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2019-06-10 07:11:14 honji-789のブログ
<行動する95歳の憲法学者・畑田重夫さん健在>
進歩的な政党や市民におなじみの畑田重夫さんは、すこぶる健在である。年賀状の返礼に対して、すぐさまその返礼郵便が届いた。恐縮するばかりだ。我が家の不幸の時には「私も妻の介護中」との手紙をくれて、慰めてくれた。現在は清水市のケアハウス住まいのようである。ケアハウスとは特別養護老人ホームのような施設なのだろうか?とはいえ支援者仲間も同じ施設にいるため、孤立無援である。漢籍の「徳あれば孤立せず」を思い出した。この文言は、元首相の鈴木善幸さんが書いてくれた色紙である。
行動する不屈の学者は、長寿でもって憲法を死守している。清和会OBの口癖である「安倍小僧に負けるものか」と意気軒高である。今日も、平和を希求する日本国民に叱咤激励してくれている。
<われ憲法ジャーナリストを激励>
もう5,6年も前になるだろうか。毎年の年賀状に畑田さんの年賀状が届くようになった。なんとなくだが「負けるな一茶ここにあり」と言わぬばかりに、我がお尻を叩いてくれる。
権力に屈しない反骨のジャーナリストが、本来のジャーナリストである。その政治理想は、日本国憲法にある。反戦・不戦の日本国憲法は、21世紀憲法そのもので、核兵器の時代を乗り切るための人類の知恵の結晶なのだ。
日本の戦後教育は、この一点に尽きるのだが、実際はこの的を外したため、右翼・ナショナリズムの跋扈を許してしまっている。いま憲法ジャーナリストは少ない。反骨のジャーナリストは姿を隠してしまっている。
そのことを一番心配している不屈の学者が、畑田さんなのであろう。
<珍壽の祝いに大勢の仲間たち>
郵便物の中に「珍壽を迎えました」という小冊子が入っていた。開くと「謹呈 本澤二郎様 生涯学習 生涯青春 畑田重夫」と達筆でサインしてくれてある。
冊子冒頭から200人近い支援者仲間たちの、行動する憲法学者の95歳を祝う宴会写真が何枚も映っている。日本の前途を憂いている表情が目に映る。
矍鑠(かくしゃく)とした雄姿も、その中にある。
<「あと5年頑張って」と賀状の返礼に即答>
筆者は早めの暑中見舞いのはがきで、昨年100歳で逝った母のことを紹介した。「人生100年時代。あと5年」と言外に伝えたのだが、返礼文には「最近は視力・聴力・歯力・脚力の衰えを考えますと、それはとても無理」とまことに正直である。
はったりもない素直な心情表現が、またすばらしい。恩師・宇都宮徳馬さんは93歳まで頑張ったが、畑田さんはそれを超えているのだから、あと5年は大丈夫である。
母が晩年過ごした中郷記念館では、疥癬(かいせん)というダニに感染させられて、結果、無念にも死を早めてしまった。看護師・介護士・医師も無知をさらけ出していたのだが、畑田さんの施設は、ダニを放置することなど想定できないので、あと5年は頑張れるだろう。それまでは、財閥のための自公極右政権を退治できる。そうなれば、満足して、さらなる珍壽の誕生会となるはずだ。
人生は無情かつ一度きりなのだから。
<日刊ゲンダイが取り持つ縁>
実は、この立派な不屈の憲法学者のことを知らなかった。都知事選に出たことも。運悪く息子の医療事故による介護と、東芝病院での事故死などが重なって、一時期、政治どころではなかった。人間を殺しても反省も謝罪もしない東芝病院、刑事告訴しても不起訴にする検察と検察審査会に妻も衝撃を受けて、息子の後追いをしてしまったものだから、余計に、都知事選どころではなかった。
畑田さんとは、今だに会ってもいない。一度誘ってくれたのだが、田舎の暮らしで上京もままならなかった。昨年は「94歳で講演」という驚くべき賀状をいただいた。
今回の手紙にも書いてくれたが、それでも反骨の憲法ジャーナリストに「親しみを感じる」と書いてくれた。そもそもの手紙のみの出会い理由は、日刊ゲンダイのコメントに同感してくれ、自宅に郵便物を送ってくれた。それからである。偉大な行動する憲法学者をそれまで知らずに過ごしてきたことになる。
それを十分生かしきれなかった日本政治に泣いてしまう。同じ東大OBでも、丸山や佐川などなど腐敗の徒ばかりの官僚社会である。この機会に、日本の若者は不屈の学者の存在を知るべきだ。時間があれば、清水市のケアハウスに行くといい。
なぜか。日本の若者は、憲法によって安全に生きている。9条憲法によって生きて居られるという現実を認識すべきだ。子を持つ親も同じであろう。戦争ほど悲惨なことはないのだから。
人間であれば、内外を問わず、安倍打倒にまい進する責任があるのである。左右関係なしである。
2019年6月10日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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