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6月 27, 2019 日々雑感(My impressions daily)
<トランプ米大統領は26日放映されたFOXビジネスのインタビューで、日米安全保障体制に関連し「日本が攻撃されれば米国は彼らを守るために戦うが、米国が支援を必要とするとき、彼らにできるのは(米国への)攻撃をソニーのテレビで見ることだけだ」と述べた。日米安保条約に基づく防衛義務で、負担が偏っているという不満をにじませたものとみられる。
日米安保破棄は「事実無根」=米国務省、通信社報道を否定
トランプ氏は北大西洋条約機構(NATO)に関しても「米国は(国防負担の)大半を払っているのに、ドイツは必要な額を払っていない」と指摘。米国が関与する安保体制で、米国が過重な負担を引き受けていると主張した。
日米安保条約をめぐっては、米ブルームバーグ通信が先に、トランプ氏が側近との私的会話の中で条約を「一方的だ」と断じ、破棄に言及したと報じた。日米両政府とも「事実無根だ」と報道内容を否定している>(以上「時事通信」より引用)
日本政府は「事実無根」と否定することはない。なぜトランプ氏が日米安保条約の「破棄に言及した」というのなら、日本政府も米国大統領の意に沿って検討する、と見解を発表すべきだ。
そうしないから、米国に舐められる。日米安保条約破棄は一方からの通告でなされることになっている。だからトランプ氏の「破棄する」との呟きは充分に検討に値する。
米軍が日本各地の基地に駐留していて、何か良いことがあっただろうか。それが戦後70余年も戦争に巻き込まれなかった最良の結果だ、というのには納得し難いものがある。
先の大戦以後、先の大戦以前よりも世界は少しは平和になっただろうか。「戦争」という個人にとって理不尽な理由による死を遂げた人がいなくなっただろうか。
米国人は先の大戦以後も10万人を超える戦死者を出し、戦争によりその数倍もの精神を病む国民を出している。それでも米国民は「世界の軍事超大国」たる米国に誇りを持てるのだろうか。
ロシアは資源大国だが、その資源によりもたらされた富の大半を軍事費に注ぎ込んでいる。そうして維持している「軍事大国・ロシア」にロシア国民は誇りを持って貧弱な社会保障に甘んじているのだろうか。
中国は世界第二位となった経済大国の「富」を世界制覇の野望「一帯一路」や玩具のようなポンコツ空母などの建造に浪費している。お蔭で国民は経済的な困窮に苦しんでいる。
なぜ国民生活向上に国民が産み出した「富」を勝手に乱費する中共政府を中国民はいつまでも支持するのだろうか。政治とは、国家とは、なんだろうか。
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