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9月 19, 2019 日々雑感(My impressions daily)
東電の総電源停止による福一原発放射能漏れ事故に対する、津波が14.5mに達するという予想が地震の二年前に出ていたにも拘わらず、防潮堤10mのまま放置して事故を招いたとする東電経営陣に対する東京地裁の裁判で、東電経営陣の無罪判決が出たという。
福一原発の冷却水停止による水素爆発で放射能大拡散事故が起きた因果関係を「津波による総電源喪失」によると裁判所が認定したのなら、大津波が襲ったのが総電源停止になり原子炉の冷却不能による水素爆発を招き、放射能を大拡散する悲惨な放射能汚染事故を招いた、という因果関係なら、当然大津波が14.5mになるとの予想に対応すべく10mの防潮堤を15mにすべきとの会議記録を重視して、嵩上げを決定しなかった東電経営者の責任を問うべきではないか。
それとも水素爆発事故は総電源喪失以前に原子炉が地震により破壊されていて、原子炉本体の暴走により起きていた、というのなら東電経営陣の責任は問われないかも知れない。それは地震が原子炉設計で想定した限度を超えたものであったから自然災害だ、ということになるからだ。自然災害は損害賠償を問われないし経営陣も責任を問われない。ただただ原発誘致に賛成した地域住民の「自己責任」ということになる。
しかし、それなら原子炉が地震で破壊されていたという因果関係を裁判所が採用したなら、地震列島の日本で次々と再稼働決定がされている各地の地裁や高裁の判断と矛盾することになる。だから東京地裁は平気で「大津波で送電喪失が水素爆発を招き、大量の放射性物質が食う級に飛散する深刻な事態を招いた」と大津波を予見しながらも、その大津波被害を防止する大防潮堤の建設を怠った東電経営陣の責任を問わないのは辻褄が合わない判断だと批判するしかない。
徴用工の邦人企業への賠償を命じた韓国最高裁判所は二国間条約を無視する糞裁判所だと思っていたが、辻褄の合わない判決を出して平気な日本の裁判所も韓国に劣らない糞裁判官の集まりだ。
いずれにしても被害者は原発立地の地域住民で、東電は何も悪くない。すべては大津波が起きたのが悪いので、大津波が防潮堤を超えるのが予見しつつも対策を講じなかったのも、非常電源のディーゼル発電機を大津波があれば水没すると確実に予想される地下に設置していた馬鹿さ加減は「無罪」だという。もちろん原発を設置した当時の政治家も政府も、原発誘致の広告塔になった芸能人や文化人も、すべて何もなかったこととされた。
これが日本の政治であり、宣伝会社でありマスメディアだ。彼らは原発は安全で安価な発電装置です、と地域住民を騙しに騙した。大嘘を吐きに吐いて原発を建設させて、防潮堤の嵩上げをケチった。それも「ケチリ」で名高い安倍一次政権当時のことで、防潮堤嵩上げが議題になった会議の議長は安倍晋三氏だった。彼もまたオリンピック誘致決定の国際会議で「放射能汚染水は完全に今トロ下かにある」と大嘘を吐くほどの「嘘つき」常習犯だ。三位一体と化した日本の司法と行政と立法が揃いも揃って大嘘つき、隠蔽、誤魔化しのオンパレードだ。韓国に決して負けない権力の腐敗だが、反吐が出そうな国民は私だけだろうか。
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