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有志連合によるイラク包囲網への参加は「百害あって一利なし」〜急浮上した「有志連合」〜政府は対応に苦慮するが/田岡俊次
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/368.html
投稿者 仁王像 日時 2019 年 7 月 18 日 19:55:21: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

有志連合によるイラク包囲網への参加は「百害あって一利なし」〜急浮上した「有志連合」〜政府は対応に苦慮するが/田岡俊次
ダイヤモンド・オンライン msnニュース
2019/07/18 06:00
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%9c%89%e5%bf%97%e9%80%a3%e5%90%88%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%af%e5%8c%85%e5%9b%b2%e7%b6%b2%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%81%af%e3%80%8c%e7%99%be%e5%ae%b3%e3%81%82%e3%81%a3%e3%81%a6%e4%b8%80%e5%88%a9%e3%81%aa%e3%81%97%e3%80%8d/ar-AAEtril?ocid=iehp

急浮上した「有志連合」〜政府は対応に苦慮するが

 7月9日、米統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード海兵大将は記者団に対し、ペルシャ湾の出入り口であるホルムズ海峡などの航海の安全確保のため「有志連合」結成を目指し関係諸国と調整中であることを表明した。11日には米国務次官補デビッド・スティルウェル空軍准将(予備役)が来日、外務省、防衛省などとイランや北朝鮮情勢につき意見交換を行った。

 これに先立つ6月24日、トランプ米大統領はツイッターで「ホルムズ海峡を主たる原油輸入路としている日本、中国などが自国の船を自ら守るべきだ」と述べた。ダンフォード統参議長の「有志連合」結成論や、スティルウェル国務次官補の訪日は、トランプ大統領の意向を受けたものだと考えられる。日本政府は対応に苦慮しているが、「イラン包囲網」に参加する「大義」はあるのか。

米・イラン対立はトランプ政権が引き起こした

 現在起きているイラン核合意をめぐる米国とイランの対立は、ひとえにトランプ政権が引き起こしたものだ。米・露・英・仏・中・独の6ヵ国とEUはイランの穏健派政府との2年以上の交渉の結果、2015年7月「イラン核合意」に達した。この合意では、イランは少なくとも15年間は、原子炉の燃料用の3.67%以上の濃縮ウランやプルトニウムを製造せず、濃縮用の遠心分離機の大幅な削減をし、その見返りにイランに対する経済制裁は解除することを定めている。

 国連安全保障理事会もそれを支持する決議をし、IAEA(国際原子力機関)は2016年1月、イランが合意を完全に履行したことを確認した。これで経済制裁は解除に向かい、話し合いによる解決の成功例となった。

 ところがトランプ大統領は2018年5月、一方的にイラン核合意離脱を宣言、経済制裁をすべて再発動した。米国はイランと取引をする外国金融機関等の企業にも制裁を再導入するとしている。それまでの対話の努力をすべてひっくり返す米国の離脱にはイランはもちろん、他の合意署名国も怒り、英、仏、独が遺憾の意を共同で表明したのは当然だ。

 このためイランは7月7日、核合意で上限とされたウラン濃縮3.67%を超えた4.5%濃縮を行うことを宣言したが、核兵器用の濃縮ウランはウラン235の比率が90%以上であり、4.5%は核兵器開発には程遠い。経済制裁が解除されないことへのイランの不満を示すジェスチャーにすぎない。

 米国はこれを「核合意違反」と非難するが、自国は核合意離脱を宣言。経済制裁を再開し、合意をほごにしたのだから、まるで契約を破棄して商品の代価は支払わず、「納入しないのは契約違反」と騒ぐようなものだ。

「日本タンカー襲撃」でも米国の主張は不自然

 6月13日にホルムズ海峡の出口であるオマーン湾で日本の国革産業が運航するタンカー「コクカ・カレイジャス」(パナマ船籍、1万9000総トン)と、ノルウェー企業が運航していたタンカー「フロント・アルタイル」(マーシャル諸島船籍、6万3000総トン)が爆発物による攻撃を受けたこの事件につき、米国は「イランに責任がある」と主張、中東地域を担当する米中央軍は「攻撃は吸着水雷(Limpet Mine)によるものだ」との声明を出した。また「イランの革命防衛隊が不発だった水雷を日本のタンカーから回収し、証拠隠滅している状況を米軍が撮影した」とする“証拠写真”を公表した。だがこの主張には極めて不自然、矛盾した点がある。

 吸着水雷は強力な磁石を付けた小型爆弾で、アクアラングを背負ったダイバーがボートや小型潜水艇で港に潜入、停泊中の敵艦船の水線(海面の線)下に取り付け、時限信管で爆発させる。

 第2次世界大戦中の1943年9月、英軍特殊部隊の14人がカヌー3隻でシンガポールの港に潜入、吸着水雷で日本の貨物船7隻を沈没、または破損させた。1945年7月には英軍の超小型潜水艇でシンガポールに潜入したダイバーが重巡洋艦「高雄」の船底に吸着水雷を付け、大亀裂を生じさせた。人が抱えて泳げるような小型水雷でも、水中では爆発の圧力が周囲の水に抑えられ、船に向かって集中するから相当な威力を発揮する。

 だが「コクカ・カレイジャス」の破孔は1回目の午前6時45分頃の爆発によるもので、右舷船尾の水線より少し上だった。その約3時間後に起きた2回目の爆発は、右舷中央部の水線よりはるかに高い位置に小さな穴を生じさせた。

 泳いで船に接近するダイバーは、目標の船の水線下には比較的容易に吸着水雷を付けられるが、泳ぎながら水線より上に爆弾を持ち上げて付けるのはシンクロナイズドスイミングより難しいし、水線下に穴をあけないと効果は乏しい。

 まして2回目の攻撃の破孔は、水面から手が届かないような高い舷側に生じている。何のために、どうやって水雷を高い場所に取り付けたか、極めて不自然な話だ。もしヘリコプターか無人機が搭載する小型のミサイルを誤射すれば、このような被害が生じる可能性がある。

つじつま合わない「証拠写真」 「反イラク感情」抱かせる狙い?

「コクカ・カレイジャス」の航海速力は14.3ノット(時速26キロ)、航行中にダイバーが泳いで水雷を取り付けるのはまず不可能だ。サウジアラビアのジュベイル港に停泊中か、あるいは10日に出港したのちカタールのムサイード港に寄港した際に付けられた、ということになる。

 複数の水雷を付けるならほぼ同時に爆発するようにするはずで、3時間もの差があるのもおかしい。「コクカ・カレイジャス」の乗組員は「砲弾のような物が飛来した」と報告している。1回目の爆発は突然だから思い違いが起きる可能性もあるが、それによる右舷後部の火災を消し、緊張しているはずだから、もし右舷にもう1個異様な物体が付いていれば気付くだろう。「砲弾のような物が飛来した」との乗組員の証言は無視できない。

 イランの巡視艇が「コクカ・カレイジャス」に接舷し、革命防衛隊員が不発の水雷を回収している」とする米軍の“証拠写真”はつじつまが合わない。不発があったか否か、は事件後はじめて分かる。事件発生後にはタグボートが駆けつけてアラブ首長国連邦のカルバ港へ曳航し、米駆逐艦「ベインブリッジ」も来て同船の乗組員を一時収容、船内の安全確認を行ったのち乗組員は元の船に戻った。多くの人々の関心が攻撃を受けた船に集中する中、イラン革命防衛隊員が船に乗り込んで証拠隠滅をはかる、と言うのは変だ。まるで火災現場に消防車やパトカーが集まる中、放火犯が現れて証拠品を回収するような話だ。この写真は13日の夜に撮影されたようで、もしイランの巡視艇が来たのなら、米国あるいは他の反イラン勢力の犯行の証拠を探そうとしていたとも考えられる。

 米国は「吸着水雷」の磁石の破片を同船から回収し「イラン軍のパレードに出ていた物と酷似している」とも発表した。だが弾道ミサイルや戦車などが行進して威容を誇示するパレードに、特殊部隊が密かに使う小型水雷のようにまったく見栄えのしない物を出すとは考えにくい。

 ポンペオ米国務長官は6月13日の記者会見で「イラン政府は日本のタンカーを攻撃、乗組員の生命を危険にさらした。安倍首相がイラン訪問中に事件を起こして日本を侮辱した」と述べた。だが「コクカ・カレイジャス」はパナマ船籍でパナマ国旗を掲げ、船尾にも船籍港の「パナマ」が書かれている。

 船の所有者は法的にはパナマ企業で、それが日本企業の子会社であることは攻撃する側には簡単には分からない。ポンペオ国務長官は、米国の対イラン強硬策への国際社会の批判が強い中、なんとか日本人に反イラン感情を抱かせ、イラン包囲網に参加させようとしている様子だ。

 米国は「イランがホルムズ海峡の封鎖を目指している」と言うが、それをすればイランは自国の原油輸出を妨げ自分の首を絞める結果となる。一方、米国はシェール・オイルの産出で石油輸出国になったから、ホルムズ海峡の閉鎖で原油価格が上昇すれば、米国を利することになるのは明らかだ。イランが軽々とそのような愚行をするとは考えにくい。

米国の虫のいい構想 「自衛隊の派遣」否定は当然

 ロイター通信によれば、ダンフォード大将が想定している「有志連合」では米軍は指揮統制や警戒監視、情報収集を行い、各国の商船はその国の艦艇が護衛するという。米海軍は護衛の艦艇を出さず、指揮だけするなら、安上がりにイラン包囲ができる虫の良い構想だ。

 だが南シナ海の人工島問題で米海軍は中国海軍と張り合っているし、米中は「貿易戦争」のさなかだ。また中国はイラン核合意からの米国の離脱、制裁再開を批判しているから中国軍艦が米軍の指揮下に入ることはまずない。

 イランは19世紀から北のロシア、南のインドを支配するイギリスの圧迫を受けたため、、日露戦争での日本の勝利を喜び、伝統的に親日だ。第2次世界大戦では中立を宣言したが、英軍とソ連軍は南北から侵攻し、イランは両国に占領された。皇帝は捕えられ島流しされて死亡した。

 日本は米国が1980年に革命後のイランと国交を断絶しても、イランとの友好関係を保ち、国交を続けてきた。イラン核合意についてもそれを支持する立場だ。

「コクカ・カレイジャス」の乗組員の報告を聞いている日本政府は、米国が「イランの犯行」と叫んでも同調せず、「誰が攻撃したのか分からない」(石井国土交通相)「予断をもって発言することは控えたい」(菅官房長官)など慎重で、中立的姿勢を示した。岩屋防衛相も6月14日「我が国の存立を脅かす恐れはない」と述べ、自衛隊の派遣を否定した。岩屋氏は7月16日にも「現時点では有志連合に参加する考えはない」と述べている。

 米国が「日本の船は日本が守れ」と海上自衛隊派遣を要求しても、日本の船会社が海外に子会社を作り、外国船籍にしている「便宜置籍」の外航船は2411隻。日本船籍の外航船はわずか219隻だから、日本船籍の船だけを守ってもあまり意味がない。政府は便宜置籍船も合わせて「日本関係船舶」と称しているが、法的にはパナマやリベリアなど、他国の主権下にある船を海上自衛隊が護衛し、必要があれば武力行使をすることが自衛権の範囲と言えるか否かは疑問だ。

 日本の船会社はパナマ等の海外子会社の株主にすぎない。外国企業への出資者の権益を守ることが自衛権行使に当たるのならば、諸外国に進出している日系企業の工場等を戦乱や暴動などの際に守るために自衛隊を派遣したり、逆に日本にある中国企業の工場を中国軍が守ることも自衛権の行使ということになりかねない。

米国を「核合意復帰」に誘導するのが良策

 仮に日本に食糧や石油などを運ぶ船が続々と撃沈され、日本国民の生存が脅かされるような事態になれば、海上自衛隊がどの国の船であろうが、日本に不可欠な物資を運ぶ商船を護衛し、通商路を確保するのは自衛の範囲だろう。だが今回の状況は岩屋防衛相も言う通り国家の存立に関わるような切迫した事態ではない。米国のオバマ政権が賛成して成立したイラン核合意に、米国が復帰さえすれば円満に解決する話だ。

 自衛隊法82条(海上警備行動)は「海上の人命、財産の保護、治安維持のため自衛隊に海上で必要な行動をとることを命ずることができる」と定めている。だが武器使用は警察官職務執行法に準じて、正当防衛等の場合以外には人に危害を加えてはならない。

 ソマリア沖での海賊退治に海上自衛隊を参加させた際、2009年に制定された海賊対処法(略称)は防護の対象を日本関係船舶に限らず、海賊行為の制止に武器使用も認めている。

 だが海賊は「私的目的」で行動するものと定義され、軍艦、公船に対して適用されない。イラン革命防衛隊は正規軍とは別組織だが、同国政府に属するから海賊ではない。

 もし日本が米国の要請に従い、ホルムズ海峡等に護衛艦、哨戒機、給油艦などを派遣するなら、新たな立法が必要だが、トランプ政権がイラン核合意から一方的に離脱し、イランと取引する他の諸国の企業にも制裁を加えるとし、空母や爆撃機を派遣して威嚇するのに協力するための新法を制定するならば「横車協力法」と言わざるを得ない。今回は「有志連合」に加わる国は少ないだろう。自衛隊を米軍の指揮下に入れて、日本にとって「百害あって一利なし」の行動を取らせるよりは、他の諸国と連携して米国をイラン核合意への事実上の復帰に誘導するよう努める方が良策であるのは明らかだ。

(軍事ジャーナリスト 田岡俊次)  

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コメント
1. 2019年7月18日 20:34:28 : cA4M9XWQOQ : SVU1VEVRT3hDVlk=[59] 報告
日本の埃安倍総理はトランプのポチとして
喜んで罵奸凌どもが止めるのも振り切って
参加するだろう
罵奸凌たちよ
この馬鹿を引きずり降ろさない限り
君らの老後の安泰はない
2. 2019年7月18日 21:02:12 : O4pUfLwvsA : T1BlbkkwdDkuVEk=[236] 報告
そうです。
老後の安泰もないし年金もどうなるか、それい異常に
こんな所までもって来たあんたたちについて公式に
訴追する可能性もありますね。
 霞ヶ関(その他の場所)で身の安全を願っていても
そうはいかないかもしれない。
情勢をよく見ることですね。

革命はフランスだけではない。
今後はどこで起こっても不思議でない世界の異常状態であり、あなたたちは異常状態を維持している側だ。
殺されても文句は言えまい。

3. 2019年7月18日 22:17:22 : hnUBcjQSeg : UzhxVndVUjFEb2M=[2] 報告
イラク?
イランじゃなくて、イラク?
あれ?私が間違ってるの?

4. 2019年7月18日 23:22:16 : nuFElU31SM : eTJSNmNQN0hWc2s=[334] 報告
これはひどい。
(元記事が)タイトルを間違えている。
記事の内容では「イラン包囲網」となっているから、タイトルつけたライターのポカだね。
5. 2019年7月19日 00:42:02 : 2SqOERlkSY : VFBrbmdLMDFQYWs=[9] 報告
言うべきことなし。理路整然。自分は最初からそう言っていた。
それにも拘らず識者(元自衛隊幕僚長か何かが)は
「米国に従うのが当然」と言わんかの如く
発言していたのは唖然とした。

ともかくアメリカの異常性は此処でも遺憾なく
発揮されたわけだ。キューバへの拒絶、
社会主義的な政策(社会主義ではない)への拒絶、
全て病的な妄想が強化されたことで起きたこと。

6. 2019年7月19日 03:07:21 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[432] 報告
  米軍産は常に対戦相手を求めている。それは軍産の糊口を凌ぐための、いわば自動車会社が車を売りたいがためのビジネスの一環と同様と思った方が良い。軍事は必ず対戦相手を必要とするペアリングであるところ、一方だけ嗾けても意味は無く、必ずもう一方にも敵の存在を認識させねば試合にはならない。だがそれを待っていては仕事が無くなるので何かと対戦の切っ掛けを作るプロが軍産であり、それに引っ掛かる国も有る。相手がグラブを嵌めているだけで「やる気かこの野郎」と血気盛んになる国を好戦型と称するが、日本はさしづめこの類だろう。グラブを嵌めていたとしても対戦する意思が無ければ試合になる筈は無いが、米軍産ロビーに嗾けられてグラブを嵌めているだけの者に向かって行く国は軽率である。一連の事件をイランは認めておらず、よって対戦の意思を持っていないにも拘わらず、日本が一方的に試合開始のゴングを鳴らしたい米軍産のカモ葱となっていれば、幾ら自衛隊員がいてもキリが無い。
  海峡を渡る船舶をも守るのは何も軍事には限らないのである。相手が対戦する気が無いのに嗾けてその気にさせる程、双方が疲弊する愚は無い。実務者会議を行うなら当然対戦相手と見做すイランも招聘し、最終的に双方が軍事的解決を決断することでゴングを鳴らすのが最低限の軍事対決のルールである。
  いずれにしても実務者同士が雁首揃えても意味が無い。彼らは決定の責任は賦課されない、あくまでも国民から雇用されている公僕である。国防総省、防衛省等々、国民納税者からすれば従業員の立場である。従業員が経営主体を留守にして重要な事を決める仕組みは違法であり納税者への背任である。
  事務方が雁首揃える文民統制の逸脱を許す各国もどうかしているが、兎に角国権の最高機関に位置する国民納税者の承認に至るまで詳細な会議録や文書を残し、最終的に議会の論戦を経て承認を得なければ文民統制では無い。資金提供者たる納税者を蚊帳の外にし、武装型行政機構のメンバーが勝手に対戦相手を特定し軍事対決のシナリオを作る事は、到底許されないのである。
7. 罵愚[7651] lGyL8A 2019年7月19日 03:34:26 : uz7lDD2pDc : N2NMZUNTbUh2M0U=[466] 報告
 …で、アブラはどうするの? 有志連合参加を断って、アメリカが売ってくれはしないだろうし、中東にタンカーはいけないし…アブラ切れの日本経済をどうするか? の構想は聞かしてもらえないの?
8. 2019年7月19日 09:39:00 : cA4M9XWQOQ : SVU1VEVRT3hDVlk=[61] 報告
>>ばぐ?
多角的に物の目言えないバカ紆余は
困ったものだ
ロシアだがすぐ売ってくれるよ
また、ロシアのパイプラインを繋げれば
イランからも買える
そうなるのが、アメリカイギリスには困るのだ
どっちにしても、手を出したほうの負けだから
特にトランプは煽り運転で挑発してるわけだ
こんなヤクザに加担したいわけだ
安倍のお仲間は三味線麻雀にすぐかかかるおバグさんだな
そうして、またトランプから
F35とオスプレイとウイドーメーカーを買わされる
配備され乗るのは自衛隊の諸君だ
投票は無記名だぞ
自分と家族のために一票をお願いします。
9. 2019年7月19日 19:29:17 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[435] 報告
   7は油を得る為にこれまで各国が顧客と販売者側の立場を超えて常に軍事力で奪って来たかのようだが、アラブの商人と揶揄するほどアラブ人はビジネスを主流に置いていたものを、ロッキードなど兵器産業の台頭により専ら軍事力行使を商取引を超える位置付けとしたのが米軍産複合体である。キューバ危機もその一環であったところ、かろうじて多くの関係者が回避に尽力したことで第三次世界大戦の引き鉄を退けたのである。米軍産が製造した余る程の大型兵器が地球上を購入者を求めて徘徊しているのは言うまでも無く、財政規律の緩い国を探して売りまくっていることは周知の事実である。北が核兵器を手放さないのも、ボルトンを代表した軍産ロビーが、リビア方式を活用した空爆による体制破壊を示唆しているからである。油にしてもダイヤにしても、一々米軍産が余った兵器を売りつける流れに乗って軍事力で収奪していればどれだけ自衛隊員がいてもキリが無い。近時は国際会議が頻繁に開かれており外交交渉の余地は大きいのである。兎に角貿易交渉の代わりに軍事力行使で他国の資源を奪い合う方式を採用するならば両国の合意を要するのはスポーツ試合同様であり、いきなりの一方的な攻撃では得るものも得られないのは子供でも分かる。大型兵器を駆使した軍事行使は一般民衆の犠牲が不可欠であるところ、その覚悟を含めて関係各国の綿密な論議と決断を要するのである。結局は
高いものにつくのは必至であり貿易交渉を続ける方が良かったと後悔しても間に合わないのは、現在の中東と難民を抱えた欧州の混沌を見ても明らかだろう。
10. 罵愚[7652] lGyL8A 2019年7月20日 04:42:16 : uz7lDD2pDc : N2NMZUNTbUh2M0U=[467] 報告
>>8
 つまり、親米から反米に乗り変えれば、すべてがうまくいくというわけだな? そのとき、アメリカがどういう反応をするのかの、想像を聞かせてもらえるかな?
11. 罵愚[7653] lGyL8A 2019年7月20日 04:54:18 : uz7lDD2pDc : N2NMZUNTbUh2M0U=[468] 報告
>>9
 つまり、あなたの結論は、世界地図からUSAが消えてなくなれば、地球は平和に包まれるということかな?
12. 罵愚[7654] lGyL8A 2019年7月20日 05:44:01 : uz7lDD2pDc : N2NMZUNTbUh2M0U=[469] 報告
 旧ソ連が崩壊して、ロシアに資本主義が芽吹いたとき、石油利権を中心にしてロシア経済を乗っ盗ったのは“財閥”と呼ばれた旧体制のエリート官僚たちだった。おなじ官僚出身のプーチンが、それを追い払って、曲がりなりにも経済的、政治的自立を築き上げている。
 おなじように、混乱期を乗り切った後に、民主主義を取り戻したのは、アメリカでは、Ⅾデイの英雄のアイゼンハワーだった。欧州戦線戦を指揮した彼は、目の前で多くの若者が死んでいく裏側で、アメリカの軍産複合体がふくれあがっていく現実と対峙していた。戦争の英雄が、軍縮の指導者になった事実は、なぜか日本では、あまり知られていない。
 おなじ路線を、いま、トランプが走っているのに、日本人は気づかないし、メディアや指導層は教えようとはしない。

 ひとつの事実は、国境を越えた国際的なグローバルパワーとしての、なにかがある。ディープステイトとか、国際金融資本とか、石油メジャーとか、武器商人とか、いろいろな名前をもちながら、暗躍するパワーの実在を前提にすると、いくつかの近代史の疑問が解けていく事実だ。
 つまりそこでは“資本主義 Vs 社会主義”、“資本 Vs 労働”、“支配者 Vs 被支配者”といった二項対立でかたられてきた構造ではなくて、近現代の裏側というか、背景にある、巨大なパワーの実在だな。

 もうひとつ、それにしても世界第二位の政治的、経済的大国にのし上がった共産支那の存在なんだが、それはそのディープパワーと無関係な存在なのだろうか? の疑問だよ。

13. 罵愚[7656] lGyL8A 2019年7月21日 05:49:06 : uz7lDD2pDc : N2NMZUNTbUh2M0U=[471] 報告
 こういうアプローチの仕方で語りかけても、このボードではレスは帰ってこない。このボードにかぎらない。この国では、ほとんど、この視点からの議論はなされてはいないし、なされる兆候もない。
 30年前に終わった冷戦構造を前提にした議論ばかりが横行して、目前の現実を見据えた政策論争が始まる気づかいはない。30年たった今でも“自由主義 Vs 社会主義”の二項対立の構造にノーミソが仕切られてしまって、新しい現実を受け入れられなくなってしまっている。冷戦は終わっても、自由主義と社会主義の対立ではない“アメリカ Vs 共産支那”の「新冷戦」が始まったと思っている。
 その新冷戦の裏側には、“グローバリズム Vs ナショナリズム”の対立構造が隠されていて…したがって、この新しい国際情勢は、思想や理念で二分された対立ではなく、政策や国境や宗教や経済や、いろいろな局面の対立が複雑に絡みあったパーツの混在の状況になっている。

 ひとつの視点を提供すると、ヨーロッパのキリスト教社会における市民革命が生んだ“民主主義”とは、封建領主や宗教に支配されない個人の自由や人権の尊重を根底に置いた政治理念なんだが、それを白人キリスト教徒の専有物にはさせないで、グローバルに全人類…植民地奴隷にも共有させようとしたのが、日本の近代外交で、この白人民主主義と全人類民主主義の対立では、どちらもグローバルな主張…したがって、対立はグローバリズムとグローバリズムの対立だった。
 おなじように、アメリカと旧ソ連が対立した東西冷戦も自由主義と呼ぶグローバリズムと社会主義と呼ぶグローバリズムの二極対立だった。ところが、それが、いまから起きようとしている「米中対立」となると、アメリカのトランプは、果たして民主主義者と呼べるのだろうか? アメリカが支援している各国は民主主義国になったのだろうか? の疑問と同時に、一方の中国共産党はグローバルな共産主義政党だろうか? 習近平政権はグローバルな共産主義政権なのだろうか? の疑問は、理解してもらえると思う。
 アメリカはオバマ前大統領のグローバルな平和主義外交に失敗して、ナショナリスティックなトランプが民主主義勢力と国内対立をしており、共産支那は革命後70年過ぎても選挙すら実施できない独裁政権が、革命を輸出する魅力さえ失っているのに、航路と道路で地球を網の目のように支配する「一帯一路構想」をもてあそんでいる。両国とも外交でも、国内政策でも、グローバリズムとナショナリズムが不協和音をまき散らしているのだ。
 大国が、国際社会をリードするグローバルな理念を掲げて、同時おなじ理念で国内を統制する時代は終わったのだ。各国にはナショナリズムが台頭して、なおかつ、国内ではグローバルな政治思想や宗教が割拠しているのだ。

 今日の選挙が、この国から、時代錯誤なグローバル政党が消滅するきっかけになってくれればいいと願うのである。

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