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論外に対しては論外でいい「審議すらしない党」を選ぶべき それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257679
2019/07/06 日刊ゲンダイ 安倍首相(C)日刊ゲンダイ 安倍晋三はまだ改憲にこだわっているようだ。先日も「参院選では(改憲の)審議すらしない政党を選ぶのか、審議をする政党を選ぶのか決めていただきたい」と発言。もちろん、「審議すらしない政党」を選ぶべきだ。 「野党はなんでも反対。無責任だ」というネトウヨ御用達のテンプレートにわざわざ乗ってあげる必要もない。論外なものに対しては論外でいい。「ウンコ食え」と言われたら「嫌だ」でOK。むしろ、対案を示してはならない。 実際、安倍が関わった2012年の憲法改正草案はウンコ以下だった。「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」「家族は、互いに助け合わなければならない」などと憲法の意味を理解している人間が作ったとは思えない。さすがに党内からも「まずい」という声が出たのだろう。谷垣禎一は「(これは野党時代に作ったものであり)与党ですと、もう少し実現可能性を考えた」と軌道修正を図ったが、安倍は「私たちはこういう憲法を作りたいと思うから出した」とちゃぶ台をひっくり返した。 なお、私は昔から改憲派である。特に9条に限れば、独立国が軍隊を持つのは当然であり、憲法の矛盾は当然、改正により解消しなければならない。自衛隊の立場が曖昧なのは危険だ。 一方、安倍は改憲派が戦後積み上げてきたロジックをすべてドブにぶち込み、しまいには9条1項、2項を維持したまま3項を付け加えると言い出した。戦力の不保持をうたった後に戦力の保持を書き込む。アホにも限度があるが、これでは憲法は確実に空洞化する。 安倍は改憲による一院制の導入をもくろんでいるし、首相公選制を唱える日本維新の会ともつながっている。その狙いは権力の集中と皇室の解体、アメリカ属国化だろう。 戦後の欺瞞に異議を唱えた作家の三島由紀夫は、自衛隊がアメリカの指揮下に入ることを危惧した。 「国の根本問題である防衛が、御都合主義の法的解釈によってごまかされ、軍の名を用ひない軍として、日本人の魂の腐敗、道義の頽廃の根本原因をなして来ているのを見た。もっとも名誉を重んずべき軍が、もっとも悪質の欺瞞の下に放置されて来たのである」(「檄」) 三島が生きていたら安倍による改憲は全否定しただろう。日本の不幸は、まともな改憲派、保守派が激減したことだ。 適菜収 作家 1975年生まれ。早大で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書多数。近著に「」。
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