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当事者が異例の反省会見「他の人たちも早く目を覚まして」 高齢者はなぜネトウヨにはまるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252674
2019/04/26 日刊ゲンダイ 11日に開かれた会見(提供写真) ブログ「余命三年時事日記」の呼びかけで大量の懲戒請求を申し立てられた神原元弁護士らが、請求者らに対して損害賠償請求の訴訟を横浜地裁で起こした。その会見に請求者の男性が同席して、記者たちを驚かせた。 男性は関東地方に住む60歳代後半の人で、身元がわからないようマスクとサングラス姿で現れた。話を聞くと、私が以前取材した高齢女性のケースとそっくりだった。 定年で時間ができたことからパソコンに向かうようになる。「退職で取引先も仲間もいなくなった疎外感もあり、ブログにハマった」という。そこには「いままで知らなかった世界」が書いてあった。名前も知らず、会ったこともないブログ主を「大きな力を持っている人」だと思い込み、書いてあることを信じてしまったのだという。 ブログは、弁護士会が朝鮮学校への適正な補助金交付を求める声明を出したことを<犯罪的行為>だと批判し、弁護士名をあげて懲戒請求を呼びかけた。男性はすぐさま参加を決めた。住所を登録すると書類が郵送されてきた。署名押印をして送ると、また次の書類が来て送るということを繰り返した。 「日本のため。正しい運動をしているという正義感や高揚感がありました」 男性の周りにも親しくしている在日外国人がいたが、その人たちはいい外国人で、それとは別にブログが主張するような<悪い外国人>がいるのだと信じ込んでいた。 ところが、男性と同じように懲戒請求した人が弁護士から訴えられ、実際に裁判が始まっていると知り、<何もしなくていい>と書いていたブログ主の言葉に不信感を抱くようになる。ネットなどで情報を集め「ブログに書かれたことは、ただの差別だった」と気づいたという。 「(懲戒請求した)弁護士さんや、ここにいる三宅雪子さんのツイッターを読みました。ほかの人たちも早く目を覚ましてほしい」 突然、私の名前が飛び出してびっくりしたが、情報発信を続けたことは無駄ではなかったようだ。 男性は夫婦2人暮らしで、活動は妻には内緒だった。弁護士会から送られてくる大量の受領書でバレなかったのか。 「郵便配達が来ると、妻より先に行って回収していましたから……」 だが、最近「ネトウヨ的発言」が減ったことを不審に思った妻から指摘されて、告白した。 懲戒請求者が公の場に出るのは、私の知る限り初めてのことだ。会見が実現したのは、長年ヘイト問題に取り組み、懲戒請求の対象にもなった神原元弁護士との信頼関係があったからだ。 男性に対しては「どう責任をとるのか」といった厳しい質問も飛んだ。私は、この人は加害者でもあるが、ブログ主にだまされた被害者でもあると複雑な気持ちになった。 三宅雪子 ルポライター 1965年3月5日、米国ワシントン生まれ。玉川学園女子短期大学、共立女子大学を卒業後、民放テレビ局に21年間勤務。元衆議院議員。 父は三宅和助元シンガポール大使、祖父は石田博英元官房長官。著書に「福祉と私 〜『支えあう社会』を国政の場から〜」
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