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俎上に上る問題閣僚まだいるみたい/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911010000120.html
2019年11月1日8時20分 日刊スポーツ
★1週間で2人の閣僚が辞任し、失言で憔悴(しょうすい)している閣僚数人。第1次安倍内閣をほうふつとさせる閣僚の辞任ドミノだ。だがいずれも脇の甘さにほかならず、疑獄事件というほどでもない。閣僚が小粒なだけに身体検査で事前に処理できていたことばかりだと思うと、官邸の危機管理能力の低下なのか、慢心による正面突破をしても、メディアも野党も国民の目も欺けると判断されたのか。いずれにせよ首相の任命責任と官房長官の身体検査の緩さが引き起こした案件ばかりだ。 ★ただ、それで困ったものだでは済まされそうもない。議会関係者が言う。「今日(31日)の本会議も流れた。国会は空転が続くが野党は当然、前経産相・菅原一秀や前法相・河井克行の出席を求めてくる。集中審議どころか予算委員会すら開けない」。確かに閣僚を辞めて済むものではないという公選法の問題だ。いずれも早々に議員辞職で幕引きをするしか解決方法がないとの見方が与党内にも広がる。自民党関係者が言う。「これで年内解散どころか年明け冒頭解散が消えた。なにしろ災害対策の補正予算、年内にあげるべき法案もどうなるか見えなくなった。この1年の政治カレンダーは大幅に窮屈になる。五輪日程から元々時間がない中、憲法議論に届かない。また消費税アップによる景気の冷え込みが露呈すれば政権は議席数に物を言わせる強硬路線は無理になる」。 ★なにより解散の日程がこれで見えなくなる。都知事選とダブル選か五輪後、任期満了と政権の選択肢が狭まるといえる。それだけでも官邸主導の政局運営も困難になり、この内閣であと1人閣僚辞任でも起きれば政権はもたなくなる。「しかし残念ながら週刊誌は続報の用意があるようだし、俎上(そじょう)に上りそうな閣僚の情報も聞こえてくる」(自民党幹部の1人)。どうする自民党。(K)※敬称略 |
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