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参院選の最大争点 権力を弄ぶ異常な首相の暴走を許すのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257037
2019/06/27 日刊ゲンダイ 文字起こし 常軌を逸している(C)共同通信社 野党が提出した内閣不信任案はあっさり否決され、通常国会は波乱なく終わった。このまま日本の政治は参院選になだれ込む。 それにしても情けないのが野党だ。解散に怯え、最後まで不信任案を提出するかどうか迷った揚げ句、不信任の理由も、安倍首相が逆ギレして解散しないように“年金2000万円問題”“厚労省の統計不正”“審議拒否”など、通り一遍の項目をズラズラと並べただけだった。迫力のカケラもなかった。これでは自民党から「そこまで解散が怖いのか」とバカにされるのも当然である。 本来、野党が不信任の理由として突きつけるべきだったのは、一つ一つの政策や政治手法ではなく、本当にこの男が総理大臣にふさわしいのか、総理としての適格性だったはずである。どう考えても、常軌を逸し始めているからだ。 自民党議員も驚いたのは、総理自ら「解散風」を煽ったことだ。 野党議員から「解散するのか」と国会でただされると、事務方が用意した「頭の片隅にもありません」との答弁案を使わず、わざわざ「その時の状況によるので一概にお答えできない」と答えている。その瞬間、自民党席からどよめきが起こった。さらに、その翌週、経団連の定時総会で「風は気まぐれで誰かがコントロールできるようなものではない」とうれしそうに解散風を煽っている。解散風を煽るたびに国会は騒然となった。ここまで解散権を弄んだ総理は初めてだろう。 どうせ、最初から解散をするつもりなどなかったのだろうが、しつこく解散風を煽ったのは、国会議員がパニックになり、右往左往する姿を見て楽しんでいたからなのではないか。 政治評論家の森田実氏が言う。 「権力者の歪んだ喜びのひとつは、他人を自由に操れることです。自分の一言で皆が右往左往する姿を見て喜びを覚える。恐らく安倍首相も、国会議員が浮足立つ姿を見て楽しんでいたのでしょう。 驚いたのは、相手が困ると承知しながら、韓国の大統領がG20での会談を望んでも拒否したことです。本人は、絶対王朝の皇帝にでもなったつもりなのではないか。権力者としてたしなみを完全に忘れています」 しかも、相変わらず、国会では野党の質問に真面目に答えようとせず、悪びれもせず嘘をついている。その一方、野党が予算委員会の開催を要求しても一切応じなかった。やっていることは、もうムチャクチャだ。 中途半端な野党共闘(C)共同通信社
世界中がトランプ大統領の異常な言動に苦り切っているが、安倍のやっていることも、ほとんどトランプと同じである。 動かぬ証拠があっても平然と嘘をつき通し、批判されると逆ギレし、ツイッターで個人を執拗に攻撃する――。トランプのとっぴな姿に驚いたアメリカ、カナダ、ドイツなどの精神医学の専門家70人が、トランプの主治医に対して、精神面の検査を要請する書簡を送ったことが以前、話題になった。 トランプは「自己愛性パーソナリティー障害」だともみられている。<自分は特別な存在>と考え、<自分のやり方に注文をつけられると相手構わず激しく反撃に出る>といった特徴があるという。 まるで安倍のことを指摘しているようである。 実際、通常国会でも「ちゃんと答えろ」とヤジを飛ばされると、「質問に答えているじゃないですか!」とムキになって反撃し、野党議員を指さして「あなたは何も分かっていない! 分かっていない!」と怒りを爆発させていた。トランプと同じく自分の感情をコントロールできないのだ。しかも以前、野党議員に向かって「人を指さすのはやめた方がいいですよ。これは人としての初歩ですから」とエラソーに説教していたことも、すっかり忘れている。自分勝手にも程があるというものだ。 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。 「安倍首相とトランプ大統領は、よく似ています。ワシントン・ポスト紙によると、トランプ大統領は1日に平均15回、嘘をついているそうです。安倍首相も嘘が多い。例えば、辺野古基地の新設について『土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移植している』と、後からバレる嘘を平気でつく。異常なのは、嘘をついても後ろめたさを感じていないことです。国民を敵と味方に分断させる政治手法や多様性の否定、自分を批判するメディアを敵視する姿勢まで、トランプ大統領とソックリです」
あれだけ解散風を煽りながら結局、解散を見送ったが、安倍官邸は「参院選は負けない」と自信を強めているという。しかし、このまま頭のイカれた安倍を放置していたら、この国は大変なことになる。7月21日の参院選は、絶対に自民党を勝たせてはダメだ。野党の無力非力はどうしようもないが、それを嘆いていても始まらない。 参院選の最大の争点は、イカれた首相を野放しにしていていいのかどうかだ。 「安倍首相の異常さは、トランプ大統領と同じく、越えてはいけない一線を躊躇なく越えてしまうことです。目的のためには手段を選ばない。例えば、長年積み重ねてきた憲法解釈を百八十度変え、集団的自衛権の行使を『違憲』から『合憲』に変更してしまった。しかも、内閣法制局長官の人事に恣意的に手をつけることで実現させています。戦後の日本政治が避けてきた“禁じ手”を平気でやっている。国会のルールも堂々と破っています。野党がルールにのっとって臨時国会の開会を要求したのに、平然と無視し、国会を開いたと思ったら、解散してしまった。森友事件以来、公文書の作成もやらなくなり、金融庁の審議会が作成した報告書も受け取らない。日本の政治は、この6年間ですっかり壊されている。もし、自民党が参院選で勝利したら、ますます安倍首相はやりたい放題になり、さらに常軌を逸していくはずです」(五十嵐仁氏=前出) 自民党内でも心ある議員は、参院選で大勝したら、安倍の暴走に歯止めがかからなくなると本気で懸念し始めているという。 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。 「野党の選挙協力が中途半端なために、参院選で野党に一票を投じるべきかどうか、迷っている国民も多いでしょう。でも、無党派層が投票に行かず、投票率が下がったら、組織のある自民党が勝利することになるでしょう。2000万円の年金問題も、参院選後は消えてなくなる。何より選挙後、国民民主党内で再び内紛が起きて離党者が続出する可能性がある。細野豪志や長島昭久のように、自民党に入党する議員が出てきてもおかしくない。結果的に野党が弱体化し、自民党を喜ばせるだけです。野党が頼りないのは事実ですが、7月の参院選は、安倍政権を信任するのかどうかで一票を投じるべきです」 参院で与野党が逆転する“ねじれ現象”が起きるようなドラスチックな結果になれば、さすがに安倍も退陣に追い込まれるだろう。有権者はよく考えて一票を投じるべきだ。
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