ラブロフ外相の「第2次世界大戦の結果を認める」の「大戦の結果」とはなんでしょうか。 日本帝国は、ポツダム・カイロ宣言を無条件で受け入れて無条件降伏をした。そして独立して国連に加盟した。国連には憲章があって敗戦国、特に日本は軍事制裁を受ける場合もある。2019年5月の現在も国連憲章敵国条項(17条ぐらいある)によって戦勝国は日本に対して「軍事制裁」を加えることができる。じゃ、軍事制裁をしてよい基準は何か。それは日本がポツダム・カイロ宣言に違反したときである。「SukiyakiSongの日記」でポツダム・カイロ宣言の内容がコンパクト(要領よく)まとめられている。敗戦国日本が軍事制裁を受けても日米安保の米国は文句は言えても手は出せない。敵国条項により、国連安保理の承認なくして軍事制裁できるからだ。米国は拒否権を発動できないのら! ポツダム宣言によれば、日本の主権は北海道、九州、四国、九州の4島に限られ、小島は連合国の取り決めによる。南クリル諸島=北方四島は米軍が船舶を用意してソ連軍が四島に上陸するのを手助けをしたのだが、小島は北方四島を指さない。含まない。すなわち北方四島に日本の主権は及ばないのである。連合国同士で北方四島の取り合いがあるかもしれないが、少なくとも日本に主権はない。つまり、ラブロフ外相の「大戦の結果を認める」とは、北方四島に敗戦国「日本に主権がない」という意味である。日本に主権がないことを認めよ! したがって日ロ平和条約を結ぶ条件は国連が認める原則(ポツダム・カイロ宣言)やロシア側が出す条件を日本政府が飲むことである。下痢を起こしては平和条約を結ぶことはできない。ゆえにプーチン大統領に25回会ってもゲリゾーには平和条約を結ぶことはできない。(ワタチは安倍首相の個人的な病気をあべゲリゾーと呼ぶことに反対である。なぜなら病気は晋三氏の責任ではない。DNAつまり遺伝子の問題であるからである。親が悪いと言えばそこに原因があるので晋三氏個人にはないからである。しかし今回は使わしていただいた。許してたもれ)。 日米安保がある限り、米軍は日本の主権の及ぶ日本の領土に基地を造ることができるのである。今日、秋田・山口がイージス・アショアの適地に決まったと岩屋大臣は通知したらしいが、自国に向けられるミサイル基地建設をロシアが認めるわけがない。ゆえに日ロ平和条約は結ばれるはずはない上に、北方四島の「主権」は戻ってこない。 したがってロシア側の発行するビザ証をもって墓参や観光をせざるを得ない。また経済的投資もロシア側の承認を必要とする。承認するかどうかはロシア側との交渉によって決まる。ロシアが是と言えば可能。否と言えば何もできない。 それがラブロフ外相の「先の第2次世界大戦の結果を認める」という発言になったのである。南クリル諸島(北方四島)の住民の考えを忖度しなくてはならない旨の発言を安倍首相はしたが、「主権」はクリル諸島住民の意思にはには関係ない話である。主権はロシア政府にある。ゆえにプーチン大統領は激怒したのである。 以上のことを認め、中学校でポツダム・カイロ宣言をしっかり教えよ。御名御璽。
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