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橋下徹“親の子殺し”容認「異常・危険分子」は一体どちらか それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260388
2019/08/17 日刊ゲンダイ
橋下徹氏(C)日刊ゲンダイ
厚生労働省の発表(8月1日)によると、親の虐待により死亡した子供は平成29年度で65人(心中の13人含む)に上るという。千葉県野田市の小学4年生が、両親から虐待を受けて死亡した事件は社会に大きな衝撃を与えたが、背景には歪んだ形の「ものわかりのよさ」があるのではないか?
事件の実態が明るみに出る前に「親も追い詰められていただろうし、殺された子供にも非があるはずだ」と妄想を膨らませてしまう。
6月には引きこもりの長男を殺害した元農林水産事務次官の父親もいた。長男は普段から家族に暴言を吐いており、自宅に隣接する小学校の運動会について「うるさい」と言い、不機嫌になっていたという。父親は、川崎市で小学生ら20人が殺傷された事件を思い出し、「子供に危害を加えてはいけないから殺した」と供述した。
これに飛びついたのが大阪維新の会法律顧問の橋下徹だ。
「僕が熊沢氏(元次官)と同じ立場だったら、僕も熊沢氏と同じ選択をしたかもしれない」(「PRESIDENT Online」6月5日)
世間の空気に媚びながら、橋下は続ける。
「近代国家の刑法としては、危険性があるだけでは処罰はできない。しかし、本当に他人を犠牲にしてしまう危険が自分の子供にあると判断した時に、社会が処罰できないのであれば、親が処罰するしかない」
支離滅裂だ。
親が「危険性がある」と判断しただけで殺人を正当化できるなら、あらゆる虐待が見逃されることになる。そもそも、その親の判断が正しいとは限らない。元次官に殺された長男は犯行に及んだわけでもない。
橋下の妄言は今に始まった話ではない。著書「まっとう勝負!」にはこうある。
「他人様の子供の命を奪うほどの危険性がある奴に対しては、そいつの親が責任を持って、事前に世の中から抹殺せよ。苦渋の決断でわが子を殺した親に対しては、世の中は拍手を送ってもいいだろ。国に代わって、世の中に代わって、異常・危険分子を排除したんだからね」
「異常・危険分子」は一体どちらなのか。児童虐待はこのような「弁護士」をテレビに出す社会と「卑劣で身勝手な大人」の問題である。
適菜収 作家
1975年生まれ。作家。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
例の「異常・危険分子」について。https://t.co/W4n2WhAMqh
— 適菜収(writer bot) (@tekina_osamu) 2019年8月16日
橋下徹 親の子殺し容認
— KK (@Trapelus) 2019年8月16日
「異常・危険分子」は一体どちらか
児童虐待はこのような「弁護士」をテレビに出す社会と「卑劣で勝手な大人」の問題である
それでもバカとは戦え 適菜収(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/LpJzKAkeaz
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