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参院選 女性の政治進出は進むのか」(ここに注目!)/増田剛・nhk
2019年07月18日 (木)
増田 剛 解説委員
参議院選挙の投開票日まで、あと3日となりました。
きょうは、今回の選挙で、女性の政治進出がどれだけ進むかについて、考えてみます。増田解説委員です。
Q1)
増田さん、選挙の掲示板のポスターを見ていて、最近、女性の候補者が増えたなあと思っていたんですが、実際は、どうなんでしょうか。
A1)
女性が増えているのは、事実です。今回の選挙では、女性の候補者は104人。候補者全体の28点1%で、過去最高となりました。
実は、今回の参院選は、男女の候補者数ができる限り「均等」になることを目指す法律、「政治分野における男女共同参画推進法」が施行されてから、初めての全国規模の国政選挙で、各党がどれだけ女性の候補者を擁立するかに注目が集まっていました。
ただ、過去最高と言っても、3割に満たないわけで、私は、まだまだ努力の余地があると思いますね。
Q2)
そうですよね。
A2)
そもそも法律の目標は、男女均等ですし、国民の半数は女性ですから、国民代表の国会議員も、候補者については、半数が女性になるのが、自然です。しかも、日本の女性の政治進出の状況は、世界的にみても、遅れています。日本の国会の女性議員の比率は、現在、衆議院が47人で、10点1%、参議院が50人で、20点7%です。
これをふまえ、列国議会同盟が、今年2月時点の各国議会の女性進出に関する報告をまとめました。これは、世界193か国の一院制議会または下院での女性の数を比較したもので、日本は、衆議院が対象になります。和久田さん、この調査で日本は何位だったと思いますか。
Q3)
え、真ん中くらいでは、あってほしいですね。
A3)
164位でした。G7・先進7か国では、日本以外に100位台の国はなく、断トツの最下位です。G20・主要20か国でみても、最下位でした。
ただ、私は、今回の選挙が、こうした現状を変えるきっかけになるかという観点から、様々な指標に注目しています。
例えば、市川房枝記念会・女性と政治センターのまとめによりますと、これまで参議院の選挙区で、女性の当選者を出したことがない県が、ご覧のように13もあるんです。
今回、こうした県で、どのような結果が出るのか。
そして、全体として、今回の選挙が、女性の政治進出を進める契機になるのか。注目したいと思います。
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