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F35A墜落 防衛省、原因究明急ぐ 事故機から「訓練中止」連絡
政治 社会
2019/4/10 14:27
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青森県沖の太平洋上で消息不明となった航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aについて、防衛省は10日、墜落したと断定した。事故直前に機体から「訓練の中止」の通信があったことなどが判明しており、防衛省は原因究明を急いでいる。
防衛省内に設置した航空事故調査委員会で原因究明にあたる。岩屋毅防衛相は10日、省内で記者団に「調査委員会で原因を究明し、再発防止に努めたい」と述べた。調査に米軍の協力を得るよう調整していることも明らかにした。
搭乗していた40代の男性3等空佐の安否は明らかになっていない。総飛行時間が約3200時間のベテランパイロットで、F35Aの飛行時間は約60時間だった。調査委は一緒に訓練していた3機のパイロットを聴取するなど状況を調べている。
防衛省によると、F35Aの事故は世界で初めて。当面の間、国内に配備済みの同型機12機の飛行を停止する。ただ、いずれも訓練のためで実戦配備されておらず、空の防衛体制に影響はないという。
F35Aは米国などが開発した最新鋭のステルス戦闘機で、2018年1月から青森県の三沢基地で配備が始まった。事故を起こした機体は米国から部品を調達し、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で組み立てられた1号機だという。
政府はF35を次期主力戦闘機に位置付け、将来的に147機配備する方針。18年末に閣議決定した中期防衛力整備計画(中期防)では、F35Aと短い滑走で離陸して垂直着陸ができるF35Bを合計で105機買い増し、将来的に147機体制にする計画だ。トランプ米大統領による米国製装備品の購入拡大要求に応える狙いもあった。仮に機体のトラブルが原因であれば、調達計画に影響が出かねないとの懸念も出ている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43564840Q9A410C1PP8000/?n_cid=SPTMG053
空自ステルス機F35A、墜落と断定 操縦士安否不明
政治 社会
2019/4/10 9:33 (2019/4/10 11:50更新)
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青森県沖の太平洋上で消息不明になっていた航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aについて、岩屋毅防衛相は10日午前、捜索で周辺海域から尾翼の一部が見つかったとし、墜落したと断定した。防衛省で記者団に明らかにした。「事故の原因はこれから調査する」と述べた。
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搭乗していた40代の男性3等空佐の安否は不明のままで、捜索を続ける。同省によると、同型機の墜落は世界で初めて。
尾翼の一部は9日午後10時すぎに回収。空自は同日中に事故調査委員会を設置した。
F35Aは9日午後7時ごろ、戦闘機同士の訓練のため計4機で所属する空自三沢基地(青森県三沢市)を離陸、約25分後に基地の東約135キロの太平洋上でレーダーから消えた。他の戦闘機に訓練中止を連絡した後に消息を絶ったという。3佐は飛行約3200時間のベテランで、F35Aの飛行時間は約60時間だった。
F35はレーダーに探知されにくいステルス性能のある最新鋭の第5世代機。F35A型のほか、短い滑走で離陸し垂直着陸できるF35B型などがある。訓練では機体から位置情報を発信して飛行するため、レーダーで捕捉できるという。
墜落した戦闘機「F-35A」の同型機
F35Aは老朽化したF4戦闘機などの後継機で米ロッキード・マーチン社製。2018年1月に三沢基地に初配備され、19年3月に飛行隊が新設された。墜落機は最終組み立てを三菱重工業が担った国内生産の初号機で取得額は約140億円。
政府は将来的にF35B型も導入する方針だ。B型をめぐっては18年9月に米国南部で訓練中の米軍機が墜落する事故が発生した。
最新鋭ステルス戦闘機F35Aが墜落した海域付近を捜索する海上保安庁の船舶(奥)と米軍機(10日午前、青森県沖)=共同
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43556430Q9A410C1000000/
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