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桜を見る会、夕食会費の明細「ない」 800人が参加―安倍首相
2019年11月18日11時50分
記者団の質問に答える安倍晋三首相(左)=18日午前、首相官邸
安倍晋三首相は18日午前、首相主催の「桜を見る会」の前日に地元支援者を招いて開かれた夕食会の会費などを示す明細書について、「そうしたものはない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
【図解】「桜を見る会」問題の主な論点
首相は、夕食会の参加者数を「約800人」とした上で、その多くが翌日の桜を見る会に出席したと説明。夕食会の会費や参加者の旅費、宿泊費は「安倍事務所にも後援会にも入金はないので、領収書を発行してもいない」と強調した。
野党が国会での説明を求めていることについては、「国会対応は党に全て任せている」と述べるにとどめた。
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https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111800261&g=pol
亀井静香氏、安倍長期政権に「『晋三もう辞めろ、オレがやる』ってヤツがいないから」
2019年11月18日 6時0分スポーツ報知 # 社会
ユーモアを交えて語った亀井静香元衆院議員。背後に飾られているのは議員時代から趣味にしていた自作の油絵(カメラ・橘田 あかり)
安倍晋三首相(65)の在職日数が20日に通算2887日となり、桂太郎元首相の記録を106年ぶりに塗り替えて史上最長になる。第1次政権は早期退陣し、再登板以降も現在野党から追及を受けている「桜を見る会」問題など数多くの批判を集めながら、なぜ長期政権を築けたのか―。新人議員時代の派閥の先輩で、現在も親交の深い亀井静香元衆院議員(83)は後継者の人材不足を挙げ「おチンチンついてるヤツがいない」と喝破した。
現在も官邸や富ケ谷私邸に足を運び、電話でも安倍首相と頻繁な意見交換を続ける亀井氏は、異例の長期政権が続いている理由を極めて単純に解釈している。
「そんなの簡単じゃん。『晋三もう辞めろ、オレがやる』ってヤツがいないからさ。単騎で駆け出す信長がいないんだ。誰か後ろをついて来てくれるかな…って気にしてるような。それじゃ天下は取れんわい」
言われ続ける後継者の人材不足。今も「ポスト安倍」には岸田文雄政調会長、菅義偉官房長官、石破茂元幹事長らの名が挙がっているが、国民的期待を受けているとは言い難い。
「石破にはアドバイスしてるんだけど『オレが代わる』とは、よう言わん。100%の政治家なんていないんだから、イチャモンつけてでもやらないと。みんな、おチンチンついてないんだ。こないだ晋三に聞いたら『辞めろ、と言われるのはやっぱりイヤですよ…』と言ってたぞ。小泉進次郎(環境相)は若手の中では良い方だと思うけど、まだちょっとなあ」
党内事情の前に、野党が政権交代をうかがうような支持を集められず、国政選挙で安倍自民が大勝し続けていることが長期政権の呼び水になっていることは間違いない。
「野党だって同じだよ。戦闘力のある激烈な政治家がいなくなったな。もちろん選挙区制度の問題とかはあるにしたって、組織に乗っかる甘ちゃんばかりで去勢された男たちだよ。女学校の方が元気あるぞ。コレ、ちゃんと書いといてくれよ」
吉田茂首相はサンフランシスコ講和条約締結、佐藤栄作首相は沖縄返還。長期政権を築いた首相は政治史に残る実績を任期中に成している。安倍政権はどうだろう。
「なーんもない。惰性で長くやってるだけだ。今、残っている日本の力は日本人の勤勉さで、政治の力じゃない。実現できていないことが多すぎる。憲法改正にしたって、誰でも言えるような程度の話しかしてない。で、アメリカのポチになってナメられてる。仲良くするってことはオネエ言葉で擦り寄ることじゃないんだ。フトコロに何か隠し持ってる危うさがないとダメだし、ホッペタ引っぱたきながら仲良くすればいい。将来に対しても同じだ。必ず再び大地震は起きるのに、竹細工をチョボチョボ作るレベルの防災意識しかない」
1979年、新人自民議員の亀井氏は派閥「清和会」に入り、現首相の父・安倍晋太郎元外相を支えた。
「晋太郎先生はあったかい人で、派閥を除名された時も『亀井君、帰ってこいよ』って戻してくれたりね。政治家としては…世界中をパーティーして回っただけで正直学ぶことはなかったけど…。晋三も同じで人はいいんだよ。いい子。本当にナイスガイだよ。でも、政治家としては別の話だ」
晋太郎氏の死去後の93年、清和会に入った新人が安倍首相だった。
「最初は『晋太郎先生の秘書』って印象しかなかったよ。派閥のみんなで酒を飲んでるとね、幹部たちと乾杯するために晋三は荒井広幸と組んでいつも宴会芸をやってたよ。なんかアーチェリーの真似事みたいなのをしたりさ。そんな子が今は総理だからなあ…。いい子だけど、もうひとつ頑張らにゃいかん」
(北野 新太)
◆亀井 静香(かめい・しずか)1936年11月1日、広島県庄原市生まれ。83歳。60年に東大卒業後、サラリーマンを経て警察庁入庁。あさま山荘事件などを担当した。77年、政治家を志して退官。79年、自民党公認で衆院選旧広島3区初当選。以降13期務め、運輸相や建設相、党政調会長などを歴任。2001年、党総裁選立候補。05年、郵政民営化法案に反対して離党。国民新党を旗揚げ。17年、政界引退。現在は太陽光発電企業「MJSソーラー」代表取締役会長。
https://hochi.news/articles/20191117-OHT1T50344.html
ボリビアに見る権力という「人間のさが」長期化すれば腐敗する
2019/11/16
花田吉隆 (元防衛大学校教授)
ボリビアでは大統領選直後から、選挙不正の噂が高まる
選挙監視をした「米州機構(OAS)」が不正の証拠を突き付ける
モラレスは、選挙のやり直しを決めるも、国民の怒りは収まらず
国を統治する者もそれに代わって代理統治する者もすべていなくなった
結局、権力は長期化すれば腐敗する
メキシコに亡命したモラレス前大統領(REUTERS/AFLO)
ボリビアはさながら無政府状態に陥ったかのようだ。3週間に及ぶ国民の抗議活動の結果、ついにエヴォ・モラレス大統領が辞任、副大統領、上下両院議長もそれに続いた。治安は軍司令官であるウイリアム・カリマン将軍によりかろうじて維持されている。
10月20日の大統領選挙直後から、モラレス氏側による選挙不正操作の噂が国内を駆け巡った。普通ではありえない数の無効投票が報告されている、ある選挙区では投票率が100%とされ投票済用紙が書き換えられているらしい、等。国内最大都市サンタクルスのルイス・フェルナンデス・カマチョ氏主導によるデモが毎日のように繰り返された。サンタクルスのデモは国内全土に波及、モラレス氏の辞任を要求していく。
米州機構(OAS)による報告が決定的だった。OASは選挙監視要員をボリビアに派遣、その適正な執行を見守っていた。選挙が終わってからは30名余りからなる調査団も現地入りした。そのOASがついに報告書を公表、選挙における数々の不正を明らかにした。曰く、各選挙区の投票状況を記したリストが不正に書き換えられていた、選挙結果を通知する各選挙区と中央を結ぶコンピューターのソフトに不正が見つかった、等々。
大統領選挙規定により、モラレス氏が、決選投票を経ることなく第一回投票で当選を決めるためには、第二位候補者に10ポイント以上差をつけなければならない。総投票数590万票のうち、モラレス氏は第一回投票で第二位候補者に対し10ポイントをわずかに3万5000票上回る票を得た。不正操作がなければ得票は3万5000票少なくなっていたかもしれない。
OASが突きつけた不正操作の証拠を前に、モラレス氏に選択の余地はなかった。当初、モラレス氏は不正操作の噂を「陰謀」と片付け、それでも国民の抗議が収まらないのを見てやむなく「決選投票実施」を承諾した。しかし、事態はそれで収まるものではなかった。ついに10月10日早朝に至り、モラレス氏は「選挙自体をやり直す」ことを言明したが、これも国民の受け入れるところとはならない。ついに警察の一部まで治安維持を放棄しデモに参加しはじめた。
国内は既にすべての機能がマヒしている。ストは全土に広がり、国内全ての経済活動が止まった。スーパーは午前中のみ営業が認められ、食料を積んだ車両がバリケードを通過していく。その他、通りを走るのは救急車や警察等、緊急車両のみだ。国民は勤務に向かう代わりに路上に出、抗議デモに加わる。とうとう軍が最後通牒を出した。これが止めとなった。軍の辞任勧告を受け、10日午後、モラレス氏は辞任を発表した。
国を統治する者もそれに代わって代理統治する者もすべていなくなった
しかし、その辞任会見がさらに火に油を注ぐ。モラレス氏は、これ以上の流血の惨事を防ぐため大統領職を辞する、これは市民、政治家、警察によるクーデタだ、と述べた。この期に及んで自らの責任を認めることなく国民も加わったクーデタとは何事か。デモ参加者は怒りに任せ商店の破壊を繰り返していく。閣僚の多くは既に辞任、最高選挙裁判所長官も辞めた。一部裁判官は選挙結果の認定に不正があったとして警察に逮捕された。知事、市長は身の危険を感じるとし、既に何名かが職を辞した。
つまり、ボリビアには国を統治する者もそれに代わって代理統治する者もすべていなくなった。デモ参加者は、家々に火を放ちバスや車両がそこかしこで破壊される状況だ。この先、国内の混乱をどう沈静化していくのか道筋は見えていない。とりあえず12日、上院第二副議長のヘアニーネ・アニェース氏が暫定大統領就任を宣言した。同氏の任務は90日以内に改めて大統領選挙を行うことだ。これに先立つ11日、モラレス氏は逃げるようにしてメキシコに亡命していった。
最悪の事態といっていい。ボリビアの民主主義の歴史に汚点が刻まれた。
モラレス氏は13年の治政で立派な業績を残した。同氏の在任の間、ボリビアのGDPは4倍に増え、国内の貧困は半減した。天然資源から上がる収益は遍く貧困層に均霑され、先住民の権利はこれまでになく拡大された。もし仮に、モラレス氏が4選を狙うことなく、3選で大統領を辞していたなら、ボリビアの偉大な大統領として歴史にその名を刻まれていたに違いない。
しかし、モラレス氏は4選を目指した。わざわざ国民投票で4選の是非を問い、しかも、国民がノーと言ったにもかかわらず、4選禁止を定める憲法を米州条約違反として裁判所に提訴、そのお墨付きの下に4選に打って出た。挙句の果ては選挙の不正操作により、決選投票を経ることなく第一回投票で大統領当選が確定するようにした。どうしてこうまでして大統領職にこだわったか。
権力は長期化すれば腐敗する
民主主義の下での選挙は二つの前提から成り立つ。一つは、敗者は野党に回り他日を期すということであり、もう一つは、勝者は、今日の敗者が他日勝利した時、潔く政権を明け渡すということだ。互いが選挙の結果を尊重し政権交代を保証する。それにより、敗者は、他日勝利し政権を取ることを期待し、今日安んじて野党に甘んじようとする。
モラレス氏は今回、対立候補のメサ氏が勝利しかねないと知った時、政権を明け渡すことを恐れた。そういう事態を招かないよう不正を働いた。民主主義の基盤が脆弱な所では、一度大統領職を辞してしまうと敵対者に排斥される危険がある。大統領職にとどまることだけが身の安全を保障する。アフリカなどでまま見られるが、モラレス氏はだから権力にこだわったのか。
しかし、ラテンアメリカでは民主主義が根付いて既に久しい。その間、ある時は左派が優位し、またあるときは右派が支配した。その移行は概して平和裏に行われた。モラレス氏だって、13年前、平和裏にメサ氏から政権を受け継いだ。今回、権力を手放したとしても他日を期すことはできたはずだ。それがなぜできなかったか。先住民出身大統領として、先住民の権利拡大や貧困撲滅は未だ道半ばであり、今ここで改革をやめるわけにはいかない、と考えたか。しかし、それは権力の執着以外の何物でもない。
結局、権力は長期化すれば腐敗する。権力者にはおごりが生まれるし、次第に権力が集中していくとの危険もある。権力はそもそも腐敗するものだ。腐敗は権力に内在し、権力が長期化するにつれそれが表面化していく、と見るべきかもしれない。
先人は、結局権力は腐敗するものだと諦観した上で、これを防ぐ仕組みを考えた。さしあたり権力者の任期を区切る。しかしそれだけでは足りない。結局、権力で権力を抑制する仕組みが必要だ。権力分立である。アメリカ独立の際、憲法起草者は権力の腐敗を防ぐ方法はこれしかないと考えた。ヨーロッパでも権力で権力を抑える仕組みが取り入れられた。
今日、日本の民主主義は健全だ。選挙も正しく機能している。しかし、権力が権力により有効に抑制されているか、それは不断のチェックが必要だ。権力の抑制は制度がそうなっているだけでは足りない。実際に権力の抑制機能が働いているかどうか。知らず知らずのうちに抑制機能がマヒしていることはないか。
日本で、野党が存在しないかのごとく弱体であり続ける現状は危険だ。権力のおごりを防ぐためにも、また、権力の集中を防ぐためにも、健全な野党の育成こそが今の日本に求められる。
権力は腐敗する。人間はそういう歴史を繰り返してきた。
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/17910
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