http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/412.html
Tweet |
松原 明(ビデオプレス/技術担当)
Last modified on 2019-10-09 23:54:41
http://www.labornetjp.org/image/2019/100803
左からささきゆみ・池田恵理子・しまひでひろの各氏(放送後)
→アーカイブ録画(65分) https://youtu.be/MGULzqWdnDg
→「あるくラジオ」HP https://aruku-radio広告文字列により全部置換/
10月8日の第7回「あるくラジオ」のゲストは「女たちの戦争と平和資料館」(WAM)の名誉館長の池田恵理
子さんだった。私は1990年代の「民衆のメディア連絡会」以来の古いつきあいがあった。番組収録のため、8
日午後2時に小竹向原にあるビデオプレス事務所に池田さんはやってきた。しばしの時間、パーソナリティ
のしまひでひろ・ささきゆみさん、私と四人で小テーブルでお茶を飲みながら打合せをした。
そろそろ放送開始時間の午後3時が迫る。池田さん「ところでスタジオは奥の部屋ですか?」と聞く。私「い
えいえ部屋はここだけです。このままお茶のみスタイルでやります。すいませんがタイピンマイクが足りない
ので、池田さんは手持ちマイクでお願いします」。元NHKのディレクターの池田さんは一瞬驚いた様子だった
。ラジオ収録と聞いて防音に囲まれたプロのスタジオをイメージしていたのだろう。しかしマイクを握ると手慣
れたもので、古巣に帰ったようにマイクテストを始めた。「わたし喋ると止まらないので止めてくださいね」と
言われ、パーソナリティもちょっと緊張していた。
http://www.labornetjp.org/image/2019/100802
軽快な音楽の乗って番組がはじまった。テーマは「記憶こそが民衆の武器〜池田恵理子さんに聞く」。つ
い先日来日した元「慰安婦」92歳のイ・オクソンさんの話から始まった。彼女たちがどんな体験をして、心と
身体に深い傷を負ったのか。何十回とアジア現地を訪ねて記録を集めてきた池田さんならではの、濃い実
証的な話が続いた。安倍政権によるNHK番組改ざん問題、「政治とメディア」「教育」など話題は縦横無尽に
広がり、日本軍「慰安婦」問題の核心に迫る1時間番組となった。
http://www.labornetjp.org/image/2019/100801
興味深い話ばかりだったが、私は、がんで余命数か月となった松井やよりさんが全財産を投げ打って
「WAM」を立ち上げた話に感動した。松井さんだけではない。池田さんやスタッフの人たちも同じ気持ちでお
金も時間も投入して、WAMを維持・発展させてきた。しっかり歴史を刻みたい伝えたいという思いだったのだ
ろう。WAMは右翼の攻撃ターゲットになっていて、在特会の襲撃もあったり嫌がらせは今も続いているという
。しかし池田さんたちはまったく負けていない。お話を聴いてWAMの大きさを改めて感じた。正式名称は頭
に「アクティブ・ミュージアム」とつく。「アクティブ」には知るだけではなく「行動」して変えていこうという思いが
込められている。
http://www.labornetjp.org/image/2019/100804
「女たちの戦争と平和資料館」 ホームページ https://wam-peace.org/
さて私は最後にこう質問した。「NHKからWAMまでこれだけの活動をしていた池田さんの生き方の原点は
どこにあるのですか?」と。「私は最初は政治に関心のない文学少女だった。でもベトナム戦争の生々しい
映像をみて政治にめざめた。また世界のウーマンリブ運動にも影響をうけた。それで文学少女から政治少
女になったのです。運動に関わって、おかしいと思ったのはメディアの報道。学生運動・ベトナム・沖縄・三
里塚も上から目線でおかしかったです。それで私はマスコミに入って変えようと思ったのです」と。当時NHK
に採用された女性社員はたった3人で、仕事でも女性は下に見られた存在だった。しかし、池田さんは頑張
りぬいた。初心を貫きディレクターとなり「女性・人権・戦争・教育・エイズ」そして「慰安婦」番組を8本もつくっ
た。安倍政権がもっとも嫌がる「女性ディレクター」になったのだ。
ぜひアーカイブ放送でじっくり聞いてほしい。
http://www.labornetjp.org/news/2019/1008aruku2
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK266掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK266掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。