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任期中に改憲をやり遂げるつもりか 党内でも分かれる評価 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263358
2019/10/17 日刊ゲンダイ
もう改憲ぐらいしかない!?(衆院予算委で答弁する安倍首相、15日)/(C)日刊ゲンダイ
安倍晋三首相が残り2年の任期中に、本当に憲法改正をやり遂げるつもりなのかどうか。自民党内でも大きく評価が分かれている。「やる気なし」とみる某中堅議員はこう言う。
「10日の衆院予算委員会での首相の答弁を聞くと、まったく本気度が感じられない。かつて自分で公約した『2020年に改正憲法施行』について、『一定のスケジュール感について希望を述べた。私が述べた通りになるとは毛頭思っていない』と言い、さらに自衛隊の存在明記についても『大切だと思っているが、中身をどうするかは憲法審査会で議論してもらう』と、期限も中身の核心部分も事実上、取り下げてしまった。これでは党員も支持者も熱い思いで一致団結、火の玉となって難事をやり遂げようという気にならないでしょう」
一方、「やる気満々」とみるのはベテラン秘書。
「昨秋、盟友の下村博文を責任者に据えたとたんに野党を『職場放棄』と非難して憲法審査会を開けない状況に陥ったので、今度はひたすら下手に出ているだけ。首相の密かな覚悟は、憲法改正推進本部の新体制に表れている。細田博之本部長の下、根本匠前厚労相が事務総長に復帰、本部長代行の古屋圭司は新設される『遊説・組織委員会』の長を兼ねる。最高顧問の高村正彦も続投し、引退した吉田博美も参院のまとめ役として特別顧問に。これだけ重厚な布陣で中途半端な結果に終わらせるわけにはいかない」と断言した。
もうひとり、野党の大物議員は「どちらにしても、我々は逃げることなく議論に応じる。しかし現実問題として考えると、この国会は期間が短い割には関電の巨額賄賂の件をはじめ消費増税と景気低迷、日米貿易交渉の裏の密約、千葉大停電の対策遅れ、かんぽ不正営業とNHK報道への圧力など問題山積みで、国民の関心事ではない憲法を論じている暇があるのかどうか」と指摘する。
「しかも、憲法審査会はまず国民投票法改正から片付けなければならず、それひとつとっても今国会で与野党の対立を打開できるのかどうか。そこを年内にクリアしないと来年の通常国会で中身の議論に入ることができない。だから総裁4選? いくら何でも無理でしょう」と言うのだ。
安倍が「在任期間だけは長かったが何も残さなかったねえ」と言われないようにするには、もう改憲くらいしか残っていないが、その達成はなかなか難しそうである。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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— 三昭ない 森加計佐川 む晋恵 (@akakokko__) 2019年10月16日
任期中に改憲をやり遂げるつもりなのか党内でも分かれる評価
— KK (@Trapelus) 2019年10月16日
安倍が「存在期間だけは長かったが何も残さなかったねえ」と言われないようにするには、もう改憲くらいしか残っていないが、その達成はなかなか難しそうである
永田町の裏を読む 高野孟(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/bNxjQYVPXv
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