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れいわ新選組 山本太郎代表インタビュー 京都、大阪の小選挙区も擁立 衆院選、維新の牙城崩したい /京都
https://mainichi.jp/articles/20190806/ddl/k26/010/447000c
毎日新聞 2019年8月6日 地方版
インタビューに答える「れいわ新選組」の山本太郎代表=東京都千代田区の参院議員会館で、篠田直哉撮影
7月21日投開票の参院選で2議席を獲得し、政党要件を満たした「れいわ新選組」の山本太郎代表(44)が毎日新聞の取材に応じ、4月の政治団体としての旗揚げから、京都選挙区で当選した共産党の倉林明子氏を7月12日に京都市で応援した経緯などを語った。年内に衆院解散・総選挙があるとみて、「消費税を5%に減税」を掲げて野党結集による政権交代を目指すという。大阪や京都などで衆院小選挙区の独自候補擁立を目指す意向も示した。【篠田直哉】
◆なぜ党名を「れいわ新選組」に?
−−4月10日に旗揚げする時、「選挙まで約3カ月。自分のこだわりで決めると団体名が浸透しないまま終わる」と考えた。「だれでも知っている」を主眼に新元号の「れいわ」。さらにグループ名をと、歴史上有名な新選組にした。「新しい時代に選ばれる者たち」の意味を込めている。
ピンク地で「れいわ」の文字と猫の肉球をあしらったマークを名刺に刷り込んでいる
「体制側の党名だ」との突っ込みは来ると予想した。でも、維新(日本維新の会)の名で政権べったりの人たちもいるし、「れいわの時代の新選組の守る対象はこの国全ての人」と考え、「れいわ新選組」と自分で決めた。新選組には血なまぐさいイメージもあると思ったので、自分の好きな猫の肉球をビックリマーク代わりにつけた。
東京の巣鴨で、街中で「令和」「れいわ」の文字を見て、「れいわ」に抵抗感を持っていたスタッフは「使った理由が分かった」と。「いける」と思いを強くした。
◆京都での倉林氏応援の経緯は?
−−改選数2で、野党の2人を当選させたいところだが、自民党現職が1位確定のようだった。倉林さんは参院議員の同期で、中小企業が消費税の滞納差し押さえで苦しむ問題について国会質問で効果的な答弁を引き出し、差し押さえを止めた。私の「仕事ができる人」リストに入っている。
◆立憲民主党の増原裕子氏を応援しなかったのは?
−−その方をよく知らなかった。大阪の(共産公認の)辰巳孝太郎さんの応援を打診した時、確か「倉林さんも」と話が来て連携した。(立憲から依頼は)なかった。
◆首相を目指すなら、まず野党第1党の立憲との連携が今後の課題では?
−−万年野党で消費税廃止を言い続けるのでなく、まず「消費減税5%」で合意できるなら手を組む。野党が塊になるだけでは勝てない。政策が大事。だれもが1日1回払う消費税は「自分のこと」。選挙が近づいてくる空気になれば話し合いはあるだろう。
政権が野党壊滅に導きたいならば(解散総選挙は)消費増税の悪影響が出る前。秋以降、年明けにかけて悪影響が出る前か、来年の東京オリンピック直後か。いずれにせよ、すぐ準備しないといけない。
選挙期間中はテレビにほぼ映らずネットや草の根運動だったのに地域によって票が出ているところがある。私自身は落選し、宿舎や議員会館の引っ越しなどで今は時間がないが、選挙区ごとに詳しく分析して秋にどう回るか考える。
◆地方組織はどう整備するのか?
−−今はまだない。各地域の活動はボランティアでやっている。秋から全国を回って、つながっていきたい。
◆次期衆院選にどう臨む?
−−小選挙区はどれだけ回るかで結果が如実に出る。全国で100人の候補者は十分調整できる。全国では近畿ブロックが一番定数が多いし、関西は外せない。当然、大阪や京都の小選挙区で立候補する形になる。重複立候補すれば選挙区で落としても比例代表で当選する可能性はある。全国で選挙区が280以上ある中、戦略は難しいが、大阪の「維新盤石」の状況は崩したい。
やり直しできる社会に
◆京都アニメーション放火殺人事件の容疑者を巡り、維新創始者の橋下徹氏が「1人で死んでほしい」と発言し論議になった。
−−今の社会を言い当てた言葉。多くの人の生活が厳しく、「あなたが頑張らなかったから」と自己責任の空気がはびこる現在、突飛な言葉に聞こえず、なじんでしまう。
しかし、追い詰められ自暴自棄になる人にそんな言葉を発したら大惨事は止められない。絶対に許されるべきではない多くの人を巻き込んだテロ事件で、なぜそんな状況に陥ったかを背景を掘り下げないといけない。その作業を続けてみんなで考えなければ、またこの先も起きる恐れがある。
「何とかして一緒に生きよう」という社会にしたい。今は失敗が許されない恐怖感がある。「何度でもやり直しができる社会」にできないものか。1回失敗すれば元の軌道に戻れず破滅的な考え方が生まれ、追い詰められていく状況は人を壊す。競争原理を最大化した悪影響が出ている。
◆政策面で今後の重点課題は?
−−例えば子供の貧困対策。給食の無償化は現実的な課題だ。個々の学校給食の無償化は重要と思う。子ども食堂がなくて良い社会にしないといけない。
消費税をやめるだけでも効果は大きいし、最低賃金を上げてもサポートができる。貧困は相対的でわかりづらい。生活を底上げし、所得が少ない人に給付する。大胆に投資し、企業の内部留保を出させて消費を喚起していく。消費税をなくし、税制改革をしながら累進性も高めていく。大至急やらないといけないと旗揚げした。
◆寄付が4億円余集まった。
−−これから党の体制をつくっていくと、自転車操業の手前のようになるかも知れない。実際はまだ資金が全然足りない。寄付疲れが心配だが、次の選挙は近いと思う。ぜひとも協力と寄付を、と粘り強く呼びかけたい。
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