制裁を開始しなければならないだろう。なぜなら北朝鮮への制裁を続けるためにはレッド・チーム入りした韓国へも制裁しなければ意味がないからだ。
そうしたGSOMIA破棄が韓国に深刻な事態をもたらす、という想定が韓国政府と韓国民に出来ているのだろうか。それでも日本が貿易管理で譲歩しなければならない、との強弁を韓国政府は無理押しするのだろうか。外交条約も無視するし、筋違いの論理を無理押しする韓国政府は「狂気の沙汰」を演じているとの自覚が全くないのだろうか。
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