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【参院選】れいわ 障がい当事者候補「国会にバリアがなくなったらいい」
http://tanakaryusaku.jp/2019/06/00020395
2019年6月28日 21:18 田中龍作ジャーナル 山本代表は れいわ新選組 を立ち上げた時から「候補者には当事者を出す」と宣言していた。練りに練った人選であることを表情が物語っていた。=28日、れいわ新選組事務所 撮影:田中龍作= れいわ新選組の4人目の候補者(山本代表含む)がきょう、発表された。 木村英子さん(1965年生まれ)。脳性マヒという重度の障害を持ち、身体のほとんどが動かない。 障がい者施策をめぐる省庁交渉で、理路整然と官僚を追及する木村さんの姿に、山本代表は心を動かされた。「この人と一緒に政治をやってゆきたい」と。 障がい者に対する施策はお世辞にも心が通ったものとは言いがたい。山本代表が木村さんに白羽の矢を立てたのは、血の通った障がい者施策にするためだ。 「当事者抜きに当事者のことを決めるな。当たり前のことだけど現在の政治の中では実現できていない」 「700人以上国会議員がいながらどうして当事者が入っていないのか?」山本代表は憤る。 木村さんは「介護がいないと水も飲めない」と話す。立候補の決意には並々ならぬものがある。=28日、四谷 撮影:田中龍作= 木村候補予定者は出馬に至る動機を語った。 「障がい当事者として政治に参加し少しでも変えていくことができたら。市町村の行政だけでなく、国会で私の存在と状況を知ってもらうことで、国会の中でバリアが無くなったらいい」。 「自分の身体をもって障がい者に対する政策を少しでも変えてもらいたい。それが実現できるなら私が出馬して何かできることはないか、という覚悟で出た」。 山本代表の木村さんに対するリスペクトは深い。会見の間、何度も「私の先生です」と繰り返した。木村さんを通じて、障がい者に対して自らも永田町の論理で動いていたことを気付かされたからだ。 子どもを作る、カネを稼ぐなど生産性のあるなしだけで人の価値を測るような風潮に真っ向からNOを突きつけるのが木村さんの存在だ。 「私を立候補させることで、障がい者を利用しているって批判されませんか?」と木村さんが心配したことがあった。 山本代表は決意をさらに固めた。「上等じゃないか。障がい者を利用して、障がい者施策を進めようじゃないか」。 〜終わり〜
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