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参院選:れいわ新選組・NHKから国民を守る党、大躍進で既存野党の議席数を上回る勢い
https://biz-journal.jp/2019/07/post_109874.html
2019.07.17 文=小川裕夫/フリーランスライター Business Journal
「れいわ祭」山本太郎&全候補者街頭演説 応援に駆けつけた脳科学者・茂木健一郎氏(写真:日刊現代/アフロ)
7月21日に投開票を迎える第25回参議院議員選挙は、消費税や年金問題、憲法改正、労働問題などが争点になっている。今年は12年に一度の地方統一選と参院選が重なる選挙イヤー。それだけに与野党両陣営が選挙戦に力を入れるが、国民の間では陣営が思っているほどの盛り上がりはない。そのため、投票率は低調に終わるとの予測が漂っている。
低投票率とされる背景には、自民党の一強ムードに倦怠感を覚えている有権者が少なからずいることが理由だが、かといって立憲民主党や国民民主党といった野党への期待も薄いことから、投票に行く人が少ないとされる。
そうしたムードのなか、街頭演説で既成政党を凌ぐ人を集めているのが、改選を迎える山本太郎議員が率いるれいわ新選組だ。山本氏はこれまで小沢一郎衆院議員とともに自由党代表を務めていた。自由党が国民民主党と合流したことを機に、小沢氏と山本氏は袂を分かつ。そして、山本氏はれいわ新選組を新たに立ち上げた。
山本氏はこれまで、常識を打ち破るような議員活動を続けてきた。
「その政治活動は前代未聞、奇想天外、天衣無縫と形容されがち。そのため、永田町のしきたりから大きく逸脱することもある。それが、山本太郎アレルギーにもつながり、好き嫌いがはっきりと分かれる」(全国紙記者)
山本氏の突拍子もない行動に眉をひそめる有権者も多い一方で、型破りな手法が熱狂的な支持者を生むことにもなった。山本氏の手法は、れいわ新選組の旗揚げにもよく表れている。山本氏は活動資金を一般市民からのカンパで募った。その額は参院選公示日までに2億円を突破する。集まった寄付金をもとに、山本氏は自身とともに立候補する9人を擁立。短期間で新党を立ち上げ、賛同するメンバーや選挙戦を裏で支えるスタッフを集めた手腕には、他党の選挙スタッフも舌を巻く。野党第一党の立憲民主党関係者は、こう評する。
「旗揚げから短期間で9人もの候補者を口説き、実際に擁立するまでに漕ぎつけた山本氏の政治力は、わが党も見習うべきものがあると思います。しかし、擁立した候補者を見ると、エッヂが利いているか、いささか奇抜すぎるように感じます」
れいわ新選組が擁立した主な候補者は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の元事務局長で元東京電力社員の蓮池透氏や、女性装で知られる東京大学教授の安富歩氏、コンビニ加盟店ユニオン元執行副委員長の三井義文氏など、多士済々なメンバーが揃う。山本氏の支持者には文化人・芸能人も多く、それだけに話題も尽きない。それが、今回の参院選で台風の目とされる理由でもある。
■類まれな資金収集力
そして、前出の立憲民主党関係者は、れいわ新選組の資金集めにも驚愕する。
「政治資金や選挙資金は、一般市民からカンパを募っても少額しか集まらないのが常です。だから、公党は政党助成金や企業団体献金などで活動資金を賄っています。発足したばかりのれいわ新選組は政党要件を満たしておらず、政党助成金はありません。また、地方議員の経験者もいないので、企業や団体からの献金もアテにできません。それなのに、これほど多額のカンパを集めるのですから、驚くほかありません」
政党を運営するには多額の資金が必要であり、結成したばかりの新党がすぐに消えてしまう背景には、資金繰りが難しいことが一因にある。しかし、れいわ新選組の寄付金はすでに3億円を突破。
「これでも政党の活動資金としては少ないが、大半は個人からのカンパで、ここまでの金額を集めたことには、政治を変えたいという市民の心の叫びが現れているのかもしれない」(週刊誌記者)
芸能人だった山本氏の知名度があるからこそ、多くのカンパが集まるといった指摘もあるが、そうとは言い切れないということが、実際に街頭演説に足を運ぶとよくわかる。街頭演説に集まっている人たちからは、山本氏以外の新人候補への期待の声も多く聞かれる。そして、驚くのは自民党や公明党、立憲民主党などの既存政党をはるかに上回るギャラリーを集めている点だ。集まっている支持者の熱量もハンパなものではない。
れいわ新選組は今回の参院選で旋風を巻き起こしているといわれるが、政党要件を満たしていないために、新聞やテレビでは「諸派」という扱いにとどまる。「諸派」の場合、テレビや新聞などが主催する党首討論の場に呼ばれない。また、選挙情勢を伝えるニュース番組などでも、名前を簡単に紹介するレベルでしか取り上げられない。
山本氏やれいわ新選組の選挙活動・政策は、NHKの政見放送ぐらいでしか見聞きできない。しかし、政見放送の時間は短い。政策などを詳しく知ることはできない。結局のところ、街頭演説に出向くか、HPなどをチェックするしかないのだ。
■NHKから国民を守る党にも勢い
れいわ新選組と同様に、諸派でありながら話題を集めているのが「NHKをぶっ壊す」のフレーズで知名度を急上昇させているNHKから国民を守る党(N国党)だ。N国党は、今回の参院選のために旗揚げされた政党ではない。代表の立花孝志氏は以前から政治活動を続けてきた。実際、立花氏は船橋市議・葛飾区議に当選した経歴もある。立花氏のほかにも、N国党は今春の統一地方選では何人かの市議・区議を当選させている。その勢いを維持したまま参院選に突入した。
NHKという誰もが知る名前を党名に借用しているため、N国党の名称は有権者から覚えられやすい。なによりも、訴求力は抜群にある。また、NHKの受信料支払いを拒みたいという人も多く、それらの声を代弁するN国党は勢力拡大が早かった。今回の参院選でも多数の候補者を擁立しており、うかうかしていると既存政党も足元をすくわれかねない。
れいわ新選組やN国党に比べると、世間的な話題は少ないが、意外にも高齢者から人気を得ているのは佐野秀光氏が代表を務める安楽死制度を考える会(安楽会)だ。老後の生活資金に不安を抱える高齢者は多く、高齢者施設に入居している人、自宅で介護を受けている高齢者などは「家族に迷惑をかけたくない」という思いが強い。そのため、「実のところ、現役世代よりも高齢者のほうが安楽死に対して一定の理解を示す傾向にある」(福祉業界関係者)という。
高齢者施設や病院などでは期日前投票が徹底されており、そうした施設で期日前投票をする高齢者を中心に、安楽会への支持がじわじわと広がっている。れいわ新選組もN国党も安楽会も「諸派」の扱い。そのため、情報拡散はネットが頼りになっている。
これまでにも、ネットを中心にした選挙活動を展開した政党はいくつかあった。しかし、テレビ・新聞で扱われない政党は「空気」のような存在でしかなく、当選者を出すことはなかった。選挙においては、今もテレビ・新聞の影響力は絶大だ。しかし、社会環境が大きく変わり、ネット発信力はテレビ・新聞に迫るほどの力を持ち始めている。
台風の目となっているれいわ新選組を筆頭に、N国党や安楽会といった「諸派」が勢力を拡大すれば、政治や社会は大きく動くことになるだろう。今回の参院選は、その転換点になるかもしれない。
(文=小川裕夫/フリーランスライター)
このうねりが本物かどうかは選挙結果次第。
— クリボーだいくん (@kuriboodaikun) 2019年7月17日
演説にヒートアップするだけでなく、投票へ行きましょう。
私だって数年ぶりに行きましたよ。
今の日本の体たらくは許されない。
冗談じゃない。#参院選https://t.co/hf02jz5YQk @biz_journalより
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