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松尾貴史のちょっと違和感:台風15号が千葉県直撃 組閣を優先した「棄民」政権 - 毎日新聞 https://t.co/PbZ5tP7jTa
— toripy (憲法守ろう) (@t_toripy) 2019年9月21日
長引く停電。<昨年の豪雨災害の最中に「赤坂自民亭」で宴会を続けた教訓は、「マスコミに災害を報じないようにしむける」ということだけだったのだろうか>。松尾貴史さんの強い「違和感」です。https://t.co/LVjFWfCYZN
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年9月21日
松尾貴史のちょっと違和感 台風15号が千葉県直撃 組閣を優先した「棄民」政権
https://mainichi.jp/articles/20190922/ddv/010/070/020000c
2019年9月22日 04時06分(最終更新 9月22日 08時27分) 毎日新聞
=松尾貴史さん作
千葉・南房総などの現状は台風15号の直撃以降、なかなか改善されず、もちろん現場での復旧作業は必死で続けられているが、まだ深刻な状況の地域が多い。政府は災害が起きた時に迅速に対応せず、災害認定も遅れ、なぜか組閣が済むまでテレビでもアリバイ程度にしか取り上げないという状態が続いた。
なりたての環境大臣が南房総市を視察して、被害や復旧についてではなく「災害ごみが総量相当なもの」というピントのずれたコメントを披歴していた。いやいや、それは後でいいだろうに、なぜごみからなのか。NHKも民放も、印象付けにしか見えない小泉進次郎氏の被災地入りばかり報じている。実は、早くから野党の議員たちが被災地入りして大変に働いているのだけれども、そういう場面が電波に乗ることはほとんどない。こういうことの積み重ねが、街頭インタビューでの「野党が頼りないから」という陳腐な言い方を多数派の意見として伝えることにつながっているのではないだろうか。
記者会見で「昨年の台風21号では即日非常災害対策本部を立ち上げたが、今回は今も作られていない。専門家は、組閣が優先され、被害の見積もりが甘かったと指摘している」と質問された菅義偉官房長官は、例のごとく「全く違う。今回の台風は史上最大瞬間風速57メートルという風の被害」と返答(にはなっていないが)をしていた。災害の規模が大きいのならなおさら「見積もりが甘かった」ことの証左だろう。この人の、言葉を並べるだけで質問に答えないという姿勢は今に始まったことではないけれど、あまりにもひどい。
安倍晋三総理大臣は、自身の「性質」として、組閣を優先したのだ。それが、後になって「台風災害からの復旧は待ったなし」だと語る。組閣で待ったをかけ、人事が済んだらさっさと帰宅してしまった人物が、である。昨年の豪雨災害の最中に「赤坂自民亭」で宴会を続けたときにも批判されたが、そこで得た教訓は、「マスコミに災害を報じないようにしむける」ということだけだったのだろうか。
1999年9月30日に、茨城県東海村JCO臨界事故で作業員2人が死亡する出来事があった。当時の小渕恵三総理大臣と野中広務官房長官は、翌日に組閣する予定を10月5日まで延期して、事故の対応に当たった。現職の閣僚なら作業の整備もできているし、官僚との連携なども慣れているだろう。新たに組閣された閣僚が事に当たるには滞りも出るし、引き継ぎなどの作業で空白が起きて効率が悪くなるのは当たり前だ。しかし、安倍氏と菅氏の場合、そんなことはおかまい無しなのである。
今月8日に気象庁が「関東を直撃する台風としては最強」と異例の会見を行ったが、その翌日から11日まで、安倍氏は組閣や党役員人事にしか目を向けず、そのまま私邸へ帰ってしまう。そして後になっての「災害復旧は待ったなし」発言だ。何だろう、このやっている感じだけの振る舞いは。彼だけではない。「組閣は後回しにしませんか」と提案した側近や議員は、自民党にただの一人もいないのか。
TBSの「報道特集」で、金平茂紀キャスターが、「棄民という言葉。災害や戦争などでひどい目にあっているのに国やメディアなどから見捨てられた人々のこと。台風による被害と同時並行でにぎやかに発足した安倍改造内閣。二つのことを一緒に見ると、棄民の意味がわかる」と、辛辣(しんらつ)にコメントしていたが、実感のある発言だ。
本当にこの国は大丈夫か。この後には、消費増税という大きなストレスが待ち構えている。(放送タレント、イラストも)
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