http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/149.html
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(回答先: アベ7年のソーカツ−「時間かせぎ」から見える三度目の正直と「夢よもう一度」の末路 投稿者 影の闇 日時 2019 年 8 月 04 日 18:41:58)
さて、ではその「時間かせぎ」で図る三度目の正直とは、明治以来の「欧米仲間入り」が、前半の軍事中心で失敗し、戦後の経済中心でも果たせず、清和会の政権復帰と共に、社会のルールやシステムのアメリカへの同化※―つまり、身も心も同じくするので、どうかお仲間と認めて下さい―として現在進行中ということ。 そして夢よもう一度とは、大英帝国の世界戦略に合わせて成功した明治の栄光再びということで、アメリカの世界戦略に合わせ、軍事的プレゼンスを高めて行く路線に舵を切るに伴い、明治期に戻ったが如く、国権の強化を前面に打ち出している、ということ。
※下記スレ参照
神助事件の真相と深層 −TPPと”コンプライアンス”ーその為の浄化purificationーは車の両輪
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/488.html
トランプ政権の対外姿勢―拡張から縮小へ!共和党本来の路線であるルーズベルト以前への回帰―が鮮明になって来るにつれ、軌道修正を余儀なくされてる感はあるが、基本的な根本的な志向は変わらないであろう。
何故か?
幕末以来の大方針であった「富国強兵」−国を富ませ、強力な軍事力で防衛、攘夷を実現するー明治維新という大回天は、幕府ではそれが不可能という処に在ったはずである。 しかも、中華世界に留まっていてはそれも実現能わずということで、これまでの在り方を捨て、ひたすら西欧列強の見倣いに専心する。 ーこうした、薩長主導の明治の選択の結末は、ではどうだったのか?
「強兵」の破綻を示すのがヒロシマ、「富国」の破綻を示すのがフクシマ、しかもそれが実現不可能だからということで否定した中国の、そのどちらにおいても、後塵を拝するまでになっている。 加えて、そもそもが(中国の様に)植民地化されないようにということだったのに、国の内外から、”属国”とか”保護国”という声が公然と上がる程に、又現実を見るにつけても、独立国家、主権国家とは到底言えない状態に成り果てて仕舞っているのである。
それに比べ、中国はどうか?
今言った様に、「富国強兵」、どちらにおいても既に日本を圧倒しており、文字通り、それを実現するか,若しくは実現しつつある。
”レコンキスタ”失地回復も、第一次日中戦争(日清戦争)で失った台湾を除いて、ほぼ成し遂げつつあるのである。
つまり、150年前と、日中の立場が完全に逆転しているのだ!
これでは何の為の”脱亜入欧”であり、何の為の明治維新だったのか?という疑問が当然湧いて来るーはずだ。
別途述べることにするが、近代化それ自体と薩長主導の明治維新は別物と見做されるべきであり、明治維新の本当の意味は中華世界からの離脱、即ち西南戦争以降本格化した、薩長取り分け長州主導のいわゆる”脱亜入欧”、欧米仲間入りにこそ在ったのだから。
つまり、冒頭に記した様に、明治維新の総決算は斯かる明治の選択=欧米仲間入りをこそその俎上に載せられべきなのである。
そうしてここに、「三度目の正直」「夢よもう一度」とばかりに、清和会なる平成の薩長閥、更には昭和から平成に掛けての長州閥の頂点に居る安倍一族の三代目が登極して来る理由が在るのだ。
即ち、なりふり構わず、何が何でも明治の(自分達の)選択は正しかったと国の内外に認めさせること。
憲法「改正」はその為の道標であり、アベノミクスは言うまでもなく、「拉致」も当然、又外交でさえその為の方便でしかないのである。
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