怪我などで入院した場合は現行犯逮捕出来ないケースがある。今回の場合は、飯塚本人が胸の骨にひびが入るなどして入院した。怪我や病気の完治を待ってから逮捕するのはよくある。入院中につき事情が聞けないから容疑者とまでは言えないという事らしい。 しかし、交通事故で人をはねて自分も怪我をしたのに逮捕された老人のケースもあるので、基準が曖昧ではないか? この曖昧な中での「容疑者と言わない」「事故当時は、さん付けまでした」「逮捕の予定がない」……などの扱いから、ネットで炎上したのは当然と思う。 贔屓・特別扱いではないか?と。 事故当時は、入院したから逮捕が出来ないのに「逮捕をなぜしないのか?」というのは、明らかに誤解や情報不足だろうが、退院しても逮捕しないのが、一番わからない。 最近、起きたニュースになった重大交通事故は沢山あったが、運転手は全員逮捕されたのではないか? なぜ、彼だけが?というのは誰しもが思う疑問だよね。明らかに不自然。 人を2人も過失運転で死なせているのに、なぜ退院後も逮捕なしなのか? 普通なら「退院後に逮捕する予定」ではないか?皆逮捕されてるのにね。 (毎日新聞より) 刑事訴訟法では「罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由」があり、証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合に容疑者を逮捕できると定めている。(引用終わり) お年寄りで逃亡の恐れがないからという事らしいが、お年寄りが人身事故を起こして、逃亡の恐れなど無いにも関わらず逮捕されたケースはかなりあったはず。 逮捕されていないからテレビでは「容疑者とは言わない」と羽鳥が言っていたが、これもおかしいと思う。 本来は逮捕されていなくても事情聴取を行い、警察が犯人と疑っていれば「容疑者」と言ってよいはず。逮捕されれば正確には「被疑者」だ。 ただし、テレビでは逮捕されても「被疑者」と呼ばず「に容疑者」と言うらしい。(被害者と間違えられないようにするため) なんというかテレビというのは原則論と慣習が入り混ざっていて、意外といい加減なのか? テレビの場合、マニュアルが決まっていて、「容疑者」と呼ぶかは警察の対応に合わせていると元ディレクターがテレビで言っていた。 しかし、「容疑者」と呼ばれただけで多くの人々に怪しい目、蔑まされたで見られる。 起訴されずに無罪となっても事実上は社会的制裁を受けたに等しい屈辱を味わう事だろう。 これをわかっている方々が多いから「なぜ逮捕しないんだ?」と皆さん言われているのだろう。 法的制裁と現実の扱いは違うという事。 だからこそ今回のケースには理不尽さや不公平感を感じる。過去に逮捕されたが起訴されなかった人々が理不尽さを感じ怒っているのではないだろうか? 車に故障不具合がないとの事。なら、ますます本人の責任は重いだろう。 しかし、それにしても、事故当時初期の「さん付け」はないだろう。あの言い方は明らかに酷い。感覚がおかしい。 今回、読売が「容疑者」と書いたのは、警察が立件に向けて事情聴取して起訴される可能性が高いから、もう容疑者と言ってもいいだろう。と判断したのではないか? もし、そうなら、他のメディアも容疑者と言っていいはずだけどね。今朝はテレビでもまだ言わない。 ツイッターや阿修羅の意見でも次の書き込みは同感できる。 >まだ逮捕されてないのか… 飯塚幸三容疑者でもなく、飯塚幸三加害者でもなく、飯塚幸三元院長だって… >まだ、逮捕の言葉が出てこないな。こんなに騒がれているのに…………普通、「回復を待って逮捕し、事情聴取する」でしょ。こんな風に、警察が信用を無くすのは、馬鹿げている。 >警視庁は7日までに、飯塚元院長の自宅を自動車運転処罰法違反容疑で家宅捜索した。」ガサ入れするということは、それ以前に容疑者が証拠隠滅する恐れがあったということじゃないのか?でも、元院長は未だに容疑者でもないのか? これらはうがった見方ではなく、ごく普通の真っ当な意見だよね。 ちなみに、任意で捜査が進んだ場合でも、在宅起訴され、刑事裁判で執行猶予が付かずに実刑判決となった例はあるようです。↓ >東京都立川市の病院で平成28年に80代の高齢女性が車を暴走させ、2人が死亡した事故では逮捕が見送られた。 >しかし、東京地裁立川支部は平成30年、女性に禁錮2年の判決を言い渡した。 ふたりも死なせて2年?甘過ぎないだろうか?交通死亡事故の場合、刑はなぜこんなに甘いのだろうか? 故意に殺した場合と過失で死なせた場合の刑の重さの違いがあるのは当然だが、あまりに違い過ぎではないだろうか? 「人を死なせても過失なら仕方がない」みたいな判断の緩さを感じる程の刑の軽さは、おかしいと思う。 人の命はそんな軽いものなのか? 見直しが必要と思う。 話が少し反れたが、どうも今回は胡散臭い釈然としない事象なのは確かだ。
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