http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/808.html
Tweet |
「副園長ではない気がする」顧問税理士が一転の決定的証言 籠池夫妻 法廷闘争記
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257673
2019/07/06 日刊ゲンダイ ニッコリ(提供写真) 籠池夫妻の公判の争点のひとつは諄子さんの関与だ。検察は、諄子さんも夫の籠池泰典元理事長と共謀して補助金をだまし取ったと主張。一方、弁護側は、諄子さんは不正にまったく関与しておらず無罪だと主張する。そこがこの日焦点になった。 4日、証言に立ったのは森友学園の顧問税理士。宇賀博道検事の尋問に次のように証言した。 「実際には幼稚園で働いていない4人の給与表を作ってくれと園長(籠池元理事長)から電話で言われ、その内容を書いた紙がファクスで送られてきました。その通りにうその表を作りました。抵抗感はありましたが顧問先でもあり、普段から経理について副園長(諄子さん)から強く言われることもあったので」 文書のうち、不正を指示する骨格部分は細い字で、冒頭の「〇先生様」という宛名書きと末尾の「かご池」という署名は太い字で書かれている。税理士は、筆跡から見て細い字は籠池元理事長、太い字は諄子さんが書いたと思うと証言した。これは重要な意味を持つ。不正を指示する文書に諄子さんも書き込んでいるなら、不正を共謀したと検察が主張できるからだ。 これに対し諄子さんの主任の浦功弁護士は、同じような宛名書きと署名があるほかの2つの文書を並べて示し、不正の文書とは字が違うのではないかと税理士に尋ねた。 すると……、 堀木博司検事「異議あり。筆跡鑑定人ではないので」 浦弁護士「検事が誰の字と言わせているから、別の資料を見せて違うというのは当然です」 裁判長(即座に)「異議は棄却します」 そして……、 浦弁護士「見比べてください。この字はほかの2つと違うでしょ」 税理士「そうですね。違うように見えます」 決定的な証言を引き出した。 すかさず……、 堀木検事「異議あり。証人に心理的影響を与えています」 浦弁護士「何を言うてるんですか!」 この闘いは意外にも裁判官の質問で決着した。不正を指示した文書だけ違う人が書いたと思うのかと尋ねられ、 税理士「今まで副園長が書いたと思っていたが、先ほどの文書を見ると副園長ではない気がする」 こう証言したのだ。 この日は法廷の裏で別のドラマもあったという。諄子さんによると、休憩時間に堀木検事が通路に出てきたので「堀木さ〜ん、ありがとう〜大好きよ〜」とやったというのだ。最初は知らぬ顔をしていた堀木検事も最後は振り返り、2人はしばし見つめあったという。 こういう被告人と、取り調べでも公判でも向き合う運命にあるとは……。 相澤冬樹 大阪日々新聞・元NHK記者 大阪日日新聞(新日本海新聞社)論説委員・記者。1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを経て現職。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK262掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK262掲示板 次へ 前へ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。